四万温泉・セキゼンカン主人 | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

ネタがない。

なんでツナギの温泉ネタ特別編にして未公開画像。

以前に群馬四万温泉「積善館」の記事の時に外観画像は

アップしたが、メインの風呂写真をアップしてなかったので

それを小説風に紹介しますか。

温泉マニアの人には見せるまでもない有名な写真なんで

それ以外の人に向けてね。


では、どうぞ・・。




ー セキゼンカン主人 -


そう、あの時、おれは疲れ果てて温泉地に来たくなり

ここ四万温泉に来たのだ・・・。


長閑な午後、四万温泉郷に到着・・。

「この街はおだやかだな・・、おや懐かしいな、大村こんの看板があるぞ」


事前に調べた本や現地の情報にて「千と千尋の神隠し」の

油屋のモデルになった旅館があると聞いた。


街の店の人に聞いてみる。


「もしもし、この辺に宮崎駿も泊まったという積善館という温泉宿があると

ききましたが?」


店員

「ああ、それならここから歩いて10分位だよ。日帰りは夕方までだよ」


「それではボクは夕方までに積善館に行くとしよう・・・」


とぼとぼ歩いて到着。

改めて詳細を書くと 

積善館 ・ 群馬県吾妻群中之条町大字四万4236

日帰り入浴 1000円


フロントのオジサンが温かく対応してくれる。

「いいお湯ですよ。ゆっくりしてってください!」


期待に胸を弾ませ、雑誌でよく見る「元禄の湯」のドアを開けて入る。


昭和80年代クロニクル-積善館

おお!あの写真そのものだ!

扉を開けたら脱衣所と浴場が一体になってる空間。

昭和5年に建築されたこの趣。

大正ロマネスクな高い天井とアーチ型の窓。

千と千尋に出てきた八百万の神が入るような湯ぶね。

映画「天国の駅」の撮影で吉永小百合も入った風呂だ。


うん、この趣は他にはあまりない・・・一生に一度は入っておくべき風呂だ。

来てよかった・・。また来よう・・・。





以上、今回は趣向を変えてちょっとやってみました。

解ってる人は最初の段階で分かったと思うけど構成は巨匠つげ義春の名作

ゲンセンカン主人」をリスペクトしたクオリティの低いパクリっす・・。

ゲンセンカンのモデルはたしか湯宿温泉の宿だったかな、同じ群馬の。

こちらは幻想的にしてどことなくコワい温泉宿での話。

ゲンセンカン主人―つげ義春作品集 (アクション・コミックス)/つげ 義春
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ちなみに今回なんとなくこのタイトルをやりたかっただけ。


セキゼンカン(積善館)の主人というかオーナーとは当然、

挨拶したこともお会いしたことも

無い。 

 

積善館様スイマセン!!