私のアレルギーヒストリー | 伊藤協子のCorcor Kitchen

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株式会社コルコル代表・食育コンサルタントの伊藤協子のブログです。2009年~食育子育て・レシピ・育児・仕事のことなどについて書いています。

私が高校生から27歳までアトピー持ちだったという話を前の記事に書きましたが、アトピーになった原因は私は食生活の変化だったと思います。


アレルギーは食生活や環境の変化、遺伝などによって発症すると言われますが、私の場合は、高校に入ってしばらくしてから発症したケースで、いま思えば、高校に入るまでは、学校・部活・家の生活で、家でごはんを普通に食べていたのですが、ちょうど高校に入って、放課後に友人とファーストフードショップなどにしょっちゅう寄るようになり、食生活が乱れたことが要因として濃いのではと思っています。


それから、大学時代はアメリカの大学に留学して、それこそアメリカのハイカロリー、ハイカーボな寮の学食やファーストフード、炭酸飲料などをとり、社会人になってからも、家でバランスの取れた食事をする時間などほとんどなくなっていました。


そんな私の最初の分岐点は、27歳の時、アメリカで生活していたころ、住んでいたエリアにオーガニックスーパー「Whole Foods Market」を見つけたこと。


そこで、オーガニック食材やヘルシーな食べ物・商品と出会い関心を持ち、足繁く通い、いろいろな食材・商品を試したり、アメリカのベジタリアンやビーガンたちの本を読んだり、話を聞いたりして食が体を変えることを知ったのです。


また、当時(1990年代後半)は、アメリカでサプリメントがブームとなり、自分に合うハーブ系を中心としたサプリメントを試したり(サプリメントのショップをオープンして日本に輸入しようかと考えていたほどでした)ハーブティー、アロマテラピー、ホメオパシーなども試して、インド人のヨガ教室に通ったり、断食合宿に参加したり、腸内洗浄クリニックに行って、腸内洗浄にはまったり、アンドリューワイル先生の本を読み漁ったり、健康オタクになっていた時期でもありました。


とにかく、そのころから、食を変えることにより、少しずつ体が変化し、アトピー症状が軽減されていくのを実感し、その後日本に帰ってきてからも引き続き体に入れるものに注意して、30過ぎにはアトピーを治したという背景です。


しかし、アトピーが治ってきても、まだじんましんが出やすかったり、気管支が弱かったり、お腹を壊しやすかったり、私の長年の乱れた食生活からくる虚弱体質は尾を引き、風邪を引きやすい体質もしばらく続いていました。


体にいいと言われるものを部分的、局所的に試したりするだけではダメ。


バランスの取れた食事をしっかり取り、規則正しく、ストレスをなるべくカットして生活する。


それができるようになって、やっと強い体を手に入れ、今は風邪もめったに引かなくなりました。


こんな風に、初めから健康な体で、いつも元気でエネルギーいっぱいな人間だったわけではなく、アレルギー持ちの虚弱体質の期間を長く経験して、試行錯誤してやっと強い体になったのです。


ですから、アレルギーを持つ人のこと、体調を崩しやすい人の気持ちが、症状の違いはありますが、分かる部分がおおいにあります。



次から、そんな私の改善法をご紹介していきます。