カスカパロ市場周辺を買い物しながら歩いているときに
肩から顔にかけて粉状のものを
「バサッ」とかけられたのを感じた。
市場外の人ごみで何かをかけられたの初めてではない。
昨年は塩のようなものをかけられたことがあるし、
そのまえは唾をかけられたことが何度かある。
つばきって・・誰の・・
泥棒さんです。
塩って誰が投げるの・・
泥棒さんです。
かつてニューヨークで流行ったというケチャップかけ強盗の話を
聞いた事があると思う。
ケチャップをわざとかけて、
「汚いね。きれいにしてあげる・・」
近づいてきて、物を盗ると言うやつだ。
最近ではブエノスアイレスでよくあるらしいが・・。
私もクスコの市場周辺でかけられた経験はあり、
体に飛散物が触れた時点で
「泥棒が近づいている！」
と反応できるようになっているので、
物を取られたことはない。
それが今回はおがくずだったわけ。
肩についたおがくずと
すぐ後ろにいた人相の悪いオヤジの顔を確認して
「CHORO チョロー（泥棒）！」
とかなり響くはずの私の大声で叫んだが、
周辺の買い物客や売り子はみんな無視・・。
ペルーで街中で犯罪被害にあったものは
外国人・ペルー人を含めてみんな言う。
「誰も助けてくれない」
人のことなんてかまっていられないし、
警察に通報するのを助けて、あとで仕返しにあうのが怖いから・・。
シャンプーかけ強盗というのもあるらしい。
あったことはないが、多少きれいになるかな・・。
クスコの市場周辺で以前よくあったツバかけ強盗。
物を取られたことはないが、
かけられると不愉快な気分になる。
何度か、狙われているのを感じて、
通りの反対側に逃げてかわそうとしているのに、
ツバが飛んできたことがある。
悔しい。
ツバかけ強盗の面もわかっているので、
「テメエだろう！」
とつっかかったこともある。
食べ終わったスイカの皮を
そいつの胸ぐらのシャツのなかに突っ込んだこともある。
塩をはじめてかけられたときには
一瞬、「はて？なんだろう」
不思議な感じがしたが、
すぐに「市場周辺」と「かけられた」
という情報が
泥棒に指一本触れさせない身構えをとらせた。
しかしツバをかけられた日は最悪だ。
匂いが最悪だし、
キレイに洗って匂いがなくなったはずでも
ツバの匂いが残っているような気がして
最低一日はトラウマに悩まされる。
今日はオガクズですんだが、
それなりに不愉快な気分は半日経っても続いている。
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