聖木曜日、聖母行進準備と、放尿しろの張り紙と,賑わう市場周辺と・・ | PERU day by day改めKansai day by day

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17年住んだペルーから帰国してスペイン語の全国通訳案内士デビューしました。インスタグラムシェアしながら、日常生活や日本の面白いところを紹介していきます。
趣味はランニングとペルーの国民舞踊、マリネラ・ノルテーニャ。

聖木曜の夜は教会めぐりをしたけれど、
午前はランニングと買い物に明け暮れた。
アップダウンを繰り返すコースで、
最後の丘、サンタアナ教会で休憩。
教会内を撮影するのははばかれたので、
教会外を撮影。


ちょうど翌日の行進用の聖棺と聖母像の輿の準備をしているところであった。
ここから、一回りして市場へ買い物へ・・
と再び走り始めたところで目にしてしまった
幼稚園の壁にあった張り紙・・。

小便する

"NO ORINAR"

NO
が消されて、
"ORINAR"
=小便しろ
になっていた。





最初は笑ってみていたけど、
あとで思い出して、教会脇で、それも幼稚園の壁に
「小便しろ」
とは冗談にもならない。

ざんげして、救いを求めるだけに神様に祈る
信心の浅い人間が教会に向かって放尿するのはクスコでは珍しいことではない。
祭でビールが振舞われたときはなおさらだ。

お手洗いまで我慢できない、いや我慢しようとしない人間がたくさんいる。
うちの近所のレコレタ教会脇でもこないだ、
しゃがんだ女性一人を別の女性二人が背中を向けながらたって
囲んでいるように見えたのだが、よくよく見ると
しゃがんだ女性は排泄を行っていたのだ。

教会脇で・・。

まあ、珍しくもないけどね・・。

でもね、幼稚園の壁に
「放尿しろ」
は教育的影響を考えるとまったくよくない。

立ち小便する大人を見ながら育っていくのかと思うとぞっとした。

さて、そっから走って中央市場の奥のカスカパロ市場へ。

聖金曜日には前菜、スープ、メインディッシュ、デザートなど含め
12皿の料理を食べる習慣のあるクスコ。
肉食ははばかられ、魚、卵、ミルクを中心とした料理になる。

その買出し客のために車道をすべて占拠して露店が・・。




最近は市場周辺の露店を市当局が撤去しようと監視の目が厳しくなったのだが、
聖木・金曜日はお咎めなしのようだ・・。
このあといったスーパーもいつもより買い物客が多かった。

ちなみに聖週間の前からタマゴの値段が上がり始める。
イースターエッグの習慣はないのだが、
寒くなり始めて鶏がタマゴをあまり産まなくなるのと、
聖木金曜日の料理のための需要が増えるらしい。

カスカパロ市場でいつも買う絞りたて牛乳売り場で
1リットル牛乳を買おうとすると
普段2ソーレスなのが、
「今日、明日だけ2.5ソーレス」
えー!50センティモ高いの?
「12皿の料理に使われるからね」
しようがないので、しぶしぶ買ったけど
魚を買うために寄ったワンチャク市場の牛乳売りに聞いたら
1リットル、2ソーレスだった。

しまった・・。
贔屓にしているオバさんをあまり信用しすぎるのもよくないな・・って
聖木曜日に思ったのだった。


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