ペルー統一地方選挙投票日にランニング中に思ったこと | PERU day by day改めKansai day by day

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17年住んだペルーから帰国してスペイン語の全国通訳案内士デビューしました。インスタグラムシェアしながら、日常生活や日本の面白いところを紹介していきます。
趣味はランニングとペルーの国民舞踊、マリネラ・ノルテーニャ。

選挙運動期間に入ってからペルーでは犯罪が減少した・・・
という。
犯罪者が選挙運動をしているから・・
なんて。

日本でいうならヤクザが政治家にからんでくるようなもの。

選挙当の朝不機嫌な気持ちで目覚めた。
拘置所で裁判を待つ現職知事や逮捕を逃れるるために逃亡中の
現職知事、市長がペルーには複数いる。
対立候補になりそうな者を狙撃者を使って殺害した容疑の
アンカシュ県知事。
汚職で拘置所にいるカハマルカ県知事は立候補し、
選挙前の世論調査では50%の支持を得ていた。

信じられない!

候補者や特定の候補者を支持する選挙運動員が襲撃される事件もザラ・・

ペルーは貧しく見えるが鉱業資源が豊かで
その収入を中央政府が地方自治体に配分する制度があり、
下手をするとお金が余っている状態なのだ。

ただその鉱業収益交付金の利用の仕方がわからない。
水道が整わない街に立派なサッカースタジアムを建設したり、
プールを作ったり、
中央広場を何度も整備しなおしたり、
ほんとうに県民・市民・村民が豊かになる使い方ができていない。

そして、そうした潤沢な交付金を自らの懐にいれようとする
地方政治家があとを絶たない。

県民や市民に貢献するためではなく、
県・市・村の収入を自分の懐にいれるために
立候補するものが後を絶たず、
近年地方選挙に立候補するものは増加している。

麻薬取引の前科がある候補者もいる。

ペルーでは投票は義務で、投票しなかったら罰金を科せられる。

投票日当日の日曜日、営業している店舗は少なかった。
みんな投票に行っているのだ。

その日もタンボマチャイ遺跡にランニンングに行ったけど、
サクサイワマン遺跡周辺は人がわずかだった。

途中でスポーツドリンクを給水とエネルギー補給のために買おうとしたら
店は休み・・・。

タンボマチャイ遺跡の折り返しで
会社の運転手にミネラルウォーターをもらわなかれば、
死んでいたところだ・・

帰宅してシャワーを浴びて昼食をとって
選挙速報を見る。

カハマルカは拘置所にいるはずのグレゴリオ・サントスが
50%もの票を獲得していた。

カハマルカは金鉱で急速に成長をにもかかわらず、
新たな金鉱開発をサントス知事は
環境問題を理由に金鉱開発に反対するストライキを首謀し、
カハマルカ経済に大打撃を与え、
高度経済成長を続けるペルーの中でもっとも低成長の県に成り下がらせてしまった。

なのに・・投票するのかこの男に・・・

ペルーの地方政治に携わるものは政治家ではなく。
首領なのだ・・

そういう声も聞こえてきた。

投票所が襲撃され、
開票を待つ投票用紙が盗まれ、燃やされたというニュースも流れる。

なんて国だ・・


リマ市長に当選したカスタニェダを皮肉ったスローガン
「盗むけど、事業はしっかり行うよ」
くらいは受け入れないといけないのかね。。
暗い気分になった。




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