森博嗣さんの『冷たい密室と博士たち』を読みました。

 

 


N大学建築学科助教授の犀川創平は、2年生の西之園萌絵とともに、友人で土木工学科の助教授・喜多北斗の研究室で行われる実験を見学しに行った。
しかし、実験後の飲み会の最中、大学院生の丹羽健二郎と服部珠子の死体が発見されるが、2人が死んでいた部屋は密室になっていた。
さらに、屋上からは白骨化した死体が見つかる。


森博嗣さんの作品は、同じS&Mシリーズの『すべてがFになる』、Vシリーズの『黒猫の三角』『そして二人だけになった』に続き4冊目ですが、密室が好きなんだなぁという印象を受けました。
ある意味、理系の人間らしい作品だなぁと。

かく言う私も、超理系人間なので、森博嗣さんの作品は楽しく読ませていただいています。
この作品でも、UNIXに関する件があったりして、思わずニヤニヤと…

事件の方は、密室だけあってハウダニットに重きが置かれた内容となっています。
ホワイダニットについては、後付けのような部分もあるので、ホワイダニットから犯人を推理するのは難しいかと思います。

ちなみに、私は、細かい部分まではわかりませんでしたが、一番肝心なトリックは想像通りでした。
”推理”ではなく”想像”ですけどね。

 

 

 

 

過去の「森博嗣」記事

 

 

 



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