腸カメラを2回ほど入れた事がある..。
重病人ではないのだが、ここ数年
バリウム検査でひっかかっている。
初回の時も健診のバリウム検査後に
再検査通知が届き、入れている..。
それまで無病息災で健康には
自信があっただけに「再検査」の
文字は、かなりのインパクトがあった。
まず、頭をよぎるのは
「胃ガン」なのでは..?・・だ。
病気慣れしてない人ほど気弱わになるもので、
大袈裟な話、「死の淵」に落ちてゆくぅぅ~(( ;°Д°))
・・みたいな恐怖があった..。
・・が、周囲に聞いてみると
バリウムで陰が映り、再検査通知を送られる人は、
結構多いと言う..。
その結果「異常なし」がほとんどだとも言われた..。
その言葉を心の支えにし、内視鏡初体験にのぞんだ..。
・・・待合室では、隣のおばさんが僕以上に不安らしく、
「ワタシやっぱりダメ」「こうゆうのダメ」と
再三言いながら、看護師さんになだめられている..。
僕にとってみると「こっちも不安になるので、
頼むから口に出さないでもらいたい」と思ってしまう..。
いよいよ、僕の順番になった..。
「はい、楽にしてくださいネ~」とか言われ、
ベッドに横たわる..。
まさに「まな板の鯉」状態だ..。
思わず内視鏡を見る...。
「結構、激太ではないか..( ̄□ ̄;)!!」
こんなもんが、
胃に滞りなく入って行くものなのだろうか?
・・と、焦りが込み上げたが、後には引けず、
されるがままにするほか無い..。
喉に麻酔はしているものの、
やはり、異物が食道に入ってくるのは辛い..。
しかし、どんどん入って来る..。
もうそろそろ引き返すのではと思うのだが、
案外ズンズンと突っ込んでくる..。
こんなにぃ~??・・これは胃を通り越して
腸まで行っているのではないの?と思うほど
挿し込んでくる...(汗)
・・「はい、抜きますよ~」と言われた時は、
心底ホっとするものだ..。
抜く時は、入れる時より楽だった..。
そして、数日後、検査結果の通知が来る..。
恐る恐る内容を見ると「異常なし」。
安堵感と歓喜が込み上げる..。
・・・と同時に、あのバリウム検査で
ゲップの我慢とグルグル回された事、
再検査迄の不安感、内視鏡の苦しさは
なんだったのか...とも思った。
後に知ったのだが、
病院により、内視鏡の太さは違い、
最新では極細もあるし、
鼻から入れるもの、
首から上を仮眠状態のようにし、
気づけば終わっているものもある。

【上記引用画像】
1ヶ月前に入れた時は「中太」位だった。
・・・なんか、ラーメン解説のようだが( ̄* ̄ )
但し、その時の先生は腕が良く、看護師さんの
段取りが終わると無言で
ササっと突っ込んできた..。
僕はその先生の手サバキを
只々、見ていたのだが「The職人」の様な
手際の良さに感心していた。
ゲーム機のコントローラーを
扱う様に手馴れている..。
・・そして抜き去った時、
「はい、終わりました」と耳にするのは
若い女性の声だった。
初めて顔を見ると、マスクはしているが、
目のきれいな、今風のオネエチャンだ( °д°)
「う~む...。やりおるな、美形職人」と
心の中でつぶやいた..。
過去に一番しんどかった内視鏡検査は、
近所の開業医さんでの事。
その先生は「はい、入りますよ~」とか
「今、食道を通って胃に来ました~」や、
「思ったほど荒れていませんネ~」
「はい、もう少しですよ~」・・・と、
説明が優しいので心理的には安心できた。
・・・しかし、「はい、抜きますよ~」
と言うや否や「あれ?抜けませんネ~」
・・と言う。
・・「抜けませんネ~」って(汗)
どうゆう事?と思ったら..、
「ごめんなさい、胃の中で管が1回転してしまいました」
・・・と言った。
要するにこういった風になったようだ..( ̄□ ̄;)

これは、入れられている立場からすると、只事ではない。
その後、無事に抜けたのだが、
「先生..説明も『抜けませんネ』と『1回転』は、
こっちも知らないのだから
そこまで口に出さんでも.. ( ̄ー ̄;」
・・・と言いたかった。

