憧れてもまだ行けてないレストランがいくつかありますが、是非とも行っておきたいお店が東京の三田にあります。
オーナーシェフの斉須正雄さんが腕を奮う コートドール。
東京時代には沢山のお店を食べ歩きしたものですが、予約がとれず行けずじまいでした。
斉須さんはフランス修行時代、現在パリで三ツ星のレストラン、ランブロワジーでオーナーのベルナールと共にオープンから22ヵ月で二つ星を取ったという何だか超弩級の人です。
これは天才ロブションより早いとしれば、どれだけの方か想像できるはずです。
しかし斉須さんの書かれた本を読む限りとっても謙虚な方なようです。
最近再び昔の料理本を開くようになり若い頃の猪突猛進の青臭い時代をほろ苦く思い出します。
あの頃は生意気にも、料理は技術技術と思い込んでました。
僕にとってどれだけ手を加えているかが素晴らしい料理で・・・だからフレンチを志しました。
あれから15年。
何とか自分のお店をもちオーナーシェフとしてお客様に直接お料理を提供させて頂くようになり、 色んな感動や挫折を味わい、少しは人の気持ちがわかるようになったと思っています。
ここに斉須さんのコトバがあります。
僕の料理ははじめに技術ありきではありません。
まずイメージあるいは発想があって、そこに道具や操作がついてくる。
技術を尽くした料理は出来ないのです。
だからこそできないからやれるできると考えてきました。
…今になればスッ…と理解できます。
技術は技術以上技術でしかありえないのです。
はじめに思想。そして素材があってはじめて料理が技術で産まれてくるんですよね。
だから物を見る心があって初めて技術がいきるんです。
畑仕事をしてさらにいろいろ発見があります。
いつでも同じモノなんてないです。
色んな見極めがあって、発想があって、そして最大限に素材を引き出す為、技術があるんですよね。
手をかけ過ぎない素晴らしさ、潔さに、斉須シェフの哲学を感じます。
60を超え常に最前線を走ってきた本物の料理人の生き様に、これからの自分の道を導いてくれる素晴らしいお手本がこの日本にあるということを心から感謝します。
来年こそは!今度こそコートドールの玄関をくぐりたいものです。。