ごぶんのいち 6
ごぶんのいち 1
ごぶんのいち 2
ごぶんのいち 3
ごぶんのいち 4
ごぶんのいち 5
犬友「今、森の公園にいるんだけど 写メ送るから確認して!」
日曜日の午後に顔なじみの犬友さんから電話が来た
ロッテがいなくなってから二ヶ月と数日経っていた
私は急いで送られてきた画像を確認した
画像は小さかったがロッテだ!見間違うはずがない これはロッテに間違い無いと確信した
そして折り返し犬友さんに電話した
私「で?どの辺にいるの(公園はかなり大きくて広い)周りに誰かいる?」
犬友「子供がロッテのリード引いてるよ 親は少し離れた所、ベンチに座ってる。 今いるところは上の噴水のところ、今来たばっかりのようなので急いで来て 何かあったらまた電話するね」
私「ありがとう すぐに行くので頼みます もし帰りそうになったら車のナンバーだけでも控えてくれたらありがたいんだけど あ 私が到着するまで接触しないでね 貴方に迷惑がかかるといけないから じゃああとで・・・。」
電話を切るとすぐに後輩の携帯にかけた
私「ロッテらしい犬を連れた家族連れを犬友さんが見つけて写メを送って来てくれた、画像は小さくてはっきりはしないけどこれは間違いなくロッテだと思う 今から行くから都合がつけば君も来てくれないか 場所は森の公園の噴水のある所、家族連れが帰ってしまうとまずいので俺はすぐに向かうから」
後輩「俺もすぐに行きます」
後輩に電話しながらロッテの写真を数枚プリントアウトした
正面、横向き、上からと毛並みマーブル模様の特徴がはっきり判るのを選んだ
駐車場に着いたところで後輩から着信
後輩「先輩!俺も着きました、どこにいます?」
私「うっわぁ!早かったな飛ばしてきたな?危ないじゃないか事故るぞ」
後輩のマンションからは私の家より距離があるのだがほとんど同着だった
駐車場で合流して犬友さんの所にむかう
噴水近くの樹の影に犬友さんがいた 私を見つけて手招き
私「どうもすみません・・・。お手数おかけしました」
犬友「もしかしたら公園に来るかもと思ってみんなでいつも注意してたんですよ でも今まで一度も見なかったからここには来ないかな~なんて思ってたら今日ね・・・。目の前を女の子が引いて歩いてきたんで、でもはっきり言って自信がなかったからとっさに携帯でカシャって(笑)盗撮とか言われたらどうしようかとおもったんだけど」
後輩「ありがとうございます 助かります もう見つからないかと半分諦めかけていました」
私「それじゃあちょっと話をしに向こうに行ってきますね」
後輩「すみません先輩!俺に行かせてください」
その声に振り返ると真後ろに後輩がいた 目が少し赤く充血してる
私はその目を見て後輩だけではまずい事になりそうだと判断して一緒に行くと言った
後輩は何か言いたげな目をしていたが「お願いします」と小さく言った
ロッテを連れた子供の方に歩み寄る後輩と私 木の陰から見守る犬友さん
犬友さんには不測の事態が起きたら迷わず警察に電話してほしいとお願いした
後輩「ワンちゃん可愛いねぇ~あなたのワンちゃん?」
女の子「うん!バズーっていうの」
後輩「そっかぁ~可愛いねぇ~おじちゃんもワンちゃんが好きなんだよ♪」
そう言いながら女の子の引いてるロッテに手を差し出したが、少しうろたえて私を見返した
私もその時ロッテの姿に違和感を感じてた
ロッテには間違いないはずなんだが何かが少し違う・・・????????はて?何だ?
そう思ったときに気づいた。なんと毛が短いのだ!!顔の部分を残して残り全部刈り上げられている!刈ってから少し時間が経ってるからか少し伸びてるが・・・。
ロングコートが無残にも短毛になってる
私は咄嗟に「毛並みでばれると思って丸刈りにしやがったな!」と思った
もう怒りがこみ上げてきて膝がガクガク震えてしまった(笑)
その時夫婦が近づいて来て私達を不審者扱いする視線を刺してそして言った
夫婦嫁「うちの子が何か?」と言いながら女の子をその背に回しそしてロッテを抱き上げた
ロッテは何故か黙って抱かれてるorzが、尻尾はブンブン降ってる(笑)
後輩が母親に向かって小さな声で言った
後輩「その犬・・・。うちの犬なんですが」
夫婦嫁「はぁ~?なに言ってるのこの人ぉ~!もしかして変態?それとも犬泥棒?」
後ろから見る後輩の肩がワナワナと震えてるのが見える(きっとお前こそがと思ってるんだろうなと思う私)
後輩「二ヶ月前に連れ去られたうちのロッテなんですよ!」と少し声を荒げて言ったら
ロッテが「ワン!」と鳴いた(笑)&尻尾さらにブンブン振ってる(笑)
女の子「ちが~う!ロッテじゃない!私のバズーなの!」
夫婦嫁「ちょっといい加減にしてください!警察呼びますよ!」
後輩「どうぞ呼んでください!こちらは一向に構いませんよ、逆に困るのはそちらじゃないですかね!」
すると夫婦嫁は「もぉ~なんなのこの人!ちょっと頭おかしいんじゃない!○○ちゃん行くわよ!」
後輩「ちょっと待ちなさい!待てって!」と叫んだ すると夫婦夫が後輩の前に立ちはだかって言った
夫婦夫「いい加減にしてくださいよ 今警察に電話しましたからすぐに来ますよ!」
夫婦嫁「な なんで呼んだのよ!そんな大げさなこと・・・。もうほっといて私帰るわよ」
夫の言葉に動揺したのか子供を引っ張って帰ろうとする夫婦嫁
夫婦夫「待てよ!今警察が来るから こんなやつらにびくつく事ない・・・。」
後輩「これ見てくださいよ!」そう言ってロッテの捜索依頼ポスターを夫に見せる
ポスターの写真と嫁の抱いてるロッテを見比べる夫
後輩「二ヶ月ほど前にスーパーの前につないだちょっとした間に連れ去られたんだよ」
ちょっと訝しげな顔をして夫婦夫「少し似てる気もするけど毛並みとか違うじゃないか、それにバズーは嫁が友達夫婦が転勤で飼えなくなったからと泣きつかれて仕方なく預かったんだ」
夫婦嫁「そうよそうよあんたのロッテなんたらという犬とは違うのよ!」
噴水の前で言い合っていたら周りに人が集まりだした
日曜日の午後に犬の事でもめてるふた組が異様に見えたのだろう
何やら物珍しげに眺めていたその中のひとりが
「どっちの犬か証拠を見せたらいいじゃん!」と言った
私は得たりとばかりに後輩の前にでて夫婦夫に言った
私「証拠はありますよ そちらはありますか?娘さんの前で恥をかくことになるかも知れませんがそれでもいいですか?」
夫婦夫「いや・・・。ちょっと待って」
夫婦嫁に向かって「友達から譲り受けたって間違いないんだよな?」と念を押す夫
その質問には答えず喚き出す夫婦嫁「証拠ってなによ 言ってみなさいよ!」
私「ロッテは右奥歯が無いんですよ、口開けて覗くと判るはずですが」
夫婦嫁「歯なんか抜けることもある!証拠にはならないよ フン!」
私「そうですか・・・。それじゃあもっとわかりやすい証拠を言いましよう これは外見からすぐ判断できます夫さん・・・。ロッテの股間を見てくださいな」
夫婦夫、嫁の抱えたロッテの股間を覗き込む
私「タマが一個しかないでしょ」
夫ロッテのタマを触って確認する
夫婦夫「ほんとだ一個しかない・・・。おい嫁!」
夫婦嫁「そんな奥歯とかタマとかたまたまじゃない!そんなの証拠にはならないわよ!もういい加減にして」
この期に及んでダジャレか?と苦笑しつつ私は夫婦夫の耳元で囁いた
すると夫婦夫が少し青ざめた顔になった
それからすぐに嫁の方に歩み寄り「こっちによこせ!」と言ってロッテを嫁の腕から奪い取った
夫婦夫「すみませんでした お返しします」
嫁は大きく口を開けてポカンとしてたがすぐに「なんで戻すのよ!うちの犬でしょう!勝手に戻さないで!」と周囲の目線など頑無視で喚いていた
夫婦夫「黙れ!いい加減にしろ!この馬鹿が!」
そう言うと嫁と子供を引きずって駐車場の方に戻って行った
私「忘れ物ですよ~」そう言いながらロッテの首輪とリードを外して夫を追いかけ手渡した
それを嫁が夫の手から奪い取り地面に叩きつけた
「○△□?じゃが○ギャ・・・」何か喚きちらしながら夫に毒づいていた
子供は首輪とリードを拾い上げ「バズーバズー」とギャン泣きしていた
子供がちょっと不憫だったけど仕方無かった
後輩にロッテを渡した
後輩「先輩すみませんでした・・・。でもあのまま帰してしまうんですか?泥ですよ?」
私「うーん・・・。ロッテが戻ってきたからいいじゃないか(笑)警察が介入してきても彼らが盗んだって証拠も無いし、きっと当事者同士で話し合えとか言うだろうからさ」
後輩「俺は納得できないんだけど・・・。先輩がそう言うなら仕方無いですが。あと最後夫には何て言ったんですか?聞こえなかったんですけどいやにあっさり引きましたね 決定的な証拠ですか?」
私「ああ あれね(笑)
ロッテにはマイクロチップを入れてるって言ったんだよ・・・リーダーで読み取れば嫌が応でもはっきりしますよ!ってね、それでもまだ自分の犬だと言い張りますか?って」
後輩「・・・。マイクロチップ入れてたんですか・・・。」
私「流石に夫も分が悪いと思ったんじゃ無いかな?もしかしたら嫁に前科みたいなのがあったとかさ(笑)」
そこに犬友さんが駆けつけて来た
犬友「駐車場まで着いて行って見てきたよ 黒のワンボックスカーでナンバーは○○○○だったよ」
後輩「やっぱりあいつが犯人だったんだ!・・・。」
私「まあまあ、一応ロッテも無事・・・てか、毛は短くなってるけど帰ってきたんだからこれで良しとしよう」
私「犬友さん連絡ありがとうございました 本当に助かりました」
後輩「この度は本当にありがとうございました 無事ロッテを取り戻す事ができました」
犬友「いや~ほんと無事で手元に戻って良かった良かった、なんてったて私達にとっては家族を拐われたのと同じ事なんだからね本当によかったね」
私「そのとおりですね なんて言っても家族なんですよね ただの犬っころじゃ無いんだよね」
後輩「・・・。」
私「それじゃあ引き上げますか 犬友さんまたです 」
私「じゃ早く帰って嫁さんにも無事だったと言ってやってくれ 未だに凹んだままなんだろ」
そう後輩に告げた
後輩「はい 一旦家に帰って後でまた来ます 今日はありがとうございました・・・。なんかまだ頭が混乱してて 落ち着いてから出直しますどうもすみませんでした」
私「そんなに何度も頭を下げるなよ!それじゃあまたな」
ロッテは後輩の腕の中で私を見つめ尻尾をちぎれんばかりに振っていた
その姿を見て私は胸がキュンとなって少し泣きそうになってしまった
もうちょっとだけつづくの?(笑
ごぶんのいち 2
ごぶんのいち 3
ごぶんのいち 4
ごぶんのいち 5
犬友「今、森の公園にいるんだけど 写メ送るから確認して!」
日曜日の午後に顔なじみの犬友さんから電話が来た
ロッテがいなくなってから二ヶ月と数日経っていた
私は急いで送られてきた画像を確認した
画像は小さかったがロッテだ!見間違うはずがない これはロッテに間違い無いと確信した
そして折り返し犬友さんに電話した
私「で?どの辺にいるの(公園はかなり大きくて広い)周りに誰かいる?」
犬友「子供がロッテのリード引いてるよ 親は少し離れた所、ベンチに座ってる。 今いるところは上の噴水のところ、今来たばっかりのようなので急いで来て 何かあったらまた電話するね」
私「ありがとう すぐに行くので頼みます もし帰りそうになったら車のナンバーだけでも控えてくれたらありがたいんだけど あ 私が到着するまで接触しないでね 貴方に迷惑がかかるといけないから じゃああとで・・・。」
電話を切るとすぐに後輩の携帯にかけた
私「ロッテらしい犬を連れた家族連れを犬友さんが見つけて写メを送って来てくれた、画像は小さくてはっきりはしないけどこれは間違いなくロッテだと思う 今から行くから都合がつけば君も来てくれないか 場所は森の公園の噴水のある所、家族連れが帰ってしまうとまずいので俺はすぐに向かうから」
後輩「俺もすぐに行きます」
後輩に電話しながらロッテの写真を数枚プリントアウトした
正面、横向き、上からと毛並みマーブル模様の特徴がはっきり判るのを選んだ
駐車場に着いたところで後輩から着信
後輩「先輩!俺も着きました、どこにいます?」
私「うっわぁ!早かったな飛ばしてきたな?危ないじゃないか事故るぞ」
後輩のマンションからは私の家より距離があるのだがほとんど同着だった
駐車場で合流して犬友さんの所にむかう
噴水近くの樹の影に犬友さんがいた 私を見つけて手招き
私「どうもすみません・・・。お手数おかけしました」
犬友「もしかしたら公園に来るかもと思ってみんなでいつも注意してたんですよ でも今まで一度も見なかったからここには来ないかな~なんて思ってたら今日ね・・・。目の前を女の子が引いて歩いてきたんで、でもはっきり言って自信がなかったからとっさに携帯でカシャって(笑)盗撮とか言われたらどうしようかとおもったんだけど」
後輩「ありがとうございます 助かります もう見つからないかと半分諦めかけていました」
私「それじゃあちょっと話をしに向こうに行ってきますね」
後輩「すみません先輩!俺に行かせてください」
その声に振り返ると真後ろに後輩がいた 目が少し赤く充血してる
私はその目を見て後輩だけではまずい事になりそうだと判断して一緒に行くと言った
後輩は何か言いたげな目をしていたが「お願いします」と小さく言った
ロッテを連れた子供の方に歩み寄る後輩と私 木の陰から見守る犬友さん
犬友さんには不測の事態が起きたら迷わず警察に電話してほしいとお願いした
後輩「ワンちゃん可愛いねぇ~あなたのワンちゃん?」
女の子「うん!バズーっていうの」
後輩「そっかぁ~可愛いねぇ~おじちゃんもワンちゃんが好きなんだよ♪」
そう言いながら女の子の引いてるロッテに手を差し出したが、少しうろたえて私を見返した
私もその時ロッテの姿に違和感を感じてた
ロッテには間違いないはずなんだが何かが少し違う・・・????????はて?何だ?
そう思ったときに気づいた。なんと毛が短いのだ!!顔の部分を残して残り全部刈り上げられている!刈ってから少し時間が経ってるからか少し伸びてるが・・・。
ロングコートが無残にも短毛になってる
私は咄嗟に「毛並みでばれると思って丸刈りにしやがったな!」と思った
もう怒りがこみ上げてきて膝がガクガク震えてしまった(笑)
その時夫婦が近づいて来て私達を不審者扱いする視線を刺してそして言った
夫婦嫁「うちの子が何か?」と言いながら女の子をその背に回しそしてロッテを抱き上げた
ロッテは何故か黙って抱かれてるorzが、尻尾はブンブン降ってる(笑)
後輩が母親に向かって小さな声で言った
後輩「その犬・・・。うちの犬なんですが」
夫婦嫁「はぁ~?なに言ってるのこの人ぉ~!もしかして変態?それとも犬泥棒?」
後ろから見る後輩の肩がワナワナと震えてるのが見える(きっとお前こそがと思ってるんだろうなと思う私)
後輩「二ヶ月前に連れ去られたうちのロッテなんですよ!」と少し声を荒げて言ったら
ロッテが「ワン!」と鳴いた(笑)&尻尾さらにブンブン振ってる(笑)
女の子「ちが~う!ロッテじゃない!私のバズーなの!」
夫婦嫁「ちょっといい加減にしてください!警察呼びますよ!」
後輩「どうぞ呼んでください!こちらは一向に構いませんよ、逆に困るのはそちらじゃないですかね!」
すると夫婦嫁は「もぉ~なんなのこの人!ちょっと頭おかしいんじゃない!○○ちゃん行くわよ!」
後輩「ちょっと待ちなさい!待てって!」と叫んだ すると夫婦夫が後輩の前に立ちはだかって言った
夫婦夫「いい加減にしてくださいよ 今警察に電話しましたからすぐに来ますよ!」
夫婦嫁「な なんで呼んだのよ!そんな大げさなこと・・・。もうほっといて私帰るわよ」
夫の言葉に動揺したのか子供を引っ張って帰ろうとする夫婦嫁
夫婦夫「待てよ!今警察が来るから こんなやつらにびくつく事ない・・・。」
後輩「これ見てくださいよ!」そう言ってロッテの捜索依頼ポスターを夫に見せる
ポスターの写真と嫁の抱いてるロッテを見比べる夫
後輩「二ヶ月ほど前にスーパーの前につないだちょっとした間に連れ去られたんだよ」
ちょっと訝しげな顔をして夫婦夫「少し似てる気もするけど毛並みとか違うじゃないか、それにバズーは嫁が友達夫婦が転勤で飼えなくなったからと泣きつかれて仕方なく預かったんだ」
夫婦嫁「そうよそうよあんたのロッテなんたらという犬とは違うのよ!」
噴水の前で言い合っていたら周りに人が集まりだした
日曜日の午後に犬の事でもめてるふた組が異様に見えたのだろう
何やら物珍しげに眺めていたその中のひとりが
「どっちの犬か証拠を見せたらいいじゃん!」と言った
私は得たりとばかりに後輩の前にでて夫婦夫に言った
私「証拠はありますよ そちらはありますか?娘さんの前で恥をかくことになるかも知れませんがそれでもいいですか?」
夫婦夫「いや・・・。ちょっと待って」
夫婦嫁に向かって「友達から譲り受けたって間違いないんだよな?」と念を押す夫
その質問には答えず喚き出す夫婦嫁「証拠ってなによ 言ってみなさいよ!」
私「ロッテは右奥歯が無いんですよ、口開けて覗くと判るはずですが」
夫婦嫁「歯なんか抜けることもある!証拠にはならないよ フン!」
私「そうですか・・・。それじゃあもっとわかりやすい証拠を言いましよう これは外見からすぐ判断できます夫さん・・・。ロッテの股間を見てくださいな」
夫婦夫、嫁の抱えたロッテの股間を覗き込む
私「タマが一個しかないでしょ」
夫ロッテのタマを触って確認する
夫婦夫「ほんとだ一個しかない・・・。おい嫁!」
夫婦嫁「そんな奥歯とかタマとかたまたまじゃない!そんなの証拠にはならないわよ!もういい加減にして」
この期に及んでダジャレか?と苦笑しつつ私は夫婦夫の耳元で囁いた
すると夫婦夫が少し青ざめた顔になった
それからすぐに嫁の方に歩み寄り「こっちによこせ!」と言ってロッテを嫁の腕から奪い取った
夫婦夫「すみませんでした お返しします」
嫁は大きく口を開けてポカンとしてたがすぐに「なんで戻すのよ!うちの犬でしょう!勝手に戻さないで!」と周囲の目線など頑無視で喚いていた
夫婦夫「黙れ!いい加減にしろ!この馬鹿が!」
そう言うと嫁と子供を引きずって駐車場の方に戻って行った
私「忘れ物ですよ~」そう言いながらロッテの首輪とリードを外して夫を追いかけ手渡した
それを嫁が夫の手から奪い取り地面に叩きつけた
「○△□?じゃが○ギャ・・・」何か喚きちらしながら夫に毒づいていた
子供は首輪とリードを拾い上げ「バズーバズー」とギャン泣きしていた
子供がちょっと不憫だったけど仕方無かった
後輩にロッテを渡した
後輩「先輩すみませんでした・・・。でもあのまま帰してしまうんですか?泥ですよ?」
私「うーん・・・。ロッテが戻ってきたからいいじゃないか(笑)警察が介入してきても彼らが盗んだって証拠も無いし、きっと当事者同士で話し合えとか言うだろうからさ」
後輩「俺は納得できないんだけど・・・。先輩がそう言うなら仕方無いですが。あと最後夫には何て言ったんですか?聞こえなかったんですけどいやにあっさり引きましたね 決定的な証拠ですか?」
私「ああ あれね(笑)
ロッテにはマイクロチップを入れてるって言ったんだよ・・・リーダーで読み取れば嫌が応でもはっきりしますよ!ってね、それでもまだ自分の犬だと言い張りますか?って」
後輩「・・・。マイクロチップ入れてたんですか・・・。」
私「流石に夫も分が悪いと思ったんじゃ無いかな?もしかしたら嫁に前科みたいなのがあったとかさ(笑)」
そこに犬友さんが駆けつけて来た
犬友「駐車場まで着いて行って見てきたよ 黒のワンボックスカーでナンバーは○○○○だったよ」
後輩「やっぱりあいつが犯人だったんだ!・・・。」
私「まあまあ、一応ロッテも無事・・・てか、毛は短くなってるけど帰ってきたんだからこれで良しとしよう」
私「犬友さん連絡ありがとうございました 本当に助かりました」
後輩「この度は本当にありがとうございました 無事ロッテを取り戻す事ができました」
犬友「いや~ほんと無事で手元に戻って良かった良かった、なんてったて私達にとっては家族を拐われたのと同じ事なんだからね本当によかったね」
私「そのとおりですね なんて言っても家族なんですよね ただの犬っころじゃ無いんだよね」
後輩「・・・。」
私「それじゃあ引き上げますか 犬友さんまたです 」
私「じゃ早く帰って嫁さんにも無事だったと言ってやってくれ 未だに凹んだままなんだろ」
そう後輩に告げた
後輩「はい 一旦家に帰って後でまた来ます 今日はありがとうございました・・・。なんかまだ頭が混乱してて 落ち着いてから出直しますどうもすみませんでした」
私「そんなに何度も頭を下げるなよ!それじゃあまたな」
ロッテは後輩の腕の中で私を見つめ尻尾をちぎれんばかりに振っていた
その姿を見て私は胸がキュンとなって少し泣きそうになってしまった
もうちょっとだけつづくの?(笑
