ごぶんのいち 7
ごぶんのいち 1
ごぶんのいち 2
ごぶんのいち 3
ごぶんのいち 4
ごぶんのいち 5
ごぶんのいち 6
ピンポン♪
チャイムが鳴った きっと後輩だろうとドアを開けた
後輩「今日は本当にありがとうございました」
私「もう何度も言わなくていいよ 上がっていくだろ?」
後輩嫁「この度は私のせいでご迷惑とご心配をお掛けして申し訳ありませんでした」
私「いいからいいからとにかく無事だったからさ さ上がってよ」
居間に二人を通した
二人はロッテも連れて来ていた
私「珈琲で良いかい?車だからアルコールはダメだろうしね(笑)」
後輩・後輩嫁「ありがとうございます・・・。」
ロッテは洋服を着ている
後輩「だけど・・・何なんでしょうね?あの女・・・。きっと母親だと思うんだけど・・・子供にも旦那にも嘘を言ってたんでしょうかね?」
後輩嫁「彼から電話で見つかったかも知れない、今から行って来るって聞いたときには私、心臓がバクバクしてもう破裂するんじゃないかって・・・。でももし違ったらと思うと・・・。」
私「公園から帰られて見失ったら万事休すと思って、私も焦ってしまったよ(笑)ワン友さんに広く周知してたのが良かったかな」
後輩「帰りに病院に連れてって診てもらいました 短毛にされた以外は何も異常はありませんでした」
それから暫く話たあと
後輩「先輩、すみませんでしたOrz」
私「おいおい、何度も謝るなって言ったろ!怒るぜほんと!」
後輩「いえ、今日の事も含めてなんですけど・・・ロッテを先輩から引き剥がしたのは間違いだったんじゃないかと・・・。俺の勝手な解釈で先輩の気持ちもロッテの気持ちも全然考えていなくて・・・。」
黙って聞いてる私と後輩嫁とロッテ、そして離で聞き耳を立ててるレモン(笑)
後輩「犬友さんのあの言葉は衝撃でした『私達にとっては家族を拐われたのと同じ事なんだから』って・・・。自分勝手な理屈で俺も先輩もハッピー♪って思い込んでロッテを譲り受けたつもりの俺の行動は、あの女と何も変わらないんじゃないか?・・・。先輩はロッテの奥歯の事もタマの事もそれに何よりマイクロチップまで迷子になった時を考えてやってたのに・・・。」
私「いやそれは8年も一緒にいたわけだし(笑)自慢じゃ無いがロッテは呼び戻しがあまり得意じゃないというか万が一知らない所で手元から離れたら確実に迷子になると思ったからで(笑)でも盗られるってのは想定外だったな(笑)」
後輩嫁「すみませんm(__)m・・・。私が馬鹿なばっかりに・・・。涙」
私「ああ イヤミを言ったんじゃなくて・・・。ごめんごめん・・・。」
私「しかしあれだ・・・。俺も今回の事は本当にいろいろと考えさせられたよ 君に愚痴ったように常日頃から俺は自分の愛情が五分の一しか伝えられてないんじゃないか?って思い悩んでたそれで申し出に一分の二の方がロッテもきっと幸せになれるって考えたんだ」
私は彼らが来た時からなんとなくだけど予感してた
後輩「帰ってから嫁と相談したんですが ロッテを先輩にお返ししようと思います」
目に涙をいっぱいに溜めたまま後輩が言った 傍らで後輩嫁がロッテをギューっと抱きしめる
私「いいのか?それで?」
後輩・嫁「はい・・・。先輩の大事な家族をお返しします すみませんでした」
私「そ・そうか・・・。」
私はロッテを見た
ロッテは後輩と嫁と私を代わるがわる見てた
そして後輩嫁の方に身体をひねり涙を舐めようとした
私は咄嗟にロッテを叱った
私「ダメ!」
その声に反応してロッテは少しうなだれた
後輩嫁「いいんです 汚くなんて無いです 涙を拭いてくれようとしたんだよねロッテ・・・。」
そう言いながら頭を撫でている そして
後輩嫁「パパのところに」と言って、そっとロッテを押した
ロッテはチラっと彼と彼女を振り返り一瞬躊躇したようにも見えたが
次の瞬間
勢いよく私の懐に飛び込んで来た
私はロッテを強く抱きしめると不覚にも堪えきれずに声をだして泣いてしまった
彼も泣いている 彼女も泣いている
大の大人が犬を挟んで声を出して泣くなんて・・・。
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ごぶんのいち 3
ごぶんのいち 4
ごぶんのいち 5
ごぶんのいち 6
ピンポン♪
チャイムが鳴った きっと後輩だろうとドアを開けた
後輩「今日は本当にありがとうございました」
私「もう何度も言わなくていいよ 上がっていくだろ?」
後輩嫁「この度は私のせいでご迷惑とご心配をお掛けして申し訳ありませんでした」
私「いいからいいからとにかく無事だったからさ さ上がってよ」
居間に二人を通した
二人はロッテも連れて来ていた
私「珈琲で良いかい?車だからアルコールはダメだろうしね(笑)」
後輩・後輩嫁「ありがとうございます・・・。」
ロッテは洋服を着ている
後輩「だけど・・・何なんでしょうね?あの女・・・。きっと母親だと思うんだけど・・・子供にも旦那にも嘘を言ってたんでしょうかね?」
後輩嫁「彼から電話で見つかったかも知れない、今から行って来るって聞いたときには私、心臓がバクバクしてもう破裂するんじゃないかって・・・。でももし違ったらと思うと・・・。」
私「公園から帰られて見失ったら万事休すと思って、私も焦ってしまったよ(笑)ワン友さんに広く周知してたのが良かったかな」
後輩「帰りに病院に連れてって診てもらいました 短毛にされた以外は何も異常はありませんでした」
それから暫く話たあと
後輩「先輩、すみませんでしたOrz」
私「おいおい、何度も謝るなって言ったろ!怒るぜほんと!」
後輩「いえ、今日の事も含めてなんですけど・・・ロッテを先輩から引き剥がしたのは間違いだったんじゃないかと・・・。俺の勝手な解釈で先輩の気持ちもロッテの気持ちも全然考えていなくて・・・。」
黙って聞いてる私と後輩嫁とロッテ、そして離で聞き耳を立ててるレモン(笑)
後輩「犬友さんのあの言葉は衝撃でした『私達にとっては家族を拐われたのと同じ事なんだから』って・・・。自分勝手な理屈で俺も先輩もハッピー♪って思い込んでロッテを譲り受けたつもりの俺の行動は、あの女と何も変わらないんじゃないか?・・・。先輩はロッテの奥歯の事もタマの事もそれに何よりマイクロチップまで迷子になった時を考えてやってたのに・・・。」
私「いやそれは8年も一緒にいたわけだし(笑)自慢じゃ無いがロッテは呼び戻しがあまり得意じゃないというか万が一知らない所で手元から離れたら確実に迷子になると思ったからで(笑)でも盗られるってのは想定外だったな(笑)」
後輩嫁「すみませんm(__)m・・・。私が馬鹿なばっかりに・・・。涙」
私「ああ イヤミを言ったんじゃなくて・・・。ごめんごめん・・・。」
私「しかしあれだ・・・。俺も今回の事は本当にいろいろと考えさせられたよ 君に愚痴ったように常日頃から俺は自分の愛情が五分の一しか伝えられてないんじゃないか?って思い悩んでたそれで申し出に一分の二の方がロッテもきっと幸せになれるって考えたんだ」
私は彼らが来た時からなんとなくだけど予感してた
後輩「帰ってから嫁と相談したんですが ロッテを先輩にお返ししようと思います」
目に涙をいっぱいに溜めたまま後輩が言った 傍らで後輩嫁がロッテをギューっと抱きしめる
私「いいのか?それで?」
後輩・嫁「はい・・・。先輩の大事な家族をお返しします すみませんでした」
私「そ・そうか・・・。」
私はロッテを見た
ロッテは後輩と嫁と私を代わるがわる見てた
そして後輩嫁の方に身体をひねり涙を舐めようとした
私は咄嗟にロッテを叱った
私「ダメ!」
その声に反応してロッテは少しうなだれた
後輩嫁「いいんです 汚くなんて無いです 涙を拭いてくれようとしたんだよねロッテ・・・。」
そう言いながら頭を撫でている そして
後輩嫁「パパのところに」と言って、そっとロッテを押した
ロッテはチラっと彼と彼女を振り返り一瞬躊躇したようにも見えたが
次の瞬間
勢いよく私の懐に飛び込んで来た
私はロッテを強く抱きしめると不覚にも堪えきれずに声をだして泣いてしまった
彼も泣いている 彼女も泣いている
大の大人が犬を挟んで声を出して泣くなんて・・・。
後輩「それじゃ失礼します」
私「これ置いて行くの?」
後輩「全部ロッテの物なので使って下さい」
後輩はロッテ用に揃えてた物すべてを持ってきてた
ダンボール箱で3箱分もあった
後輩嫁「洋服も使って下さいね ロッテだけじゃなくてレモンもガムちゃんも着せてくださいね」
私「ほんとにいいのかい?他に家族に迎えるとか考えてないの?」
後輩「はい当分は・・・。もう少し時間が経って気持ちが・・・。なんていうか・・・。そう落ち着いて考えられるようになったら嫁と話し合って考えたいと思ってます」
私「またいつでも寄ってくれよな きっとロッテも喜ぶと思うから」
後輩・嫁「はい また来ますロッテの好きなおやつをいっぱい持ってきます」
二人はそう言うと車に乗り込み帰っていった
後輩の車を見送りロッテと共に部屋に戻ると
ダンボール箱を漁るレモンが居た(笑)
私「ごらぁ《゚Д゚》ぁぁぁ・・・!」
おわりでおじゃる
