昨夜行われた上記の試合を観て「アルゼンチンはやらかしちゃったな~」と思ってましたが、サウジアラビア代表のアル・ブライヒ選手はもっと「やらかし」ちゃいましたね。

上記の参考記事でネタにされていたアル・ブライヒ選手の挑発行為についてネット上でも論議を呼んでいましたが、

私見としては、さすがにあそこまでやるのは

【「やり過ぎ」だし、俗っぽい表現をすれば自ら盛大に「フラグを立てて」しまった】

と言えるのではないかと考えます。

なぜなら、そんなことをしたところで勝点が増えるわけでもないですし、グループリーグの突破が決まるわけでもないからです。また、かえってアルゼンチン代表の選手の方々その他のアルゼンチン国民や相応の数のサッカーファンを敵に回すばかりだけでなく、アルゼンチン代表の反発力・団結力を高める可能性も大いにあるからです。

かなり前に、プロ野球の日本シリーズで、近鉄バッファローズの某K投手がヒーローインタビュー等で挑発的ビッグマウス発言をしたことが元凶になって、3連勝の後に見事に4連敗を喫した挙げ句、最終戦で登板してホームランを被弾してそのホームランを打った読売ジャイアンツの某K選手から罵声を浴びせられた事件がありましたが、傍からみれば、アル・ブライヒ選手はその事件の「国際サッカーヴァージョン」の種を撒いてしまっているような感もあるんですよね。

特にそういう点では、「アルゼンチン代表にもまだチャンスはあるんじゃね?」と思わざるをえませんでした。

しかも、

メキシコ代表 0―0 ポーランド代表 

この裏カードをも拝見した限りでは、メキシコ代表もポーランド代表も相当に強かで守備も堅く、サウジアラビア代表にとっても簡単に勝てる相手だとは到底思われないので。



今夜、日本代表の初戦が行われますが、良識のある日本代表その他の関係者の方々や日本国民の皆様は、試合の結果がどういう感じになろうとも、くれぐれも上記のアル・ブライヒ選手みたいな真似をするのはやめましょうね(ましてや、フーリガンのように暴れまわる等するのはもってのほかです)。

というのは、以前、このブログにおける

この記事 

に書いたように、(倫理的なことやスポーツマンシップ云々を度外視しても)そういうことをしたところで、何のプラスにもならないからです。かえって勝負運も逃げてしまいかねません(そういう点でも、日本代表のサポーターの方々がゴミ拾いをするのは非常に理にかなっていると思われます。ゴミ拾いその他利他的なことをすると運が良くなりやすい、というのは昔からよく聞く話ですし)。

むしろ、敵(対戦相手)に対しては自然な感じで超形式的・超事務的に対応して、明治維新時の新政府軍のようにさりげなく包囲網に穴(逃げ道)をつくってスマートに退散していただくのが、相手の威勢を削ぐという観点からももっとも効果的ではないかと思われます。

以上の見地からすれば、仮にサウジアラビア代表がグループリーグで敗退した場合には、上記のアル・ ブライヒ選手はほぼ確実にA級戦犯になりうると考えます。