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〈事案の概要〉
某会社のO社長は、退職した社員の慰労会において、別のある事務職の社員の経歴を根掘り葉掘り聞いた挙げ句、その社員に対して、「おまえは頭がいいんだろ?」「おまえは大人しすぎるんだよ、そんなんじゃもったいないだろ!」「俺がこの会社にいる間におまえの人格を変えろ!」などと罵倒していたようです。

〈私見〉
O社長みたいな人間は、一種の典型的な
【学歴バカ】
といえるのではないかと考えます。
「高学歴である者はこういう人物・性格でなければならない」みたいな、妙に差別主義的な固定観念に捕らわれてしまっている上に、パワーハラスメントを行っているのは明らかなので。

業務上何らの支障が生じていないにもかかわらず、学歴等の上辺っ面だけをみて、一社員のパーソナリティーに露骨に干渉するのもいかがなものかと思われますし。

私自身、今までにいろんな高学歴の方を見聞きしてきましたが、比較的威勢が良い体育会系的な人から、いわゆる「コミュ障」とも思えてしまうような大人しい人まで、いろんな人がいます。
組織の中にもいろんな性格の人がいるのも明らかでしょうし、威勢が良いほど我が強くても、時と場合によってはかえって業務上の支障が生じてしまったり、上手く仕事が回らなくなってしまうこともあるかと思われます。
社長になるほどに相応に社会経験がおありになるはずなのに、上記のようなことすら想起できずに安易に自分の感情を優先するようなことをすること自体、いかがなものかと考えます。

(あえて厳しい言い方をしますが、)
だいたい、O社長は、いい年をして、「机の上での勉強ができること」と「頭が良い」ことを一緒くたにしてしまっていることを露呈するような言動をすること自体がダサいし、真っ当な社会人とは言い難いと思います。
〈勉強ができることと頭の良し悪しの具体的な違いは、
この記事を参考にしていただければ幸いです〉
そもそも、前者と後者をゴッチャにしてしまうと、特に一定の空間に行くとみんな「いい人」に見えてしまって、自分とは合わない人・自分に危害が及ぶような底意地の悪そうな危険な人ともお付き合いしてしまうというリスクも発生します。
皆さんは、
⬆️
この記事の「子ども虐待自信発言女」や、
⬆️
この記事の「変態K弁護士」みたいなお方と、親密にお付き合いしたい・仲良くなりたいと思いますか?
両人とも、机の上での勉強はとてつもなくできる人ですよ。
上記のケースはどちらかといえば極端な例ですが、私は他にも、机の上の勉強はそれなりにできるが頭の悪そうな言動をする人間もそれなりに見聞きしていますのでね(その逆のパターンも然りです)。

結局、その社員の頭の良し悪しやもったいない云々以前に、
【O社長自身が、「自分はたかだか主に十代後半の一時点での(それもアチーブメントテストの性質が強い)試験の結果を断片的にみる等して、相手の人間の人格を悪意的にいじくり回してパワーハラスメントをするような、浅はかでダサくて稚拙な社会人・人間なんだよ」と自白するような真似までもしてしまっているにすぎない】
といえるわけです。
そんな体たらくでは、他人を説得できないばかりか、無用な反感・反発を招くだけではないでしょうか。
とても社長になるほどの器の持ち主とはいえないし、頭の良い人間とは到底思われないですね。