男の料理。本日はフライドチキン。
イラストは揚げたてチキンを素手でつかむチキン屋のおやじの図だ。
読者諸君は
再現レシピをいうものをご存知だろうか?
有名店の味をご家庭で再現しようというものだ。
秘伝のレシピを素人さんに再現された日にゃ
開発者からすれば研究の日々を返せと言いたくなるだろうが、
この手の情報は検索すればいろいろ出てくるのだ。
まぁ完全再現されたところで、
材料の入手や、作るのが手間だったり、
あと店舗の雰囲気などは再現のしようがないので、
店に行く人は行く。
むしろよけいファンになったりする場合も十分あり得る。
そういう時代だ。
ノウハウは所有するものから
シェアするものへと変化していっているのだ。
ということでわたくしの
完全再現具合を読者諸君とシェアしたい。
今回は例のチキン屋
の秘伝のレシピを目指す。
11種類のスパイス&ハーブを専用の圧力釜で揚げる。
これができれば再現はたやすい。
ネット情報によると業務スーパーのオールスパイスが
11種とだいたい同じものだと言う。
業務スーパーに行ってみると、売っていない。
店舗によって品ぞろえが違うのだろう。
そこで代替品としてひとつ100円の
ハーブチキンの素と
片栗粉と
唐揚げ粉の
ブレンド具合で
11種のハーブ&スパイスを表現する。
そして今日まで知らなかったのだが、牛乳と卵にくぐらせてから
粉を着けるというのだ。
鳴かぬなら
調べてみよう
ホトトギス
意外な工程に
興奮を隠しきれない。
本物は圧力鍋で牛乳で煮込むそうだが、
そこは無視。
そしてはねる油に気を付けながら、
大量にあるオリーブ&ひまわり油で揚げる
写真ではあまり旨そうに見えない。
実際はどうだ?
わたくしからの回答はこうだ
今を生きる
過去ではなく、未来でもない。
今この瞬間を生きようとする者にとって
11種のスパイスなど戯言に過ぎない。
専用の圧力釜など移り行く季節の前に
は淡き夢のごとし
インターネットが発達した現代社会において
情報はすぐそこにあり、
秘伝のレシピであっても
それはもはやこの手の中に存在するも同じだ。
そしてそれを実際に作ったら
旨いに決まっている。
絶対に旨いに決まっているのだ。
決して不味いはずがない。
何故ならそれは
歴史が証明し続けてきたから
チキン屋のおやじが全身白づくめで
今日も微笑み続けているから
ただしそれは
そのレシピを
忠実に守ること
それが前提となっている話だ
鉄のレシピを守れぬ者に
世界はずいぶんと冷たい
つまり
まずい。
何となくそれっぽい部分は感じるが
トータルでは全くの別物。
これはもはや
「フライドチキン」ではなく
「チキン的なやつ」
いいだろ?



