男の料理。本日はキーマカレー
イラストは機嫌よくカレーを運ぶ男の図だ。
世の中は広い。
男の料理は
チャーハン以外あり得ない
という持論だが、
カレーだけはお父さんが作る
なんてご家庭もあるそうだ。
そういえばここ何年か
カレーを作った記憶がない。
また今度生まれ変わったら
今度こそは
カレーを作ってみたい。
もう一度
与えられたチャンスを我が手に
そしてもっと自由に
もっとおおきな翼で
カレーという広大なフィールドに
自分自身を対峙させ
香辛料のむせ返る香りに
歓喜しながら
もう一度
大きな大地を踏みしめ
ずん胴鍋にありったけの
タマネギと
ニンジンと
じゃがいもと
豚肉の声を聴き
この時のために
精選したカレールーで
思いっきり大胆に
木べらとお玉でかき混ぜてみたい。
そして胸の鼓動を感じながら
炊き立てのご飯に
ぶわっとかけてみたい。
と思ったが、
妻に
緑の野菜使っといてね
と言われていた事を思い出したので
予定変更。
真実のカレーは
来世ではなく
今ここにあらんとす。
ということで
ミンチ肉と野菜、ルーを用意。
野菜は何の野菜か知らないが、
よく見るやつなので
間違いはないだろう。
タマネギをみじん切り。
軽やかに
切っていると長い男(長男)がエラそうに、
「おいおい輪切りかよ。もっとええ切り方あるで」
といっちょ前にアドバイスをカマしてくる。
いやいやそんなん煮込んでとろとろにすんねんから
何でもええんすよ。お坊ちゃん。
続いて緑の野菜を細かく切って投入
ミンチを投入
水は少ししか入れていない。
なぜならタマネギから水分が出るので
それを活用することで
濃厚な味わいを狙うのだ。
弱火でコトコト煮込む。
カレールーのパッケージには
ここでアク
をとるとなっているが
無視。
アクは知らぬ間に消えてしまう。
それほどはかなくも切ない存在なのだ。
つまりほっとけばALL O.K.なのだ。
煮込む間の時間をスキマ時間を活用して
ホーミーの練習をしていると
うるさい!と
長い男(長男)に叱られた。
どうやら彼は
動画を配信中らしく、
ホーミーが聴こえるとマズいそうだ。
フォロワーが何人いるか知らないが、
配信している後ろで家族がヴーーーと唸っている
など違和感しかない。なるほど。
くっくっく
調子にのってもう一回。
ヴーーーーーーー
ヴーーーーーーー
うっさい!
ヴーーーーー
ヴーーーーーー
キッチンタイマーが鳴って試合終了。
ごめんな長い男
もっとクールなホーミーが出せるように精進するわ。
ちなみにホーミー、ホーメイとは
モンゴル、トゥバ共和国の伝統的な喉歌で、
ヴーーーーーという唸り声の上に
金属音的な倍音がピーーーーっと鳴る
独特の歌唱法だ。
習得は難しいが、これができるようになったら
超クール。
「とう」はいつかステージでこれを披露できる日を夢見ているのだ。
※「とうちゃん」が勝手に省略されて「とう」に変化している。
出来た。
野菜が混ざりこんでいるので、野菜嫌いであっても
それを避ける事は出来ない。くっくっく
完成。写真ではカレーがちっちゃく見えるが、普通に一人前以上はあると思う。
カレーショップで見るものとはずいぶん趣が違うが、
ひき肉が入っているからキーマカレー。
妻はイベント打ち合わせのため外食。
お坊ちゃま達は無言で完食した。
わたくしは食べ終わったらホーミーだ。
なお、
家で練習するのは
近所に聞かれたら
めちゃめちゃ恥ずかしい
ので
クルマかバイクの運転をしながらするのが良い。
(信号待ちでは歌も要ストップ)
ホーミーを習得しようとしている読者諸君は
ぜひ参考にされたい。






