アリスインワンダーランドを観てきた。

不覚にも吹き替え版を見てしまった。洋画は字幕で観たい人なんですよ。だいたい吹き替え版多すぎ!!!字幕が何館かあってその中の1つが吹き替え版っていうんだったら話がわかるんだけど、吹き替え版と字幕版を交互にやったりとかするとことかあるでしょ。そういうの、本当にやめてほしい。字幕が読めないんだったら、洋画観なくていいじゃん。とか本気で思ってしまう。


さて、アリスの話ですが、「不思議の国のアリス」ってまさにティムバートンっぽい題材。だから結構、期待値が高かったのですが、それだけに観てしまうと、まあ及第点かなあと。決して悪くはないと思いますよ。もともと「不思議の国のアリス」にしたってすごい起承転結のある物語ではないし、イマジネーションの広がるキャラクターや世界観がポイントの物語だけに、ストーリー性云々って話でもないと思うのですが。


あとは3Dとの相性って話もあると思いますが、それも及第点かなあ。

「アバター」はIMAXで観てないので的外れな論評になってしまうのですが、その時は3Dじゃなくてもいいんじゃない?と思ったのですが、それよりは3Dっぽさがあったと思います。が、全編で3Dが生かされてるってわけでもないですね。そこは今後の3D映画における課題なのかもしれないですが。

3D映画は奥行きを使った動きが一番効果的だと思うのですが、それをもう少し多用できた演出ができるともっとおもしろくなるんでしょうね。ただ、そうするとよりアトラクションチックになってしまうので、そこが映画作品としての芸術性とのせめぎ合いだったりするのかもしれないのですが。


アリスインワンダーランドに関しては物語はオリジナルにしても世界観やキャラクターなどは広く知れ渡ったものを土台にしているので、そういう意味での驚きはなかったです。ただ、それを踏まえたうえで失望とかそういうものもなかったので、それはやはりさすがティムバートンとでも言うべきなのでしょう。3Dで目が疲れはしましたが、物語のつっこみどころはあったとしても、しらけてしまうようなところはなく、楽しく観れましたよ。

ただ物語の奥行きはあまりないので、子供向けではあるかなあ。



今年のベスト10入りは確実でしょう。FLYING LOTUSの最新作は、まさにWARPから出てる最新型という感じがします。WARPは。Aphex Twin や Auteche、Squarepusher 、最近では!!!なんかを紹介したテクノの優良レーベルなのだけど、そのエッセンスが詰まった作品になってます。時にミックスCDのようにドラマを感じさせ、さまざまな要素が違和感なく収まっている。エンドレスで聴けちゃう感じ。レディヘのトムヨークも参加してますが、そんなこと関係なく、名盤だと思います。

最近、音楽の話を書いてなかったので書かないと、と義務感で書きます。

いや全然新譜とか買って聴いてるし、いい作品がなかったわけでもないのですが、なんかあんまり書いてなかったです。

ちゃんと書いていこうかな。


久々の音楽物は個人的に久々のウータンクラン関連。最近、あんまりウータンクラン関連を聴いてませんでした。試聴とかはするんですけど、正直ピンときてなかったのです。

個人的な見解ですが、ウータンクランの頭脳たるRZAは、プロデユーサーとしては珍しく当たり外れがすごくある気がするんですよ。ウータンクランのアルバムもいいものはすごくいいんだけど、よくないもんは本当にどうでもいい作品だったりするので。RZAのソロとかもそうだし。あれは聴き込みが足りないのかな? でも聴き込む気にならないから、だとしたら僕には縁のない音楽だったということで、それはそれで仕方がないことだと思います。そんなわけで、最近はさして興味なかったウータンクラン関連ですが、たまたま試聴したんですよ、このウータンマサカー。コレ、ウータンクランの作品ではなく、メソッドマン、ゴストフェイスキラー、レイクォンの3人によるコラボアルバム。でも、ウータンの、というかRZAの良さが出てます。とか思ってクレジット見たら、全部をRZAがやってるわけじゃないんだね!? めちゃめちゃRZAっぽいのに!!!!!? でも、本当にウータンっぽくて、ウータンが好きなら満足いくこと間違いなしです。

ただ、今の時代ウータンがどのくらいのニーズがあるのかよくわかんないんだけど。なんか30歳以下は知らない感じがする。

アカデミー賞にノミネートされたことでも話題のSF映画。

別に監督が有名とか主演が人気とかそういうのはないです。まあプロデューサーがピータージャクソンというのはあるけれども、それがどれだけウリになるか・・・て感じなのですが、その設定がおもしろい。南アフリカ上空に突如現れた正体不明の宇宙船。その中には難民化したエイリアンがいただけで、どう対応するか決めかねた政府は処遇が決まるまでヨハネスブルグにある第9地区に仮設住宅に住まわせ、人間と隔離をした。その第9地区はスラム化し、ヨハンスブルグの市街と近い第9地区から、人間に害を及ぼさない第10地区へ強制的に移し替えようというところから話は始まるわけ。

エイリアンのことを俗称で「エビ」と呼んだり、人種差別やいろいろな人権に対してのメタファーを含んでいる物語なんだと思ってました。ところが、どっこい!!? 単なるエンターテイメントムービーだった!?

いやあ、コレはひどい(笑)。てか、もちろんいい意味で、ね。

こういうのってメタファーにとらわれ過ぎてて、どうしてもかたっ苦しくなるもんなんですよ。もちろん社会に対した問題提起をする作品っていうのは、それはそれで素晴らしいですよ。でも、やはり映画っていうのは娯楽なんだと思うわけですよ。特に、こういうあからさまなメタファーを含んでいるように感じる作品は、どうしても説教臭くなって、ちゃんとしたことを言わないといけないために、物語まで破綻してしまう。そう言う作品もよくあるので、もったいないなあとも思うこともしばしばあったわけです。

でも、この作品は、そういう説教臭い所にはいかず、エンターテイメントを貫くことですごくいい作品になったと思います。だからある意味、そういう問題提起の作品を見たいと思った人からすればちゃぶ台をひっくり返された気分になるんじゃないかな。最初はドキュメンタリーのように緊張感のある感じで進んでいるから、物語が進むにつれてそういうエンターテイメントな物語に向かっていくところはすごく痛快でした。

いやあ、コレ、本当にひどい映画だけど、こういう作品が観たかった!と心から思います。

オススメです!!!!!

今年度のアカデミー賞作品です。

ということで期待大で見に行きました。

で、感想なのですが、アメリカって国のバックグラウンドがないと実感しにくい物語だったと思いました。

やはり戦争に行く可能性を持っている国の住民のアイデンティティを元に作られているので、そこってやっぱりわかりにくいんですよね。だからちょっと?マークのあるところもありました。

もちろん、作品としてはおもしろいと思います。

淡々とした映像はソダーバーグのようにも思えて、ドキュメンタリータッチで、シリアスさが伝わってきます。

物語が見えにくいのにそのシリアスさで飽きずに見れたり。

ただ、どうしてもその核心部分は、本当には理解できないんだなあという距離感が感じられるのです。

こういう作品は、予算とかSFXとかそういう意味合いではなくて、日本では作れない作品だと思いました。

この作品の評価は、今のアメリカというものをすごく反映している気がしますね。