暮坂峠への疾走 | ベルのブログ

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観た映画や、読んだ小説などの感想を勝手気ままに書いてます。

先日の夕刻。

 

 

「あー、ご飯作るのめんどい」

と、思いながら

 

ボーっと『鬼平犯科帳』観てたら

家電が鳴りましてね。

 

 

 

「はい、もしもし」

と出ると

 

「ムスメさんの担任です」

って

学校のセンセーから電話がっ!!!

 

 

 

 

 

なんでも

ムスメと同級生の男の子とで

小競り合いがあったそーな。

 

 

 

ムスメが

大好きなアイドルのことを

男の子にからかわれたっつって

 

手を出したみたいです。

 

 

 

 

 

すわっ!

さそりのよーに襲いかかったんじゃ?!

サクッと相手のノドやったか?!

 

 

と、ドキドキしたんですが…

 

 

センセー曰く

 

「ちょこーっと

爪があたっちゃったみたいで」

とのこと。

 

 

男の子の手の甲を

引っ掻いたんですって。

 

 

 

 

ノド刺してなくてよかったぁ!

と、安堵する私に

 

センセーが

「相手の子の親御さんが…」

と言葉を濁してきました。

 

 

 

 

男の子の親がセンセーに

ひと言もの申してきたそーな。

 

 

 

 

えっ?!∑(゚Д゚ノ)ノ

 

相手の親が出張るほどの大事?!

と、またもやドキドキ。

 

 

 

 

しかも

センセーから連絡が来たのが

授業参観日の前日。

 

 

ちょっとぉー!

明日、相手の親御さんに

謝罪しなきゃじゃないの!!!

 

 

 

授業参観じゃなきゃ

そのままシレーっとしてたのにっ!

(ダメだろ)

 

 

 

授業参観当日は

 

白地に黄アゲハの勝負服で学校へ。

ついでに蛇の目の仕込み傘を持ってっと。

 

 

 

とりあえず

親御さんを見つけ

 

 

 

「この度は誠に申し訳ございませんでした!」

ジャンピング土下座をかますワタシ。

 

 

 

それに対して

 

 

「あー、はい」

な、雰囲気のママさん。

 

 

 

 

一瞬、仕込み刀の柄に手が。

うっかり「えいっ!」ってするとこでした。

 

 

あっぶなぁー!

 

もう少しで

刃傷沙汰になるとこだったぁー!

 

 

 

 

男の子の

ケガの具合が気になったので

 

 

教室の後ろからジッと睨めつけるよーに

男の子の手の甲を見つめるワタシ。

 

 

 

ちっちゃぁーい傷がチョコンと

あっただけなので

 

 

肉エグってなくてよかったぁー!

と、ホッとひと安心。

 

 

 

 

ケンカ両成敗とは言え

手を出したうちのムスメが悪い!

 

ので

 

「手ぇ出しちゃ、ダメ!絶対!!」

と釘を刺しときました。

 

 

 

えぇ、えぇ。

うちが100パー悪いんですよ。

先に手を出したからね。

 

 

ただねぇ…

 

 

「あー、はい」の返しが

なかなかステキだったなって☆

(ノ'∀`*)タハッ

 

 

 

私のジャンプの入り方が

甘かったんだな。

 

きっと、そーだ。

 

 

 

次回は

 

謝罪のプロにお願いしようと思います。

やはり、餅は餅屋ですものね。

 

 

 

 

 

 

そんな

土下座の仕方が甘くて凹んだ日は

芽衣子に癒してもらわねば!

 

 

っつーワケで

 

本日は「暮坂峠への疾走」ダヨー。

伏し目な女豹顔 きゃわゆいよー。(*ノωノ)ポッ

 

 

 

あらすじは

 

兎にも角にも

ツイてない渡世人のお話し。

 

 

 

ある日のことです。

 

渡世人・銀次(天知茂)は

相棒の小平治と一緒に股旅ナウでした。

 

 

信州から

故郷の上州へ帰るべく

先を急ぐ2人に

 

 

突如、町娘が「ヘェールプ!」と

助けを求めてきます。

 

 

 

「おとっつぁんを助けてください!」

めんどくせー頼まれごとに

 

 

 

「えー、ちょぉーめんどいんですけどぉ」

と、思いつつも

義理人情に厚い男・銀次と小平治。

 

 

 

渋々

おとっつぁんを助けることに。

 

 

 

「飯代払えだぁ?ふざけんなし!叩っ斬るし!」

理不尽なこと言って暴れる浪人者。

 

 

 

ジャイアンみたいな浪人を

「堅気さんに手ぇ出しちゃなんねぇゼ」

止める銀次。

 

 

「てめえはすっこんでろし!」

キレる浪人を

 

「おりゃっ!」と突き飛ばし

 

 

思いっきり逃げます。

ものっそい速さで走る銀次。

 

 

 

龍が舞うように速く走るので

 

“龍舞の銀次”と

二つ名があるほど。

 

 

ハンパねー速さですよ。

 

 

 

道の向こうまで行ったと思ったら…

ものっそい速さで戻ってくる!

 

 

必殺☆行ったり来たり戦法!

やだ!斬新!

 

 

 

浪人が「ゼーハー」疲れたとこで

右手を刀で斬りつけます。

 

 

「覚えてやがれぃ!!」

お決まりのセリフを吐いて去る浪人。

 

 

 

 

無事、浪人を追い払うも

「仕返しされるに決まってる!」

お礼を言わないおとっつぁん。

 

 

 

おとっつぁんの態度に

ちょっとイラッとしながらも

 

先へ進むことにする銀次と小平治。

 

 

 

と、そこへ

 

見知らぬ男が近寄って来ます。

 

 

「借金のカタに業突く張りな

庄屋どんに姉やんを取られました」

「どぉーか、姉やんを助けてくだせぇ」

 

 

またもや

めんどくせー頼まれごとに

 

 

 

 

「えー、ちょぉーめんどいんですけどぉ」

と、思いつつも

義理人情に厚い男・銀次と小平治。

 

 

渋々

庄屋どんのとこへ出張ることに。

 

 

 

「あ、お宅ら騙されてますよ」

庄屋どんの衝撃発言にあ然。

 

 

 

さらに驚愕の事実がっ!!

 

 

「あの男は

自分の情婦(イロ)を担保に

あたしに5両のお金前借りしましたよ」

 

 

姉やんでなく情婦だった…。

 

 

まんまと騙されたことに

悔しさで歯噛みする2人。

 

 

 

「もぉー堅気の衆の

助けてくださいはシカトしよ!」

と、誓い合いました。

 

 

 

その矢先

 

 

渡世人が

庄屋どんにイチャもんつけにきた!

と、勘違いした村人に取り囲まれます。

 

 

「ちょ!ちがっ!!」

必死に否定するも

 

聞く耳を持たない村人たち。

 

 

 

村人を説得するのを諦めます。

龍が舞うようにサッと駆け出す銀次。

 

 

 

どんくさい小平治は

村人にとっ捕まりフルボッコの

憂き目にあいます。

 

 

駆け戻って村人を蹴散らすも

銀次の腕の中で息絶える小平治。

 

 

 

まだ開始10分ぐらいなのに

かなり「何て日だ!」な2人。

 

 

 

 

ひっそりと土饅頭を作って

小平治を弔ってあげます。

 

 

 

もぉー信州の水は合わねぇ!

 

と、大急ぎで

上州へ戻ろうとしたところへ

 

 

 

「アタクシ、材木問屋の番頭でっす☆」

変なおじさん登場。

 

 

うわっ!嫌な予感しかしない!!

胸がザワつく銀次とワタシ。

 

 

 

「明日、国定忠治親分が処刑されます。

あなたも上州ですよねぇ?」

 

 

「同郷のよしみで…親分の首を

どぉーか盗んできてください!」

 

 

でたっ!

やっかいな頼み事!!!

ビクゥッ∑(゚ω゚ノ)ノ

 

 

 

もぉ絶対

堅気の衆の頼まれごとは聞かない!

 

 

と、決めた銀次なんでね。

きっぱり断ります。NOと言える日本人!

 

 

 

「首のお礼に30両と

きれいなジャイアンあげます」

ご褒美をチラつかせる番頭。

 

 

 

「どんなに

ジャイアンを積まれてもイヤ!」

と、番頭を振り切る銀次。

 

 

 

何て日だ!

の、連続だったものね。

 

 

いくらきれいなジャイアン

もらったとこでね…。

 

 

 

日が暮れたので

 

親切な農家の人に頼んで

納屋で1泊させてもらうことに。

 

 

疲れた身体を休ませていると

 

「相部屋をお願いします」

と、旅娘が納屋へ入って来ます。

 

 

 

「静(しず)と申します」

かわゆい旅装束姿の芽衣子。

 

 

 

かわゆい芽衣子に

 

「あ、ども」

テレて素っ気ない銀次。

 

 

 

「すごい人出ですね。

忠治親分の処刑があるからでしょうか」

気詰まりなので世間話しをする芽衣子。

 

 

 

「お嬢さんも忠治見物のクチですかぃ?」

何気ない銀次の言葉に

 

 

 

分かりやすく

 

ドッキィーーーーーーーン!!

とする芽衣子。

 

 

何か言いたそうなお顔をするも…

押し黙る芽衣子。

 

 

そんな芽衣子の様子に

(。´・ω・)ん?

と、なるけど

 

頼み事されたらヤなので

狸寝入りを決め込む銀次。

 

 

 

銀次が寝たのを確認すると

 

芽衣子は部屋の隅っこで

手燭を灯し

 

 

 

世界一美しい横顔で地図を見ながら

何やら思案してます。

 

 

んがっ

 

 

旅の疲れからか寝落ち。

風邪ひいちゃうから横になんな?ね?

 

 

ソッと自分のマント式の合羽を

肩にかけたげる優しい銀次。

 

ついでに

 

地図をのぞき見。

峠の道が描いてある地図でした。

 

 

人の気配に

「ハッ!」と目を覚まし

 

 

地図を奪い取ります。

「見た?」なお顔が鬼クソきゃわゆいよー。

(*´Д`)ワキュン!

 

 

 

「あんた…まさか忠治の首をっ?!」

銀次の問いかけに

 

 

 

女豹顔でジッと見つめ返す芽衣子。

わぁー!射抜くような鋭い目線!

 

ぎんじぃー!

ジャンピング土下座しとけ!

 

 

 

私がアタフタしてる間に

 

 

 

「私たち家族は心中寸前のところを

忠治親分に助けられました…」

とつとつと語り始める芽衣子。

 

 

忠治の首を欲しがってる人は

あっちゃこっちゃにいるそーな。

 

 

大人気の忠治親びん。

 

 

「忠治親分の首を持ち帰り回向する…」

「死んだおとっつぁんの遺言なんです」

 

 

 

おとっつぁん…

ひとり娘になんつー無茶な遺言を。

 

 

 

見てみ?芽衣子を。

かなり思いつめちゃってるから。

 

 

 

「堅気の娘さんにゃ無理だ」

合羽を肩にかけ直したげる銀次。

 

 

 

「抜き差しならぬ状況になっても

やるっきゃない!!!」

 

 

ガチ覚悟を決めてる芽衣子。

おとっつぁん!なんて罪作りな!!

 

 

翌日

忠治の刑が執行。

 

磔な上に

3日間さらし首の刑です。

ヒィィィィ∑(゚Д゚ll)

 

 

 

 

観衆のどよめきを聴いて

忠治の処刑を悟ります。

 

 

 

ショックのあまり気を失う乙女な芽衣子。

あら!あら!!大変!大変!!

 

 

気道確保して

人工呼吸せねばっ!!!

 

 

 

銀次が気道確保しよーとしてる間に

ハッと意識が戻る芽衣子。

 

 

不可抗力とはいえ

殿方に触れちゃったので

 

 

 

慌てて着物の乱れを直します。

乙女!ハウッ‼(*゚Д゚*)キタコレ!

 

 

乙女な仕草にグッとくる銀次。

 

ワカル!ワカルヨー!

ぎんじぃー!

 

 

乙女芽衣子ヤバすよねー!

 

 

女豹顔で乙女な仕草じゃ

 

ギャップ萌えだよねー。

(*´д`)(´д`*)ネー

 

 

 

「日が暮れるまで宿で待と」

銀次の言葉に

 

 

(。´・ω・)ん?てなる芽衣子。

「っと…申しますと…?」

 

 

 

「今日変なおじさんに

30両やるから忠治の首を盗んでくれ

って頼まれたんだ」

 

変なおじさんに会ったことを話し

 

「ついでにきれいなジャイアンも

くれるっつったけど…断った」

 

 

「ところが、あんたは

全て自分で背負いこんでやがる。

その心意気に惚れちまったのさ☆」

 

 

芽衣子の心意気に

忠治の首を盗む決意をする銀次。

 

 

 

 

宿で順路の最終確認。

暮坂峠で待ち合わせをする2人。

 

 

夜更けまで

ちょっくら仮眠をすることに。

 

 

 

すると

 

 

きゃわゆい朱色の襦袢姿で

銀次のお布団に入ってくる芽衣子。

 

え、ちょっ!

動揺する銀次に

 

 

「私には5両とまとまったお金はありません…」

「これで勘弁してやってください」

 

 

お金の代わりに身を差し出す覚悟を!

 

 

 

伽羅油と白粉と若いムスメの甘い香りに

一瞬理性が吹っ飛びそうになるも…

 

 

「いやいやいやいや、ちょっと待て」

となる銀次。

 

 

理性と感情が

激しくせめぎ合います。

 

 

感情

「据え膳食わぬは男の恥だぜぇ☆」

 

理性

「堅気の生娘に手ぇ出しちゃなんねぇ!」

 

 

理性と感情のガチンコ対決。

死闘の末、感情を叩きのめす理性。

 

 

お布団から抜け出し

窓辺に立つ銀次。

 

ムリしてる!!

 

 

 

「俺たちには堅気の娘さんに

手ぇだしちゃならねぇって掟がある」

銀次ってば義侠心の塊なんだぜぇ!

 

 

せっかく意を決したのに断られ

恥ずかしいやら情けないやら

 

 

ついでに

銀次の漢気に胸を打たれるやらで

 

 

色んな気持ちがない交ぜになる芽衣子。

うぅ…と泣き崩れます。乙女っ!

ゥヮ───。゚(。pдq。)゚。───ン!!

 

 

 

日が暮れて晒し場から

忠治の首を盗むことに成功する銀次。

 

 

約束の暮坂峠に着くと…

 

 

「お疲れぇーいっす☆」

変なおじさん再び!なんで?!∑(゚Д゚;) 

 

 

「忠治親分の首と

お宅の命をいただきます」

 

おいしいとこどりする気満々の

おじさんは

 

人足たちをけしかけます。

 

 

っと、そこへ

 

 

「久兵衛!やめて!!」

お衣装替えした芽衣子登場。

 

あれ…? おじさんを

気安く久兵衛って呼ぶってことは…?

 

 

そーです。

久兵衛は芽衣子んちの番頭さん。

芽衣子は材木問屋のお嬢。

 

 

 

また堅気の衆に

騙されたぁ――――!!!

 

 

と、銀次が

失意のどん底に陥った矢先…

 

 

「みなさん お元気ですか?」

井上陽水風に現れるいつかの浪人。

 

 

「キーワードは

喰う 寝る 遊ぶ。忠治の首よこせ!」

 

ちょっとよく分かんないこと言って

忠治の首を奪おうとします。

 

 

 

「この人を殺してはいけません!」

銀次を庇う芽衣子。

 

 

「ならば死ねぇい!」

と、芽衣子に斬りかかる浪人。

 

 

「お嬢様!!」

代わりに斬り殺される久兵衛。

 

 

久兵衛…あんた番頭の鑑だよ!

グッジョブ!∑d(゚д゚*)

 

 

さらに芽衣子に斬りかかる浪人を

サクッと打ち倒す銀次。

 

 

「後生ですからこれで傷の養生を…」

金子を渡そうとする芽衣子。

お金あったんかい!!

 

 

 

「銭で人の心は動かねぇ」

完全に心を閉ざす銀次。

 

 

そらそーだ。

こんだけ騙されりゃ心閉ざすわ。

 

 

忠治の首を持って

立ち去ろうとする銀次に

 

 

「お布団に入ったのは私の本当の気持ちです」

「それだけは信じて!!!」

 

 

お金より大切なものを

銀次に差し出そうとした芽衣子。

 

 

その真心が通じたのか

 

 

くるりと踵を返し

芽衣子に忠治の首を渡す銀次。

 

 

ついでに

小平治の形見の合羽も。

 

 

「この合羽は俺の相棒の形見だ。

忠治の首と一緒に回向してやってくれ」

首と合羽を受け取りうなずく芽衣子。

 

 

そのまま

颯爽と走り去る銀次。

 

 

銀次の後ろ姿を

 

切ないお顔で見送る芽衣子。

お金より大切なモノがあるんだなぁと

視聴者に感じさせて…

 

 

おわり!!

 

 

(ノω;`)ウッ・・切ない!

 

切ないから貼っときます。サラバ!

銀次の心情を唄ってるよーだわ。

 

 

 ぎんじぃー

なおみのCM集みて元気だしな?ね?

なおみは愛よりお金が好きらしいよー。

 

 

どぉーせなら…

 

芽衣子の真心

もらっときゃよかったねー、銀次。

 

 

やはし

据え膳食わぬは男の恥

なのだなと勉強になりました。(ちがう)