初めて間近で見て、その優雅な姿と音色に感動した楽器。
あまりにも素敵だったので写真に残してきました。
ぱっと見、ピアノっぽいけど、チェンバロです。
これは、あるお宅で開催された小さなコンサートに行ってきたときのもの。
チェンバロはバロック音楽でよく用いられた楽器。
バッハやヘンデル、フローベルガーなどの音楽では使われているものもいくつかあるけど、間近で、しかもチェンバロ単体の音色を聴くのは初めてでした。
聴いていて、なんとなく神様の歌声のよう・・・と思ってしまうような音色。(神様の歌声知らないけどね)
繊細で優美、心に染みる音色でした。
(CDだけじゃわからないものだな・・・と実感した私)
聴いているだけでも癒されたけど、なんとも優雅なのがこの姿。
蓋を開けると、愛らしい絵で埋め尽くされているんです。
これは、昔チェンバロが家具のひとつだったためだそう。(貴族の考えることはわからない・・・)
元をたどれば、ピアノとチェンバロは同じもの・・・らしいのですが、白鍵と黒鍵がピアノと逆なのもなんだか不思議。
この鍵盤の方が、女性の白い指が美しく見えただろうな。
そういえば、このチェンバロの蓋の裏にはラテン語で、「sic transit gloria mundi 」(かくして栄光は移りゆく・・・)という格言が。
他にも、いろいろな格言が書かれているものがあるそうです。
なんと奧の深い楽器だろう。
チェンバロの音色が素敵なCDを見つけることが(私の中で)ブームになりそうな予感です。
(というか、また間近で聴きたい!)
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