今日はとても良いお天気。
でも引きこもる予定のコックしろです。
さてさて、昨日ご紹介した「ロブションクッキングデモンストレーション」の後、おいしいランチをいただきました。
毎回楽しみなこのイベントなんですが、この時に出されるランチは新作メニューがほとんどなんだそう。
この時のみんなの反応とかをみて、メニューに入れるかどうか決めるのかも。
今回も唸りっぱなしのお料理だったので、きっとお店で味わえると思います。
まずはアミューズ
ノルマンディー産フレッシュチーズ エスプーマで軽いムースにしてタルトタタン風味のジュレにのせて
カラメル風味のりんごのゼリーの上に、なめらかなチーズのムースが乗っています。
チーズには調味料は何も加えず、空気を含ませて軽やかな舌触りのムースに。
上に小さく切ったりんごが乗っているのですが、カルヴァドス(りんごのお酒)が染みこませてあり、とても風味豊かでした。
前回もタルトタタン風味のジュレが使われたアミューズをいただいたのですが(その時はさつまいものムースが乗っていた)、その時よりも酸味があったので、何が入っているのかを聞いたところ、ほんの少しのシードルビネガーが入っていると教えてくださいました。
おうちで前回のジュレを真似して作ったオードブル は、「ナイスデザート!」と旦那に言われてしまったので、次は酸味を加えようと心に決めた私です。(けっこう根に持つ性格な私・・・笑)
しかし、ほんの少量のビネガーさえもりんごから出来たものを使うなんて、さすがロブション。
普通なら安易にレモンを加えそうです(笑)。
味全体をまとめるってこういうことなんだな。
ほんの何口かで終わってしまうお料理でさえもここまで考えて作られていることに感動すら覚えました。
次に出てきたオードブルは器からして芸術的
この器、ほしいーーーーと思った卵形のガラス。
出てきた瞬間、メロメロでした。
お料理は、
ズワイガニ アボカドのフォンダンとトマトのジュと共に
蓋を開けるとこんなかんじ
「フランス料理版のカニ酢みたいなもの」とシェフがおっしゃっていたのだけど、なんと高級なカニ酢だろう・・・
アボカドはとてもなめらかで風味豊か、酸味もきいていてさっぱり。
カニの身の甘さを引き立ててくれます。
上に乗っているのはきゅうりとクルトン、しその花。
クルトンはこの大きさ、きゅうりはこの薄さでなければダメ。と思える絶妙な食感で、一口ごとに表情が変わります。
しその花が口に入ると、その瞬間だけ和食をいただいているような感覚にも。
これは、日本にあるロブションでなければ味わえない一皿だな。
おもわず唸ってしまった私です。
これ、シャンパンがすごくすすみました。(何度も注いでいただいてありがたかった・・・笑)
温かいオードブルはスープでした。
トピナンブール イベリコ生ハムのブイヨンでなめらかスープに
キクイモを使ったポタージュスープなんですが、聞いただけで贅沢(笑)。
イベリコ生ハムをだしにしてしなうなんて、もったいなくて私には一生できません
スープだけ口に運ぶと塩味がちょっと強めに感じるのですが、底にキクイモを使ったなめらかな茶碗蒸しがあって、それと合わさると甘さがぐっと引き立ちます。
これも唸りっぱなし。
合わせてくださったワインが、バスク地方のしっかりしたもので、料理とワインの組み合わせも素晴らしかったのも感動的。
ドメーヌ・エル ミナのイルレギ・ブラン。今度買ってみよう。(個人的なメモ)
お魚料理はホタテ。
活ホタテ貝 ポワレにし、3種類のレザンとケッパーのコンディモン添え カレーオイルで火を通したカリフラワーと共に
ホタテの焼き具合が絶妙な一品。
やわらかく弾力のあるホタテとナッツの食感のコントラストがとても楽しい。
ホタテにレーズン?って思っていたのですが、ナチュラルな甘みがすごくおいしかった
そして、何よりもおいしかったのはカレー風味のカリフラワー。
実はカリフラワー、そんなに好きではないのですが、火の通り具合、甘みとスパイスのコントラストなどが絶妙で、びっくりしました。
我が家にあるカレーオイルでもできるかな。。。
お肉料理
岩手産ハーブ豚 ゆっくりグリエし、ブロッコリーにとインカのめざめを添えイベリコチョリソーのジュと共に
豚肉に豚の脂をソースにして合わせるという斬新な一皿。
やわらかく甘い豚肉にピリとしたチョリソの風味が加わってなんとも奥深い味です。
中心がほんのりピンクの焼き加減が絶妙で、添えてあるポテトのおいしいこと
この料理にはローヌのワインを。「ガランス 2006」
しっかりとしたボリュームのスパイシーなワインとチョリソーのスパイスさが良く合って、甘みが引き立ちます。
脂のこってりさも洗い流してくれて、なんともいえない組み合わせ。
お料理もワインも堪能しました。
アヴァンデセールも美しい一皿。
マンゴー やわらかいジュレにして、アナナスのソルベにココナッツをのせて
そのままマンゴー?なジュレとパイナップルのさわやかなシャーベット、ココナッツのなめらかアイスの組み合わせで南国な雰囲気です。
このココナッツのアイス、どうやったらこんなになめらかに作れるのだろう?と思ってしまう口当たりでした。
この後、デモンストレーションで教えていただいたフォンダンショコラをいただき、コーヒーの時間。
チョコレートのプリンもすごくおいしくて、いくらでも食べられそうだったな。
歳をとるにつれ、感動できるお料理が減っていく中、ここのお料理は、どれも感動できるもの。
シェフたちがいつも新しいものを取り入れ、感覚を研ぎ澄ましながら作っていらっしゃるんだと思います。
こんなレストランは他にはないな。
今回も参加させていただけたことに感謝
そして、私の目下の課題は、「このイベントで体験したことをいかに旦那に還元するか」
旦那→お金を出す人、私→楽しむだけの人・・・・だと、完全に鬼嫁ですもんね(笑)。
(旦那よ、いつもありがとうーー。)
実は次のデモンストレーションイベントはスペシャルなもの。
ロブション氏ご自身が、目の前で教えてくださいます。
今からウキウキーーー。
いつもより高いから、私の500円玉貯金で行ってこよう(笑)
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