我が家では、1年に1度だけ作るものがいくつかある。
そのひとつが、栗の渋皮煮。
まぁなんと手のかかる子なんでしょう
皮を剥くのも大変だし、煮崩れないように気も使う。
さらに、煮るのにも時間がかかる。
でも、できあがった渋皮煮はとってもおいしいので、今年も作ってしまいました。
私が作る渋皮煮は、ブランデーが良く効いた大人の味
ブランデーを入れると、保存もきくようになります。
ブランデーの量は好みで調節してください。
作った直後はブランデーが強く感じるかもしれませんが、2~3日でまろやかになります。
ポイントは、栗の中身にできるだけ傷をつけないことと、弱火でゆっくり煮ることです。
傷をつけたり、火が強いと、煮崩れてしまいまうので、気をつけてください。
渋皮煮は、どの工程も省けません。
これだけは、簡単に作る方法がないんです
しかし、かけた時間が、確実に味に反映します
今年もおいしくできました
保存のときは、空気に触れないよう、落し蓋ならぬ落しラップをしておくと良いです。
落としラップは、空気に触れさせないだけでなく、蓋が開かなくなる危険性も防げますので、ぜひ試してみてください
◆ 材料
・ 栗 500g
・ 砂糖 400g
・ ブランデー お好みで(私の場合300mlくらい)
・ 重曹 小さじ2(小さじ1/2×4回分)
◆ 作り方
(1) 鍋にお湯を沸かし栗を弱火で1分くらい茹で、鬼皮を剥く (栗はいっぺんに入れずに、ひとつ剥いたら、ひとつ鍋に入れる)
(2) 鍋に水と重曹小さじ1/4を入れて、沸騰したら栗を入れて、弱火で10分煮る
(3) 栗を水にさらし、一粒ずつやさしくこすりながら、渋皮の表面をきれいにしていく
(4) (2)と(3)の工程を合計4回繰り返す(最後は表面がつるつるになる 黒い筋のようなものは必ず取る)
(5) 鍋に栗を並べ、栗がかぶるくらいの水を入れ、砂糖200gを入れて火にかけ、ふつふつしてきたらごく弱火にして2時間煮る(途中水が減ったら足す)
(6) 砂糖をさらに100g足して、更に2時間ごく弱火で煮る(水を足しながら)
(7) 更に砂糖を100g加えて3時間煮て、(水を足しながら)火を止めたらそのまま鍋で冷ます
(8) 栗だけをビンに入れ、煮汁を半分~1/3まで煮詰めてからブランデーを加え、火を止めてビンに注ぐ