アメリカ人ってなんにでも合理的。お料理に関しても、利用できる市販のミックスやソース、生地などをバンバン使います。一見大雑把風ですが、その市販品を、こんな使い方もできるんだ！と驚かせるような、日本人には到底考えつかないアイデアが彼らにはある。
少し前にもインスタに、私を驚かせる料理をアップしていたアメリカ人がいました。どの人だったのか、今更探せないのが残念なんだけど、そのアイデアをずっと真似てみたいと思っていました。
それを昨日実行に移したのね。真似てはみたいけれど、正直、美味しいかなという疑問はあったし、旦那に不評ではないかと言う不安もありました。ところが、これが旦那も私もビックリな意外な美味しさの料理だったのです。
コーンブレッドチリ
そのアイデアってのは、チリコンカルネ（チリコンカン）の上にコーンブレッドの生地を流し入れてオーブンで焼くもの。ネットで調べたら結構たくさんの人が作っていました。こんな感じ！
これね、チリコンカルネだけじゃなく、クリームシチューやカレー、ミートソースで作っても美味しと思います。特にクリームシチューに関しては、コーンブレッドってホワイトグレービーをかけて食べたら凄く美味しいので、残ったシチューのリメイク料理としてバッチリだと思います。
昨日私が作ったレシピを残しておきますので、ぜひ一度作ってみてください。コーンブレッドって結構パサパサしてて、私的にはさほど美味しいとは思わないのだけれど、こうするとしっとりで私でも旨い！！！と思ったし。
＜材料 ３～４人分＞
チリコンカルネ．．．下記手順１を参照
（コーンブレッド）
レモン汁．．．大さじ１
牛乳．．．下記手順２を参照
バター．．．４０ｇ
コーングリッツ．．．４５ｇ
コーンフラワー．．．３５ｇ
薄力粉．．．５０ｇ
グラニュー糖．．．小さじ２
塩．．．小さじ１／２
ベーキングパウダー．．．小さじ３／４
重曹．．．小さじ１／４
全卵．．．１個
＜作り方＞
１．こちらのレシピでチリコンカルネを作り、バターを全体に塗った２０ｘ２０ｘ５ｃｍのオーブン調理可能な耐熱皿の半分の高さまで加える。（但し今回は生フランクの代わりに合い挽きミンチを同量使っています。）
２．計量カップにレモン汁を加え、牛乳をメモリ１８０ｍｌまで加える。さっと１、２回混ぜ、１５～２０分程度置いてバターミルクもどきを作る。バターはレンジで加熱し完全に溶かし冷ましておく。
３．粉類をボウルに入れて混ぜ合わせる。（コーングリッツとコーンフラワーの代わりに、コーンミール８０ｇでも良いです。）
４．１のバターミルクもどき、溶かしバター、全卵を混ぜ合わせる。粉類に加えてよく混ぜ合わせコーンブレッドの生地を作る。
５．４をチリコンカルネの上に満遍なく注ぎ入れ、２２０度で予熱を済ませたオーブンで約３０分焼く。
昨日は久しぶりにこちらのレシピのフライドチキンを揚げ、コーンブレッドチリと共にいただきました。手羽元の数を減らしサラダを付け合わせようかと思ったけれど、なんかドカ食い気分で、サラダ抜きの一人８本の手羽元を準備！（って、毎日ドカ食い気分だけど．．．
）
チキンをボイルした牛乳ではホワイトグレービーも作りました。チキンをディップするのはもちろんのこと、これをコーンブレッドチリにかけて食べると、またよく合う！
イギリスではシチューにダンプリグと呼ぶ小麦粉で作った団子を浮かべ、エゲレス風団子汁にするのですが、このコーンブレッドチリは、チリの表面全体をコーンの粉のダンプリングで被ったって感じの料理です。
コーンブレッドに水分を吸われ、チリコンカルネがドライになって不味くならなか、これが私の疑問だったのですが、全くそんなことはなかったです。なのにコーンブレッドはいつもよりしっとり。さすがはアイデアの宝庫・アメリカの人が考えた料理だわ！
ちなみに４人分は優にあろうコーンブレッドチリを、旦那は一人で３／４平らげました。手羽元も、多分私より１～２本沢山食べたと思うし．．．
ピリッと辛いチリに、ほんのり甘いコーンブレッドがベストマッチで、これは最高に美味しいアメリカ料理！
これからチリコンカルネを作ったら、初日はそのままご飯にかけ、残りはこのコーンブレッドチリが我が家のお決まりになること間違いなしです。
うちは煮込みや日本のカレーを夏に作るなと旦那から禁止されているので、秋まで待たないといけませんが、秋になったらクリームシチューを作り、その残りを絶対にこのアイデアでリメイクしようと思います。
私の様にコーンブレッドはパサパサしているから苦手って方でも、全然そのドライ感が気にならず美味しく食べれます。是非お試しを！
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