コーンブレッドって好きですか?私は嫌いじゃないけれど、あのパサっとした食感がちょい苦手。アメリカのパブレストランの中には、メインの料理を注文するとコーンブレッドが付いてくる店もありますが、そんな店ではパンに替えてもらうくらい関心がありません。
そんな私が昨日、コーングリッツが沢山残っているのを発見し、何年ぶりかにコーンブレッドを焼きました。
コーンブレッドと言うと、以前アメリカのセレブシェフ・ポーラディーンのレシピで焼いたのが最高に美味しかった! 昨日もやっぱりそのレシピ。でも、ポーラのレシピ通りじゃないの。おっちょこちょいの私がレシピを勘違いして作った方のコーンブレッド。
コーンブレッド
ポーラディーンを知らない人のために画像のリンク貼りますね。こんな人です!(どんだけ歯にお金かけてんや!)
アメリカの南部料理を紹介するセレブシェフなのですが、砂糖やバター、チョコレートやクリームチーズなどを、そこまで使うかっ!って圧倒される程使うことで有名です。
だからじゃないだろうけれど、ご本人は糖尿を患い、世間からはほれみたこっちゃない!で、私がアメリカにいた頃には、息子でやはりシェフのボビーディーンに、ママのレシピをヘルシーに改良する料理番組をやらせてたわ。
数年前、私がそんなポーラのレシピでコーンブレッドを焼いたのは、その時イギリスから遊びに来ていた義父が、パブで不味いコーンブレッドを美味しそうに食べたもんで、これぞアメリカ!な本物が食べさせて上げたかったからなの。(その時の記事はこちらから...)
昔ながらのレシピを、世間からなんと批判されようと守り続けているのは、やっぱポーラだもん。ポーラの焼くコーンブレッドなら、これがアメリカのコーンブレッドと呼んでも間違いないでしょう!
そのポーラのコーンブレッドのレシピはネットでも見れます。こちらです!ここでリンク先のポーラのレシピを試してみようと思われる方に、注意点を述べます。
アメリカは日本にメートル法を持ち込んだけれど、自分達はメートル法を使わず、料理に関してもいまだカップやスプーン計算の国なのです。ポーラのレシピもやはりメートル法の分量ではありません。ここで注意しないといけないのがアメリカのカップサイズ。
計量スプーンに関しては、テーブルスプーンと言うのが日本の大さじ、ティスプーンと言うのが日本の小さじで、これは殆どの国で大さじが15ml、小さじが5mlなんですが、カップに関しては国によって量が違います。
1カップの量は日本では200ml、イギリスでは250ml、そしてアメリカでは240mlなのです。ポーラのレシピで作るなら、必ず240xレシピの量のメモリまで、粉や液体を計って下さいませ。
おっちょこちょいの私が、このポーラのレシピで勘違いしちゃったのがバターミルクです。バターミルクとは牛乳でバターを作った時に出る酸味のある液体。パンケーキやスコーンを焼く時、アメリカやイギリスではよく用います。
その時うちにはバターミルクがなかった。そこで私は牛乳にレモン汁を加えてバターミルクもどきを作り代用したのね。ところが、ポーラのレシピのバターミルクが360mlなのに、360mlの牛乳に大さじ2のレモン汁を加えたもんで、液体が390mlになってしまったの。
そのことに焼き始めてから気付いたけれど後の祭り!ところが、焼き上がったコーンブレッドが、なんともしっとりで、私の知っているパサっと感が気になるコーンブレッドとは、全く別物だったの。最高に美味しかった!
なので昨日も基本はポーラのレシピですが、液体の量はこの勘違いレシピのままにし、更にコーンミールを使う代わりに、コーングリッツとコーンフラワーを合わせて作りました。そのレシピはこちらです!
<材料 20x20cmの型1つ分>
牛乳...360ml
レモン汁...大さじ2
コーングリッツ...85g
コーンフラワー...75g
薄力粉...105g
グラニュー糖...大さじ1
ベーキングパウダー...小さじ1.5
ベーキングソーダ(重曹)...小さじ1/2
塩...小さじ1/2(ポーラのレシピは1/4ですが1/2入れないとパンチがない!)
バター...85g
全卵(Mサイズ)...2個(ポーラはLサイズを使っていますが...)
まず作り始める30分くらい前に牛乳にレモン汁を加え、2、3回軽く掻き混ぜて冷蔵庫に入れておきます。これでバターミルクもどきが作れます。
大きなボウルに粉類を全部入れ、泡だて器でよく掻き混ぜます。
バターはラップを軽く被せ、600Wのレンジで30秒ほどチンして溶かします。そのバターと30分ほど冷蔵庫で休ませたバターミルクもどき、全卵を合わせ溶きます。
粉類に液体を加え、泡だて器で大胆に掻き混ぜます。アメリカの料理にさっくり混ぜ合わせて...なんてお上品な手順は殆どないからね。何をやっても大胆!
私が焼成に使ったのはダイソー300円商品の耐熱グラスの皿。しっかりバターを塗っておけば、バターをたくさん含んだ生地だから綺麗に取りだせるとは思ったんだけれど、私は薄くバターを塗り、クッキングシートを底面と側面に貼りました。
その私が使っているクッキングシートはコストコでいつも買っています。これ便利だよ。50m巻いているから長く使えるし。コストコショッピングされる方は、ラップ(2本セット)、ホイル、それにこのクッキングシートはオススメ商品です。
ここに生地を流し入れます。生地はホットケーキの生地より緩い!ダラダラ...
220度で予熱を済ませたオーブンで30分焼きました。25分の段階で竹串を差すと、いまいちだったので5分追加。
オーブンから取り出すと、バターがジュージューとサイドから煮えたぎっています。 たまりません、加齢臭がバター臭い私には!
型に入れたまま冷まし、そのジュージューバターをしっかりコーンブレッドに染み込ませます。
コーンミールの代わりにコーングリッツとコーンフラワーを使ったけれど、やっぱり今回も、この勘違いレシピのコーンブレッドは、以前に焼いた時同様しっとりと焼き上がっていました。
夕べはこれをアメリカンなフライドチキンと共に食べたのですが、食事前に旦那が食べたそうにするので1個上げたら、旦那も私といっしょでコーンブレッドには関心ない人なのに、旨い!って絶賛していました。
しっとり感120%。コーンブレッドって翌日になるとますますパサっとしますが、これは翌日になっても結構しっとり感を保っています。
コーンブレッドには夫婦して関心がないけれど、この勘違いレシピのコーンブレッドなら、まだグリッツがたっぷり残っているので、近日中に焼こう!って思うわ。
次回のブログではこのコーンブレッドの、更に美味しい食べ方をご紹介いたしますです。美味しすぎて、夫婦で11切れも食っちまった!
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