昨日、いや、正確には一昨日から2日がかりで、私のお料理の集大成とも呼べるような、難易度のかなり高そうな、フランス料理に挑戦してみましたワン。ニコニコ

 

 

見た目は凄いご馳走なんだけれど、コスパがすごく良いの!骨付きもも肉は1本280円が、消費期限本日までで2割引きになっていたものだし、合い挽きはセールで100g98円。豚バラもアメリカンポークだからお手頃。グッ

 

 

頭の中で描いていた通りに出来上がり、味もすごく美味しくて、またまたお安い材料費でご馳走が出来、非常に満足な晩御飯を、昨日は久々にワインを飲みながらいただきました。赤ワイン

 

 

鶏もも肉のバロティーヌ風テリーヌ

 

 

バロティーヌ、聞きなれない名前の料理ですが、骨を抜いた鶏肉に詰め物をし、焼いたり蒸したり湯煎調理するフランス料理です。

 

 

似たような料理にガランティーヌというのがあり、こちらも同様に骨を抜いた鶏肉にものを詰めて調理するものです。実は、私、このガランティーヌを作っているつもりだったの。(笑)

 

 

私の理解では、この2つのお料理の違いは、温製で食べるのがバロティーヌで、冷製だとガランティーヌ。テリーヌで冷やして食べることにした私の昨日の料理は、てっきりガランティーヌだとばかり思っていたの。

 

 

ところが、御飯の時間になって食べながらそれを旦那に言うと、私の言うことは絶対に信用しない人だから、早速携帯でググりだした。プンプンしたら...

 

 

ガランティーヌが冷製料理ってのは正しいみたいだけれど、バロティーヌは温製でも冷製でも良いらしい。冷製の場合の違いは、これをスターターで食べるならガランティーヌで、メインで食べるならバロティーヌなんだって。ひらめき電球

 

 

と言うことで、急遽、ガランティーヌからバロティーヌに名前が変わっちゃった私の料理!でも、名前なんかどうでもいいや、めっさ美味しいから幸せ、幸せ!音譜

 

 

これね、難易度がかなり高そうですが、作ってみると、案外簡単に作れたご馳走でした!合格

 

 

鶏の骨付きもも肉って、海外では胴体から切り落としたそのままの姿で売っていて、見た目、結構気味の悪い部位なんですけど、日本で売っているのは焼きやすいように、すでに開いて綺麗にトリミングしてるでしょう。だから骨抜きも簡単!OK

 

 

骨に沿ってペティーナイフで肉を削ぎ取るようにしながら離し、ドラムスティックの根元まで到達したら、包丁の背でこんと骨を叩いて割ると、スポッと簡単に抜けます。(笑)

 

 

豚バラを巻くので皮も取り除いてしまいます。(骨の残っている部分は皮つきのままね。)

 

 

骨と皮を取り除いたら、写真のもも肉の様に破れたりするんですが、全然大丈夫!破れた部分を合わせるようにしてラップで包み、ミートハンマーで叩けばまた元通り。照れ

 

 

元通りに1枚もんになったもも肉で、こちらのレシピの約1/3のテリーヌの肉種を2つに分けて包みます。

 

 

肉種を包んだら、今度は豚バラで肉種が外に出ないように巻き巻きします。1本につき豚バラ4枚くらい使ったかしらん...?

 

 

まるでもも肉に包帯を巻いたみたいだよね。(笑)これを今度はラップでしっかり包み、更にクォートサイズのジップロックに1本ずつ入れ、ストローで中の空気を吸って真空状態にします。ゲッソリ(←この作業こんな顔になるよ。結構大変!笑)

 

 

鍋に水をたっぷり張ってジップロックに入れたもも肉を入れ火にかけます。ぐつぐつ煮立ったら火を弱めて蓋をし30分ボイル。30分たったら上下を返し、更に30分ボイル。

 

 

茹で上がったら蓋をしたまま冷まします。完全に冷めたらジップロックから取り出し、ラップを剥がします。こんな風に肉の灰汁がいっぱいこびりついているので、ペーパーで丁寧に汚れを取ります。肉汁は処分せずにソース用に取り置きますよ。

 

 

綺麗に汚れを拭き取ったらアルミフォイルに包み、一晩冷蔵庫で冷やせば出来上がり!肉汁も一晩冷蔵庫で冷やすと、コラーゲンでプリンプリンになり、表面に余分な脂肪が浮いて来ます。

 

 

その余分な脂肪をスプーンで取り除き、レンジでちょっと加熱して液状に戻し、ペーパーで濾し、白ワイン、砂糖、塩で甘口に味を調え、レモンの輪切り1個分と一緒に10分くらい煮てソースを作ります。

 

 

冷たいお料理だから、出来上がったソースもまた冷蔵庫で冷やしておきますよ。とろみは付けなくても、冷やしたらコラーゲン効果でちょうど良いとろみのソースになります。合格

 

 

昨日、こんな手の込んだ一世一代な料理を作った理由は、実は、私の54回目の誕生日だったの。ケーキ

 

 

旦那が外食を提案したけれど、兎に角旨いもののない町だし、大阪や京都市内まで出かけると、シーちゃんとベイ坊がお留守番する羽目になって可愛そうでしょう。

 

 

それなら、自分の誕生日に、自分のために、前々から一度試してみたいと思っていたお料理を作ることにしたの。自分のために作ったものなら、美味しくなくても納得だし、食べる楽しみの他に作る楽しみもあるしね。音譜

 

 

私、フェイスブックでは自分の誕生日を公開していません。壁にご祝詞メッセージをいただくのは嬉しいけれど、あれって、なんか祝詞の催促しているみたいだし、お友達の壁にバンバン反映されるのでご迷惑になって申し訳ないからです。

 

 

でもね、私が誰にも言ってない誕生日を、ブログを読んで分かっている人達数人が、昨日こっそりご祝詞メールをくれました。有り難いことです。そしてその内の一人は、こんなにたくさんのパンとお菓子までプレゼントに届けてくれたのです!

 

写真の中心にある緑色のお菓子。これ卵、乳製品、トランス酸脂肪ゼロのスコーンです。

スコーンてよりマフィンみたいな食感なんだけれど、これやば過ぎ!旨過ぎ!

私の苦手な小豆が入っているのに、全然気にならないどころか、やめられないとまらない!(爆)

 

このパンとお菓子は、熊本の古木家さんのものです。今年春、熊本地震に被災されたにも関わらず、またお店を再開し、頑張っておられるパン屋さんのパンとお菓子です。

 

 

こちらの古木家さんの社長さんも、うちの旦那同様に糖質制限を強いられている方。ご自身がそうだから、同じ悩みやアレルギーを持つお客様でも、安心して食べれるパンを作って売っていらっしゃるの。ラブ

 

 

このパンとお菓子を送ってくれたお友達ってのが、私が今、糖質制限されている旦那のために、苦労して料理しているのをよく承知してて、古木家さんにそんな旦那でも食べれるパンやお菓子を注文してくれたのです。

 

 

古木家さんもまた、旦那の体のことを考え、特別商品を作ってくれたり、古木家さんからのプレゼントも含めて、こんなに大量に、今日から大阪支店が開けるほど届けてくれたのです!ラブラブ

 

 

何と言うタイミングの良さ!誕生日のディナーには、自分でまた低糖質なパンを焼き、テリーヌのお供に...と考えていたところの贈り物。早速、何種類かのパンを、こじゃれたレストラン風に食卓に並べてみました。ニコニコ

 

 

冷製のバロティーヌには冷たいものを付け合わせ。エビとアボカドのカクテル、フェタチーズと無花果のサラダ、それに英国風ポテトサラダです。

 

 

絶対に白ワインが合う料理だよね。なのに、なして赤が...?とは、指摘しないでね。約2か月振りに昨日は午後3時前から飲み始め、食事前にすでに白2本空けちゃって、ペースを落とすのに食事の時から赤に変えたの。ゲラゲラ

 

 

バロティーヌ風テリーヌ、最高に旨い!!!レモンの爽やかなソースとマッチして、ミシュランの星を獲得したレストランに引けを取らない味だよ!マジ、マジ!!!キスマーク

 

 

パンも旨い!特に旦那と私のお気に入りは、黒っぽい色したゴマのパン。ドキドキめさめさ柔らかくて、生地にしっかり味があり、パンが主食の国に生まれて育った旦那が、これまで食べたパンの内で、間違いなくベスト5に入るパンと大絶賛!クラッカー

 

 

なにからなにまで美味しくて、パクパク食べ、グビグビ飲み、結局、赤も2本空ける結果に...

 

 

人の温かい心に触れることが出来たし、特別に美味しいものが食べれた私の54回目の誕生日。幸せものだと心より感謝した1日でした。