昨日は私、夕方6時半からマッサージの予約がありました。6時半と言うと毎晩ちょうど夕食の支度をしている時間で、その時間帯に1時間マッサージを受けて戻ってから支度をするとなると、夕飯の時間がえらく遅くなってしまう。


そこで前夜の内に調理を済ませ、コールドディッシュを食卓に並べることにしました。この前の雪の日のサラダと違い、昨日は天気も良く春日和だったので助かりました。そのコールドディッシュのメインはこれです。


ビーフテリーヌ

クッキングリッシュの会

本当は旦那に晩ご飯の支度をしてもらおうと思っていたんです。久しく作ってもらっていないから、ご自慢のミートソース でも作ってもらおうかと思って、前日の内に牛ミンチをたくさん買って来ました。


でも、自宅に帰りふと開いた料理本に、美味しそうな子牛と豚のテリーヌのレシピを見つけて、牛ミンチでも出来ないかと考え、急遽ミートソースをテリーヌに変更し自分で料理することにしました。


元々のレシピで使われている子牛のミンチですが、20年前私がイギリスに留学していた頃には、どこのスーパーでも売っていたんですよね。そして値段も牛ミンチよりも安かったんです。貧乏学生だった私は、牛の代わりによく子牛を買っていました。


しかし、動物愛護の面からも子牛を食肉にすることには避難も多く、最近ではイギリスのスーパーでは子牛肉は殆ど見かけなくなってしまいました。ミンチに関しては私の知る限りここ10年以上見たことがありません。


子牛は同じ牛でも驚くほど淡白で牛より鶏に近い味です。初めからこのテリーヌを作るつもりなら、豚ミンチと鶏ミンチを買って来たんですが、今回はミートソースとなるはずだった牛ミンチと冷凍していた豚バラで作ってみました。


<材料 1リットル強のパウンドケーキ型1個分>

★牛ミンチ...500g
★たまねぎ、極細かくみじん切り...1/2個
★にんにく、すりおろす...大1かけ
★卵...1個
★パン粉...1/2カップ
★パセリ、みじん切り...大さじ4~5
★タイム、葉のみ...5~6本分
★シェリー(なければブランディー)...大さじ2
★塩こしょう...適宜
★味の素...適宜
バター...適宜
豚バラ...150g程度(8~10枚)


<作り方>

1.★の材料をボールに入れ、ハンバーグのパッティーを練るように、粘りが出るまで手でしっかりと練り合わせる。

2.型にバターを薄く塗る。豚バラを1枚ずつ型の側面から底面、もう一方の側面へと貼る。余った部分は後ほどパッティーを包むので切らずに型の外側に垂らしておく。

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3.1のパッティーを手のひらでしっかりと押しながら、まんべんなく2の型に詰め込む。豚バラの型の外に垂れた部分を折り込みパッティーを包む。

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4.ホイルで3に蓋をし、深めのオーブン皿、もしくはオーブン調理可能な鍋に入れる。パッティーの下半分漬かるたっぷりの量の水をオーブン皿、もしくは鍋に入れ、180度で予熱を済ませたオーブンで70~80分蒸し焼きする。

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5.4が焼けたらオーブン皿、もしくは鍋から取り出し、型の中に溜まった肉汁や脂をしっかり流し捨てる。

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6.5にホイルで蓋をし、粗熱が取れたら重しを載せて一晩置く。

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ちなみにオリジナルレシピでは豚バラではなくベーコンを使っています。でも、日本のベーコンはハム化している上に異常にスモーク風味が強いので、私はこの手の料理には必ず豚バラを使う様にしています。

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テリーヌにつけて食べたら美味しいかもと思い、冷蔵庫に残っていたバジルでトマトソースを作ったんですが、パテ風に黒こしょうをたっぷりかけただけの方が美味しく、結局無駄になってしまいました。ピザトースト行きです!


マッサージに行く前に英国風ポテトサラダ も作りました。グリーンはクレソン。

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ズームインするとテリーヌはこんな風に焼けています。

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来客の時のスターターにばっちりなので、次回来客のある時には、豚と鶏のミンチで作ってみようと思います。

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