シーちゃんとベイDASH!がうちに来て、早いものでそろそろ1ヶ月が経とうとしています!


すっかり家族の一員で、2匹の可愛さは日々増すばかり。旦那にとっても私にとっても、食っちまいたいくらい可愛い過ぎる2匹!


彼らが我が家の子になった当初、私は料理どころじゃなかった。生活のリズムを完全にくずし、犬に振り回されてばかりの毎日。その頃ホールフーズで買ったお高い英国風ソーセージも、献立変更で仕事帰りの旦那にオールデーブレックファスト にしてもらって食べた夜もありました。


それから少しずつ私たち夫婦も犬のいる生活に慣れてきて、同じ時に買って冷凍しておいたソーセージも、今回はもう少し手をかけた英国料理と共に美味しくいただくことが出来ました。


ベーコン入りボリュームUPバブル&スクイーク

和・美・Savvy Cooking

以前作った時 、バブル&スクイークが、コッテージパイやシェパーズパイなどと同様に、イギリスやアイルランドの代表的なリメイク料理の1つであることはご紹介しました。


兎に角彼ら、半端じゃない量のじゃがいもとキャベツを肉料理の“付け合せ”に準備します。どちらもも貧しい国だったから、メインと言えど肉は皿の隅っこに申し訳に載っているだけで、実際は大半が安い芋とキャベツで、それらで空腹を満たしてたってわけです。


私の元彼はアイルランド系の人でしたが、そのおばさん夫婦の家に食事に招かれると、毎回、まさにこの手の皿が登場しました。肉は一口だけ。あとは茹でたじゃがいも+マッシュしたじゃがいもの2種類と、ぐちゅぐちゅに茹でたキャベツが大量に載ってました。(笑)


一度に大量に茹でた方が経済的でもあるし、残ることを前提に大鍋で茹でた大量の芋やキャベツは、翌日はリメイクされ、バブル&スクイークなどの言う新しい料理で食卓に登場するわけです。


でもね、これは昔のことで、雨人同様殆ど料理しなくなったエゲレス人も、最近では残った野菜をリメイクしても、私のバブル&スクイークみたいに手の込んだものではなく、マッシュポテトをコロッケのように形成し、フライパンで焼いて朝食に食べる程度だと思いますけどね。


私の作るバブル&スクイークは残り物の野菜ではなく、新たにマッシュポテトを作り、キャベツを茹でて作ったものです。今回はそれにベーコンも加え、豪華にボリュームアップしてみました。


おまけにキャベツ`は、シドニーとベイリーの為に茹でた豚のストックで茹で、オニオングレービーは同じく2匹のために茹でた牛肉のストックで作った、かなり味に深みのあるご馳走になっています。


この晩は芋料理がメインになり、ソーセージ&マッシュを作るつもりで買ったホールフーズの高級ソーセージーは、結局メインの一品の引き立て役に格下げとなってしまいました。(笑)


マッシュポテトを作り、そこにグチュグチュになるほどしっかり茹でたキャベツを細かく刻んで加えます。

和・美・Savvy Cooking

フライパンに油を少量引きたまねぎ、ベーコンの順にしっかりと炒めます。(ベーコンを使わない場合はラードでたまねぎを炒めるのがお勧め!断然風味が違う美味しいバブル&スクイークが出来上がります。)


たまねぎとベーコンに火がしっかり通ったら、キャベツを混ぜたマッシュポテトを加え、ざっと混ぜた後、木べらの背でぺたぺた押し付けお好み焼きのようにひとまとめにします。

和・美・Savvy Cooking

そのまま10~15分、ブクブク、チューチュー音を立てながら底になっている面を焼き、皿やフライパンの蓋などを利用して上手に上下を返し、もう一方の面も10分程度音を立てながら焼きます。ちなみにこの音が、バブル&スクイークの名前の所以なのです。

和・美・Savvy Cooking

大皿に盛ったバブル&スクイーク、ソーセージ、茹でたグリーンピース、それにオニオングレービーを並べると、ヴェリー・ブリティッシュな食卓になりました。

和・美・Savvy Cooking

普通のマッシュポテトと違い、これ一品でメインになってしまうお料理で、実に旨いんです!


シドニーとベイリーのおかげで美味しいオニオングレービーが作れたので、これをたっぷりつけてバブル&スクイーク、ソーセージ、ピーを、おなか一杯になるまでいただきました。


ちなみにベーコンの代わりにハムを使っても良いですよ。厚切りハムなどを一度茹で、その茹で汁でキャベツをボイルしてください。茹でたハムは細かく刻み、ラードでたまねぎと共に炒めると良いです。


バブル&スクイークの詳しい作り方は、上のリンクの前回作った時の記事をご参照くださいませ。

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