今週末も家探しで、昨日はブログが更新できませんでした。
これは一昨日の晩御飯です。アメリカではブランチの定番メニューですが、雨人のブランチは、日本人の私にはボリュームがありすぎ、晩御飯に食べてもお腹は一杯になります。(笑)
ソーセージとたっぷり野菜のストラータ
実は私、一昨日ちょっと体の調子が悪く、晩御飯を作るのも億劫だったんです。そんなもんで、コストコで大量に買ったミニソーセージを冷凍庫から出してきて解凍し、簡単に作れる甘くないパンプリンを作りました。
調子が悪かった原因は、前日にシャワーを浴びていて洗髪の時に耳に入った湯のせいか、片方の耳の鼓膜が奥底に沈んでしまったようで聞こえが悪く、頭痛まで引き起こしたんです。
中耳炎になるのではないかとかなり心配だったんですが、幸い一晩明けて昨日の朝には、その耳の調子も普通に戻り頭痛もなくなりました。
ところで、最近私はこんなものを買いました。アメリカではブロットフォーム(Brotform)の名で売られている、パンを作る時の発酵用カゴです。
このカゴでパンを発酵させパン・ド・カンパーニュを焼いている人をよく見かけますよ。私も焼いてみたくて、このカゴが前々からずっと欲しかったんです。初めてホームベーカリーを使い出した時から、あの渦巻状の模様のついたカンパーニュを焼くのが私の夢でした。
私、つい最近まで、これって陶器製なんだとばかり思っていました。旦那もそう思っていて、だからアメリカに引越す直前、これを買って引越荷物に入れても良いかと聞いたら、1つでも割れ物を減らし向こうに着いてから買うようにと旦那に止められたんです。
サンフランシスコで食べたサワードウブレッドを自宅で再現したくて色々試みたのに、やはりシアトルの気候では作れないことを認めざるを得なくなりました。
以降、パン作りへの情熱に欠けてしまっていたんです。しかしふとこのBrotformのことを思い出したら、今度はカンパーニュに火がついてしまい、ネットで探してやっと購入することにしました。
アマゾンで注文したカゴが届いたのは今週初め。早速使ってみたくて、翌日耳の調子が悪くなるなんて想像もしていなかった私は、木曜日の夜生地のスターターを仕込みました。
そんなもんで一昨日は、耳が聞こえず頭痛もし晩御飯をまともに作る気力もないと言うのに、最悪のコンディションの中カンパーニュ初挑戦となったわけです。
本を読んでカンパーニュ作りのコツと言うのを学び、購入したカゴに合わせ分量を計算し生地を作り。しかし、またまたここでアメリカのアバウトなカップやスプーン計量にムカツク!
私の買ったカゴのサイズは直径8インチ。センチにすると約20cmですが、よくブログでカンパーニュを紹介されている方たちが使っているカゴと違い、底が平たく結構デカイんです。なのに説明書には粉は2カップまでと書いてある。2カップの粉と言うと300gもないんですよ。
この大きなカゴにこんな少量の粉で作った生地?とちょっと不思議に思いつつも、説明書どおりに300gまでの粉の量で生地を作ったら、やっぱり思った通り、出来上がった生地はカゴの割りには少なすぎ!
だ・か・ら、私がいつも言うんです!アメリカもこの時代に昔ながらのカップやスプーンじゃなく、メートル法を使えって!はかりを使えば量る人によって量が違うと言う問題は絶対に生じません。
この現代に未だ計量器を持っておらず、カップやスプーンだけでパンや菓子を作るアメリカ人が居るというのなら、せめてイギリスのレシピ本同様、昔の表示とメートル法の両方を表示すべき。
とまぁ、文句ばっかり言っている間に、カゴの割りには量が少なかった生地でも、なんとなくカンパーニュらしく発酵してくれました。
そして次は皆様がクープと呼んでいらっしゃる生地に切れ目をつけるスコアリングです。家で一番良く切れるナイフで縦横十文字に切れ目を入れようとするんですが、何せ生地が柔らかいので綺麗に切れてくれない。
もうこの辺りから、綺麗に割れたカンパーニュが焼けないことが確定してきたので、体調が良くないこともあって、殆どどうでもよくなり切り傷だらけの生地をオーブンに入れました。(笑)
スチームで焼くのに、本に書いているようにしたけれど、やっぱり何分経ってもパンはぽっかりと割れてくれませんでした。45分焼く予定が42分経った時点で完全に嫌気がさし、オーブンからパンを取り出してしまいました。
形は悪いけれど、それでも一応オーブンから出てきたパンは、ぽんぽんと叩くと中が空洞の様な良い音はしていました。でも、その形を見ると切ってみる気もせず、初カンパーニュはテーブルの上で放置プレー状態。(爆)
旦那が帰宅し、形の悪い私の初カンパーニュを、まるで慰めるかのように、Beautiful bread!と言って褒めてくれ、味見がしたいと言うので切ってみたんです。すると、中は外とは大違い!
昔フランスの田舎町で食べたパンとまるっきり同じ!外側はあごが痛くなるほど堅いのに、中はもっちりしていて、ちぎるとゴムの様に伸びる。塩味も程よくついていて、ほんのこつ旨い!
旦那も、このカンパーニュは日本に住んでいた頃よく買っていたベーカリーのより美味しいと絶賛。私もその旦那の言葉はお世辞ではなく、確かにベーカリーのより美味しいと思いました。
綺麗な形に焼けず、一旦は消えかけたと思われた私のカンパーニュ熱。この味で再びかっか、かっかと燃え始めたのでした。(笑)次回は粉の分量を増やし、体調の良い日にもっと気合を入れて焼いてみたいと思います。
次回はぽっかりと割れ目を入れたいと思い、昨日、Sur la tableと言う私の大好きなキッチンショップで、Baker's bladeと言う名で売られている、スコアリング用の刃物も買い準備万端整っております。
さてストラータに話を戻し、しっかり1時間くらい卵液に漬けたパンと野菜を、1時間近くオーブンで焼いて、アッツアッツを食卓に!
本当はもう一品準備するはずだったんですが、夕方になると寒気までしてきて、もうストラータだけでええわぁと思い、ちょっと淋しい食卓にはなってしまいましたが...(汗)
ストラータは以前にも作ってブログで紹介しました。ソーセージじゃなくてもベーコンでも、あるいはチキンやお魚などで作っても美味しいと思います。日にちが経って堅くなったパンがあったら、是非是非お試し下さい!詳しいレシピはこちら です。
大量に作ってしまったストラータ!(苦笑)たっぷりお皿に取り分け、ピリッと辛口にロケットと共にいただきました。
これは一昨日の晩御飯です。アメリカではブランチの定番メニューですが、雨人のブランチは、日本人の私にはボリュームがありすぎ、晩御飯に食べてもお腹は一杯になります。(笑)
ソーセージとたっぷり野菜のストラータ
実は私、一昨日ちょっと体の調子が悪く、晩御飯を作るのも億劫だったんです。そんなもんで、コストコで大量に買ったミニソーセージを冷凍庫から出してきて解凍し、簡単に作れる甘くないパンプリンを作りました。
調子が悪かった原因は、前日にシャワーを浴びていて洗髪の時に耳に入った湯のせいか、片方の耳の鼓膜が奥底に沈んでしまったようで聞こえが悪く、頭痛まで引き起こしたんです。
中耳炎になるのではないかとかなり心配だったんですが、幸い一晩明けて昨日の朝には、その耳の調子も普通に戻り頭痛もなくなりました。
ところで、最近私はこんなものを買いました。アメリカではブロットフォーム(Brotform)の名で売られている、パンを作る時の発酵用カゴです。
このカゴでパンを発酵させパン・ド・カンパーニュを焼いている人をよく見かけますよ。私も焼いてみたくて、このカゴが前々からずっと欲しかったんです。初めてホームベーカリーを使い出した時から、あの渦巻状の模様のついたカンパーニュを焼くのが私の夢でした。
私、つい最近まで、これって陶器製なんだとばかり思っていました。旦那もそう思っていて、だからアメリカに引越す直前、これを買って引越荷物に入れても良いかと聞いたら、1つでも割れ物を減らし向こうに着いてから買うようにと旦那に止められたんです。
サンフランシスコで食べたサワードウブレッドを自宅で再現したくて色々試みたのに、やはりシアトルの気候では作れないことを認めざるを得なくなりました。
以降、パン作りへの情熱に欠けてしまっていたんです。しかしふとこのBrotformのことを思い出したら、今度はカンパーニュに火がついてしまい、ネットで探してやっと購入することにしました。
アマゾンで注文したカゴが届いたのは今週初め。早速使ってみたくて、翌日耳の調子が悪くなるなんて想像もしていなかった私は、木曜日の夜生地のスターターを仕込みました。
そんなもんで一昨日は、耳が聞こえず頭痛もし晩御飯をまともに作る気力もないと言うのに、最悪のコンディションの中カンパーニュ初挑戦となったわけです。
本を読んでカンパーニュ作りのコツと言うのを学び、購入したカゴに合わせ分量を計算し生地を作り。しかし、またまたここでアメリカのアバウトなカップやスプーン計量にムカツク!
私の買ったカゴのサイズは直径8インチ。センチにすると約20cmですが、よくブログでカンパーニュを紹介されている方たちが使っているカゴと違い、底が平たく結構デカイんです。なのに説明書には粉は2カップまでと書いてある。2カップの粉と言うと300gもないんですよ。
この大きなカゴにこんな少量の粉で作った生地?とちょっと不思議に思いつつも、説明書どおりに300gまでの粉の量で生地を作ったら、やっぱり思った通り、出来上がった生地はカゴの割りには少なすぎ!
だ・か・ら、私がいつも言うんです!アメリカもこの時代に昔ながらのカップやスプーンじゃなく、メートル法を使えって!はかりを使えば量る人によって量が違うと言う問題は絶対に生じません。
この現代に未だ計量器を持っておらず、カップやスプーンだけでパンや菓子を作るアメリカ人が居るというのなら、せめてイギリスのレシピ本同様、昔の表示とメートル法の両方を表示すべき。
とまぁ、文句ばっかり言っている間に、カゴの割りには量が少なかった生地でも、なんとなくカンパーニュらしく発酵してくれました。
そして次は皆様がクープと呼んでいらっしゃる生地に切れ目をつけるスコアリングです。家で一番良く切れるナイフで縦横十文字に切れ目を入れようとするんですが、何せ生地が柔らかいので綺麗に切れてくれない。
もうこの辺りから、綺麗に割れたカンパーニュが焼けないことが確定してきたので、体調が良くないこともあって、殆どどうでもよくなり切り傷だらけの生地をオーブンに入れました。(笑)
スチームで焼くのに、本に書いているようにしたけれど、やっぱり何分経ってもパンはぽっかりと割れてくれませんでした。45分焼く予定が42分経った時点で完全に嫌気がさし、オーブンからパンを取り出してしまいました。
形は悪いけれど、それでも一応オーブンから出てきたパンは、ぽんぽんと叩くと中が空洞の様な良い音はしていました。でも、その形を見ると切ってみる気もせず、初カンパーニュはテーブルの上で放置プレー状態。(爆)
旦那が帰宅し、形の悪い私の初カンパーニュを、まるで慰めるかのように、Beautiful bread!と言って褒めてくれ、味見がしたいと言うので切ってみたんです。すると、中は外とは大違い!
昔フランスの田舎町で食べたパンとまるっきり同じ!外側はあごが痛くなるほど堅いのに、中はもっちりしていて、ちぎるとゴムの様に伸びる。塩味も程よくついていて、ほんのこつ旨い!
旦那も、このカンパーニュは日本に住んでいた頃よく買っていたベーカリーのより美味しいと絶賛。私もその旦那の言葉はお世辞ではなく、確かにベーカリーのより美味しいと思いました。
綺麗な形に焼けず、一旦は消えかけたと思われた私のカンパーニュ熱。この味で再びかっか、かっかと燃え始めたのでした。(笑)次回は粉の分量を増やし、体調の良い日にもっと気合を入れて焼いてみたいと思います。
次回はぽっかりと割れ目を入れたいと思い、昨日、Sur la tableと言う私の大好きなキッチンショップで、Baker's bladeと言う名で売られている、スコアリング用の刃物も買い準備万端整っております。
さてストラータに話を戻し、しっかり1時間くらい卵液に漬けたパンと野菜を、1時間近くオーブンで焼いて、アッツアッツを食卓に!
本当はもう一品準備するはずだったんですが、夕方になると寒気までしてきて、もうストラータだけでええわぁと思い、ちょっと淋しい食卓にはなってしまいましたが...(汗)
ストラータは以前にも作ってブログで紹介しました。ソーセージじゃなくてもベーコンでも、あるいはチキンやお魚などで作っても美味しいと思います。日にちが経って堅くなったパンがあったら、是非是非お試し下さい!詳しいレシピはこちら です。
大量に作ってしまったストラータ!(苦笑)たっぷりお皿に取り分け、ピリッと辛口にロケットと共にいただきました。