先日のめざましテレビで、

若者言葉のチェックとかで、

「8時10分前とは何時の事?」的な

ことをやっていた。

 

50代60代の年配の方々は、

当然のように

「それは7時50分でしょ」と

答えていた。

 

しかししかし、

今どきの10代20代の若者たちは、

それを、「8時7分、8分のことでしょ」と

なんの疑いもなく答えていた。

 

そう言われればそうなんだが。

8時10分の少し前、

だから8時7、8分ね。

と、こうなるらしい。

 

今どきだから、

もう待ち合わせ時刻は、

そのままずばりの時刻らしい。

 

確かにアラカンを含む年寄り世代でも、

話し言葉では、8時10分前と

言うことはあるが、

文書にして、時刻を特定するときは、

何時何分前なんて表現はほとんど

使わない。

 

今何時?

そうね、8時10分前かしらん。

 

こういう時にしか「何分前」は使わない、

はずのように思う。

 

そういうことからすると、

めざましテレビでやっていた

あのアンケート結果は、

熟年世代と若者世代とのギャップを

おもしろおかしく伝えるための

「わざとらしさ」のような気がしてならない。

 

アラカン自身も幼少期のころ、

何分前の意味が今ひとつわからない時もあった。

それがわかるようになり、

使えるようになると、自分もようやく一人前の

大人になったんだねという思いがした。

 

そういえば、

最近はこの「何分前」なんて言い方、

めっきり聞いたこともないし、

使うこともなくなってきたような気がするのは、

アラカンだけだろうか。