最近アラカンは、ツイッターよりもスレッドを

よく見ている。

 

この両者はよく見ているが、

どちらかと言えば、スレッドの方が

単なる呟き(つぶやき)よりも

もう一歩突っ込んだものを問いかけている

ものが多いように思う。

 

先日このスレッドにこんな話が載っていた。

(ある人の話だ)

小学生の頃、私を含む友達3人でプールに行った。

私の父が運転手、見守り役としてついて

来てくれました。

 

帰りにその車に乗り込む前に、

私以外の2人が「あっ、ちょっと待ってて!」

と言って、その施設の入口方へ走って行ったので、

父は、「何か忘れ物でもしたのかな?」と。

そして待つこと数分。

 

車に戻ってきた2人の手にはアイス。

そして2人は、車の後部座席でアイスを食べ出した。

 

その後、父の顔が曇り、

その2人をそれぞれの家にまで送り届けた後、私に、

「次からあの子たちは、お父さんはもう連れて行けない」

と言ってから、近くのスーパーで私に

アイスを買ってくれた。

 

当時の私は鈍感で、その事をなんとも思わなかったし、

なんでお父さんが悲しそうな顔をしているかさえ

分からなくて、むしろ不安になった。

 

そしてその後、自分が親になった今、

ようやく当時の父の気持ちが痛いほど

分かるようになった。

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小学生では、とても他の人の分までアイスを買うなんて

ことはできないかもしれないが、

少なくとも、自分たちがアイスを食べている時に、

他の人はどういう気持ちになるのだろう?

くらいはわかるはずだど思う。

それでも、小学生だ。

わからないかも知れない。

 

アラカンにも似たような話があり、

それを思い出した。

 

もう何年も前の話だ。

10年ほど前だろうか。

 

昔の会社同僚たち数人を、山之口へご招待したことが

あった。

その時は、どうぞ自分たちの食べたい物、

好きなものを買って、もって来てくだないね、

なんて言っていたと思う。

 

そして当時、山之口で、いざ実際に、

「アラカンさん、このスイーツ、

冷蔵庫に入れさせてくださいね」

何て言われて、自分たちの食べるスイーツの分だけを

アラカンの冷蔵庫に入れさせてあげたのだった。

 

その時の空気感が、まさに上述した

スレッドの小学生の話とよく似ているのだ。

なんとも言えない、嫌な空気感。

それでも、自分の好きなものを買って来たんだから、

別にいいでしょ?と言わんばかりの態度。

 

あっちは小学生だが、

こっちは立派な社会人ですぞ。

 

ほんとこの時は、アラカンは腰が抜けるくらい驚き、

残念で仕方なかった。

なんとも言えない悲しさがその後、

こみ上げてきました。