ドーベルマンボルドー裏ブログ -3ページ目

ドーベルマンボルドー裏ブログ

ドーベルマンボルドーブログ別館
というより、いまや本館(笑)

ワタシの介護バックステージ⑥


〜介護の裏側で、私がようやく自分を取り戻すまで〜


「私がやらなきゃこの人は生きていけない」
ずっとそう思っていました。

そう思い込まされてきた、と言った方が正しいのかもしれません。


「お母さんはもうすぐ90歳なんだよ。だから仕方ないでしょ。やってもらわなきゃ困るの!」


そんな言葉を、私は何度聞いてきただろう。



私の母は現在84歳。
身体は元気で自分自身の身の回りのことは自立。

東京に住んでいた母が私と同じ町内に越してきてから7年が経ち、一昨年に物盗られ妄想が発症。
周囲にも迷惑かけていることを知り、もの忘れ外来を受診。

今年になり認知症がかなり進行したため、医師からもデイサービス利用を勧められ、本人も同意の上契約に至ったが、
デイサービス利用初日に激しく拒絶からの介護者であるワタシへの暴言の数々。


ケアマネジャーさんの指示により一度も通わぬうちに
契約したデイサービス施設とも最終契約中止となりました。



ここ数ヶ月、母の認知症が進むにつれ、今まで以上に母は私に頻繁にSOSを出すようになっていました。


電話の内容は、、、

「体がしんどい、どうしたらいいのか分からない」
「もうお風呂に何ヶ月も入ってない 温泉に行きたい」
「お金がないから立替えて食べもの買って持って来て」
「生活費引き落として持って来て」
「光熱費コンビニで払って来て」

といった“助けを求める”言葉のオンパレード。


最初のうちは、心配もあって対応していました。


でも、ある時ふと気づいたんです。
これは本当に「助け」なんだろうか?と。


私が母からの依頼を全てやってしまうことで、気付けば母は自宅から殆ど出ずに生活している状態に、、、
(そら認知症も進みますね)


「やってもらって当たり前」の罠

昨日の母とのやりとりの中で、

「自分はもうすぐ90歳なんだよ」
「年寄りなんだから、できなくて当たり前 やってもらって当たり前」
という言葉が何度も出てきました。(実際は84歳です)


そのたびに私は、心のどこかでは「仕方ないのかもしれない」と思ってしまう。

でも、冷静に振り返れば、こうした言葉は、
「あなたがやるのが当然でしょ」という感情操作だったのです。



支援の線引きをした日

昨日いよいよ母と電話にて対決。
(ケアマネージャーさんと相談後、電話に出て私からの条件を話すことにしました)



私は何回も同じことを母に伝えました。

「今後、生活支援を私から行うことはしません。今まで通り生活支援を求める場合は、貴女がデイサービスを継続的に利用することが条件です」


その言葉を何度か繰り返していくうちに、次第に母の声色が変わり、
「じゃあもう東京に帰るから、預けていたものを全部返して!」
と怒鳴られました。

これは“泣き落とし”が効かなくなった時に、
次の攻撃として「見捨てられる不安」をこちらに植えつけようとする反応です。

心理学的には「逆転移」とも言える現象ですが、今回は私は動じませんでした。



通帳とカードをポストに返した日


「預けていた物を返してほしい」と言われたので、
そのまま母宅のポストに、通帳・キャッシュカード・保険証などを返却しました。


不思議なことに、返し終えた瞬間、体の力がすっと抜けたような感覚になりました。

「あ、これで終わったんだ」
と心から思えたのです。


母に「支配されている」と感じていた私自身が、
自分の意思で「支援の終わり」と「物の返却」を完了させた。


これは、心理的にも現実的にも、自立を取り戻す大きな一歩でした。



呪縛からの解放とは

介護とは、「やさしさ」や「愛情」で語られることが多いけれど、実際には「罪悪感」や「義務感」、
ときに「支配」と「被支配」の関係が隠れていることもあります。


今回の私は、「これ以上は無理です」と明確に伝え、
制度(ケアマネさんやケースワーカー)に引き継ぐことで、
“支援の手を引くことは冷たいことじゃない”と実感しました。

私が動かなくても、制度は回る。


母は“私”ではなく、“公的サービス”を頼るべきなのだと、ようやく心から思えました。



最後に

これを読んでくれているあなたが、
同じように「親との関係に疲れている」なら、
まずは線引きをする勇気を持ってほしい。


やらない選択は、見捨てることじゃない。
「自分の人生を、自分のために取り戻す」ということなのだから。


そして──


老いても、母の人生は母のもの。
私の人生は、私のもの。


その境界線を守ることこそが、
お互いの尊厳を大切にするということなのだと、今ならはっきり言えるのです。


この記事をもって、ひとまず「母の笑える介護日記」「ワタシの介護バックステージ」は一区切りとなります。


母の介護支援に関わってきた日々を振り返りながら、
悩み、葛藤し、ときに涙しながら綴ってきたこのnote。

ですが今、私は母の直接的な介護支援から距離を置く決断をしました。


これからは「支える側」としてではなく、
「私自身の人生」をもう一度立て直していく時間にしていきます。


そのため、このnoteの介護に関する投稿も、ここで一旦筆を置くことにします。


これまで読んでくださった皆さま、共感や励ましの言葉をくださった方々へ、心から感謝しています。


介護というテーマには終わりがなく、形を変えて続いていくものかもしれません。


けれど「私の人生もまた、私の大切な物語である」という視点を、この経験を通してようやく持てたように思います。


どうか皆さんも、ご自身の人生を何よりも大切に。

本当にありがとうございました。













母の笑える介護日記⑬


2025年8月3日(土)


朝から鳴り響くスマホ。鬼電、鬼電、また鬼電。 どうやら母がまた何か言いたいモードに突入したらしい。 


でも、こちらは現在「接触禁止令」発令中。

ケアマネジャーさんの指示のもと、娘は鋼のメンタルで無視を決行。


……とはいえ、鳴る電話。沈黙の留守電。 「何かあったかも?」と思わせておいて、メッセージは無し。


 いざメッセージが入り聞いてみれば 「川崎から書類が届きました 宜しくお願いします」 


はぁ?何故に川崎?意味不明過ぎる、、、


意味不明なので引き続き私は沈黙の要塞へ。


※ちなみに私の職場にまで何回も電話してきていた。





2025年8月5日(火) 

【母の気まぐれコール祭り再び】


 日曜日、月曜日と全く電話が鳴らず おそらくそろそろかなと思っていたら


7:04 自宅着信(留守電なし) 朝イチから着信!健康的な早起き。いや、ありがたくない。


8:14 再び自宅へ着信(留守電なし) 朝食後のひと運動でしょうか?2回目のチャレンジ。


13:16 スマホ着信 (ワンオペ仕事中 ) ランチタイム狙い撃ち。


13:48 またスマホ着信 デザート感覚でもう一回!


15:00 スマホ2連発着信 おやつの時間に本気モード。合計5発。



同日 まさかの心配アピール


そんな中、母の知り合いからLINEが。

「今日、○○さん(母)が“娘に連絡がつかず心配、嫌な予感がする”と電話で言ってたけど大丈夫?」


仕事中だったけれど 「現在もまだ“母のSOS待ち”の指示中です」と丁寧に返信。


念のためケアマネジャーさんにも即報告。


すると、ケアマネジャーさん、思わず口を滑らせる。


「はぁ?先週月曜日にあんなに娘をボロカス言ってたくせに、 なに抜かしよるんですかね!💢」


その語気の強さに思わず笑ってしまいました(笑) そして私の代わりに怒って下さるなんて、、、と、 ほんわか嬉しい気持ちに❤️


結果、ケアマネジャーさんとの相談で、母の知り合いにはこう伝えることに。


「娘さんに“生活支援のSOS”を出すように促してください」


はい、正しいサポートの手順ですね。


母の知り合いの美しい方も 事情を理解して下さり、協力して下さって有り難い限りです!感謝しかない。


※この日も私が職場から帰ったあとも
職場へ何回も母からの着電が入っていたらしい
相方から非常識にも程があると怒りの報告あり。




【帰宅後の留守電チェック】


合計7件のメッセージが届いておりました。 …うち6件は無音の美学。


そして、ようやく6件目と7件目にメッセージが。


「お母さんです。通じたらお電話下さい。」 「どうしたんでしょう?体調悪くなり病院にいるのですか?お電話下さい。」


「心配」という名の通信文が。

でも、SOSとは違うらしい。



【ケアマネジャーさんの神対応】


次に電話がきたら、、、


 「母のことが心配で体調が優れないと伝えて安心させ、それでも無理なら“これ以上弱ったら支援できない”こと、“娘さんも限界”であることを告げ、デイサービス利用を条件に生活支援をしますと話しましょう“見放されたら困るのはお母さん自身”と交渉を」

という内容。 ただし、


「すいません😣💦⤵娘さんのいい案あれば教えて下さい💦」


と、急募:良い案。



できる限り冷静に同じ内容を母を伝え交渉はしたものの、母はとにかく自分はか弱い年寄りで可哀想なのだから娘にやってもらうのは当たり前の言葉を繰り返す。


しかも今日は銀行に生活費を引き落とせる日(早くおろしてきて!と言ってましたw)ということはハッキリ認知しているのに、先週月曜日に私に二度と関わらないで!アンタの顔は二度と見たくない!帰って二度と来ないで!私は東京に帰る!等などの母の口から私に吐いた暴言は一切記憶にございません状態でした(笑) 


とにかく今までの私からの生活支援を継続するには、母の心身のためにも (医師からも認知症が昨年よりかなり進んでいると診断されてます)

デイサービス利用が条件だと私は冷静に何度も繰り返しましたが、、、 どうしてもデイサービス利用がしたくない母は、、、


「それなら東京に帰るから、預けていたものを返して!」



という強硬路線。


私は即座に「返しに行きますね」と静かに宣言し、話は決別。 


その旨ケアマネさんに報告したところ、


「それで良いです!一度全部一人でやらせましょう。 また困れば“助けてほしい”と自分から言ってくるはずです」


とのことで、母の通帳やカードなどは母宅ポストに返却完了。


電話の嵐も、親子の攻防も、 これはもう…介護じゃなくて、人生のバラエティ。


私の心と神経が鍛えられていくこの日々なのです。




ワタシの介護バックステージ⑤


プロローグ:医者の不養生、心理士の不心理

「医者の不養生」とはよく言ったもので、心理学や悲嘆学をカレッジで学び、ちゃんとライセンスまで持っているこのワタシ。他人様の心の問題には颯爽と立ち向かえるのに、いざ自分のことになると...


完全に素人と化す。_| ̄|○ il||li


気がつけば母との関係は、教科書に載っている典型的な共依存関係に。まさに「灯台下暗し」「紺屋の白袴」「心理士の心理盲点」状態である。




第一章:妖怪「子泣き母」の正体


ある日、ふと鏡を見ると、そこには見慣れない妖怪の姿が...


背中におぶった老婆が「あれもして」「これもして」「なんでできないの」と泣きわめき、おぶっている自分もヨタヨタと足腰が弱っている。


これは...まさに妖怪「子泣き母」



昔話の「子泣き爺」の進化系で、現代版介護妖怪である。特徴は以下の通り

  • 背中にくっついて離れない

  • 常に何かを要求している

  • おぶっている人の体力とメンタルを徐々に削る

  • 専門知識があっても無力化させる恐ろしい能力を持つ


第二章:救世主現る!巫女様(ケアマネージャー)登場


「あーんあーん」と泣き喚く子泣き母をいつの間にかおんぶしている状態に陥っていた妖怪憑きのワタシの元に、颯爽と現れたのが現代の巫女様こと、ケアマネージャーさん!



この方の素晴らしいところ

  • フットワークの軽さは忍者級

  • どんな些細な質問にも即レス(LINEより早い)

  • 爽やかさは青空のよう

  • 元気さは栄養ドリンク10本分


「あ、これヤバい妖怪憑いてますね〜」的な感じで、全く動じることなく対処法を教えてくれる。まさに妖怪退治のプロフェッショナルである。





第三章:お祓い開始〜正常化への道〜


巫女様の指導の下、妖怪「子泣き母」との適切な付き合い方を学ぶ日々。


「あ〜、ここでこうやって境界線を引くんですね」
「なるほど、この呪文(制度活用)が効くんですね」
「この護符(サービス)を使えばいいんですね」


専門家として学んだ知識と、実際の妖怪退治は全然違う!理論と実践の差を痛感する毎日である。


山の修行より里の修行ですなw



エピローグ:感謝の気持ちと新しい朝


呪いを解くのは一筋縄ではいかないだろうが、この心強い巫女様がいれば大丈夫。


妖怪子泣き母とおんぶワタシが正常に戻る日もそう遠くないはず。


ありがたや、ありがたや〜🙏


朝のコーヒーを飲みながら、「良い人に出会えて本当に良かったなぁ」としみじみ思う今日この頃。



介護は一人で戦うものじゃない。
プロの力を借りることは、恥ずかしいことじゃない。
むしろ、それが一番賢い妖怪退治法なのかもしれない。



今後も妖怪「子泣き母」との共生生活は続く...




✪回顧録✪


車の運転中にふと そういえばワタシが小学4年生のとき、
あまりに毎日続く母からの理不尽な人格否定と肉体的な激しい暴力にうんざりしていたワタシは、その日も母からの罵詈雑言を浴びながら叩かれたり蹴られたりしていた途中で、突然キッチンに走り包丁を取り出し、その包丁を母に手渡し握らせ、、、


「そんなに産まなきゃよかった子供なら自分の手で始末して!」と、言ってから床に大の字になって、


「さぁはやく始末しちゃって下さい」と


母にワタシを消すように依頼したことがあったなぁと思い出しました。


うん、そらマニピュレーター(操作的言動をする人)からしたら、

そんな子供は扱いにくくて脅威かもしれんよね(笑)











昨日投稿したnoteに対する、ひとつのメッセージが目にとまりました。



その言葉とは、私が書いた


「恨まない生き方は、傷ついた人間にしか選べない、尊い道」


という一文に対するものでした。


この言葉に、自分と似たような道を歩いてきた方の心が揺れたこと。


一瞬でも、自分の人生を“価値のあるもの”だと感じてくれたこと。


それが何よりも、嬉しく、胸に残りました。



人から見たら「重たい過去」かもしれない。


でも、その痛みを誰かの希望に変えることができたら


それはきっと、静かに燃える灯火になれるのだと思います。




心に、ひとことだけ残る言葉。


「沁みました」その響きに、胸の奥がふわっと緩み、誰にも見えない傷跡に、光が当たったようだった。




他人には伝わらない過去。


でも、同じように歩いてきた人にしか届かない言葉が、確かにある。


それが届いた瞬間、人と人のあいだにそっと橋がかかるのだと思った。



読んでくださり
ありがとうございます🙏





欠席母の笑える介護日記⑫


2025年7月31日(木曜日)

朝7時半の留守電シアター開演🎭

ピーーー

「お母さんです。今日は体調が悪いのでデイサービスにお休みすると伝えて下さい」


おや?この声、どこかで聞いたことが...🤔



あれ?月曜日に「二度と私に関わらないで‼️もうアンタの顔も見たくない💢東京に帰ることにした💢」とドアチェーン越しに絶叫していた母さんとは、まるで別人ですね?


あの時のことは無かったことになってる模様です(笑)



本日の出演者 マトリョーシカ母ちゃん

  • 月曜日の母:激怒系反抗期母ちゃん(関わるな!シリーズ)

  • 今朝の母:丁寧語使いの良妻賢母ちゃん(デイサービス連絡係)


母ちゃんの高等テクニック分析📊

この留守電、一見すると「体調不良でお休み」という普通の連絡に見えますが...


隠された真意を読み解くと、、、


  1. デイサービス行きたくない😤

  2. でも娘に連絡させて主導権キープ💪

  3. ついでに娘の様子も伺っちゃお♪

  4. 「関わるな」って言ったけど、やっぱり関わって欲しい💦

まさに母ちゃん版4D チェスの完成です👑


これはまさに母の長年の操作的言動のパターンであり、認知症による影響が色濃く出ている状況だと思われます。



ケアマネさんへの緊急報告📱


「母からSOSではない連絡が入りました。指示をお願いします」 


ケアマネさん:「デイサービスは休止中ですので欠席連絡は不要です。やはりまだしばらく様子見で」



母ちゃんの計画

  • ✅ 娘に連絡させる

  • ❌ 娘から折り返し連絡もらう

  • ❌ 関係修復

  • ❌ 生活支援復活

得点:1/4点 母ちゃん、もう少し頑張りましょう😅


今日の母ちゃん鑑定結果🔍

本日登場した母ちゃんは「心配性で真面目な連絡係母ちゃん」でした。


特徴

  • 丁寧な言葉遣い✨

  • ちゃんとした理由付け📝

  • 娘への間接的アプローチ🎯

  • でも根っこは様子伺い👀


明日はどの母ちゃんが登場するでしょうか?


  • 甘えん坊母ちゃん?

  • 強がり母ちゃん?

  • はたまた新キャラ登場?


娘(私)の心境💭

やれやれ...母ちゃんの中には一体何人の母ちゃんが住んでいるのやら。

まるでロシアの民芸品マトリョーシカのように、一つ開けるとまた別の母ちゃんが出てくる出てくる🪆



マトリョーシカ母ちゃんラインナップ


  • 大:怒りんぼ母ちゃん

  • 中:心配性母ちゃん

  • 小:甘えん坊母ちゃん

  • 極小:本当は寂しい母ちゃん(推定)


予想される今後の展開🔮


近々、生活支援ストップの現実が襲いかかってくるはず...

その時、母ちゃんマトリョーシカの最深部から飛び出してくるのは、果たしてどんな母ちゃんでしょうか?



候補

  • 「やっぱり頼む」素直母ちゃん

  • 「困ってない」強がり母ちゃん

  • 「東京行く」逃避母ちゃん 

  • まさかの新キャラ⁈ パンドラの箱が開く(笑)


本日の格言💡

「母一人に母何人 〜マトリョーシカ介護の楽しみ方〜」


次はどの母ちゃんにお会いできるか、楽しみに待ちましょう🎪