私か!と思った日 | ドーベルマンボルドー裏ブログ

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読書、動物との暮らし、日々の気づき。
人生の途中で見つけたことを、静かに書き残しています。





「なんで人が変わっても、同じような嫌なことをされるんだろう?」



そんなことを考えていた時期があった。



職場でも。
友人関係でも。
家族との関係でも。



相手は違うのに、なぜか似たような理不尽な扱いを受ける。



最初は、


「嫌な人ばかりに当たる」


と思っていた。



でも、そう考えても何も変わらない。



また別の人が現れて、また似たようなことが起きる。



そんな日々が続いていた。


ある日、私は職場で理不尽なことを言われた。



腹が立った。


納得できなかった。


憤慨しながらゴミ袋の口を縛っていた。



その時だった。


突然、頭の中に雷が落ちたような感覚があった。






(゚Д゚)ハッ!!


「私か!」


「私がそうさせているのか!?」



もちろん、相手の言動が正しかったという意味ではない。



理不尽なものは理不尽だ。



けれど、その瞬間、今までの出来事が一本の線でつながった。



私はずっと、


「相手が悪い」


「嫌な人ばかりが周りにいる」


と思っていた。



でも違った。



もしかしたら私は、このパターンに慣れ親しみ過ぎていたのではないか。



本当は嫌だ。


すごく嫌だ。


腹も立つ。


傷つく。



それなのに、どこかで


「はいはい、いつも通りね」


「これが私の役回りだよね」


と受け入れていた。



もっと言えば、


「これが私の安心できる居場所」


にすらなっていたのではないか。

そう思った。



不思議な話だけれど、人は苦しいことにも慣れる。



そして慣れたものを無意識に繰り返そうとする。



だから私は、


嫌な扱いを受けるような空気を自分で作り、相手にもそれを許し、


結果として同じ現象を何度も繰り返していたのかもしれない。



その時、初めて思った。


「変わるべきは相手じゃない」


「私だ」


と。



もし私が何も変わらなければ、


10年経っても。


20年経っても。


相手が変わっても。


職場が変わっても。


同じ物語を繰り返すだけだ。



その気づきが、私にとっての転換点だった。



他人軸から自分軸へ。



相手を変えようとする人生から、


自分を見つめる人生へ。



私の内省は、あの日ゴミ袋の口を縛りながら始まったのである。