日本中でコロナの感染者が減っている。
「コロナが落ち着いたら」またバンドができると思っていたけど、実際はそうはならなくて今も職場で「ライブハウスに行く」なんてとても言える雰囲気ではない。僕も電車に乗って東京まで行ったりすることをなんとくなく「怖い」と感じている。
去年の今頃はテレビではアメリカの大統領選ばかりやっていた。その頃の僕はバンドができなくても音楽に関してはやる気でMTRを買って曲を作ったりしていた。
でも最近は全然ギターに触ってもいない。バンドに対する気持ちが弱くなったと思う。
コロナ禍でもマーガレットズロースは僕抜きの3人で何回かライブをやっている。そのたびに僕は「欠席」していてる。僕はいつまでライブの誘いを断って「欠席」し続けるのかと考えていたら、今の宙ぶらりんの状態が嫌になってしまった。
バンドを辞めるのは心残りもあるけど、一人でよく考えてバンドのメンバーに脱退させてほしいって連絡をした。
メールだけじゃなくてちゃんと話そう、ということになってビデオ通話で4人で話をした。
自分の気持ちはちゃんと伝えられた。
平井くん、岡野くん、粕谷くんから言われたことは、今は無理してバンドをやらずに休んでいていいからいつでも戻ってきてほしい、という内容だった。
そんなふうに言ってくれた友達に甘えさせてもらって少し休ませてもらうことになった。
ありがとう、マーガレットズロース!
「悲しいね、 きみのうた
悲しくて 奇麗だね
つづかないけど 終わらない
さびしさは いつもそばに」
工藤祐次郎『かなしいうた』より
最近Spotifyから流れてきていい曲だなーと思って何回か聞いていて、覚えてきたから曲に合わせて自分も歌っていたら泣けてしまって歌えなかった。こんなこともあるんだなあ。