合唱コンクールと・・・・20年 | 西宮路地裏 空庵店主の のん器なあたふた日記

西宮路地裏 空庵店主の のん器なあたふた日記

 大阪と神戸の間、西宮の路地裏で器を中心に作家モノを扱う「空庵」店主の
 アナログであたふたな日々



金曜日開店時間を遅らせた理由
それはコチラ
チビコブタの合唱コンクール。

参観日も発表会も来ないで!!
と、言われいつも物陰から
顔半分で見る寂しい親だった私。

今になって何回も
合唱コンクール来る?と聞いてくる。
なので行かせていただきました(笑)。

元男子校だけあって
応援団みたいな力強い歌声(笑)。
そして見事優勝!!
よかったね~ ♪
ちょっとウルッと来て、幸せに。
ありがとね、誘ってくれて。

でも母は兵庫県立芸術文化センターの
マーラーの復活の合唱にも行きたかったのよ。
震災後20年の記念公演で
全くチケットとれず。

そうあれから20年経つんですね。
うちも幸い怪我はなかったものの家は全壊。

神戸の三宮の駅に立って
破壊された変わり果てた姿に
家族との記憶を奪われたような
打ちのめされた気持ちを思い出します。
一番辛かったのは失ったモノではなく
想いでや記憶だったかな~。

でも物資の不足したあの状況での
助け合いの連鎖は忘れられない。
自衛隊の方が水を配ってくれる
車に北海道支部と書いてあるのを見て
どれだけ勇気を頂いたか。

だから東北の事も気になる。
自分たちだけで復興した訳ではないから
小さな力でも役に立ちたいなと
コツコツできる形で続けてます。
普通の暮らしがどれだけ貴いものか。

昨日飲んだ帰りに楽器を背負ってる
グループに遭遇。
「もしかして、芸術文化センターの
オーケストラの方ですか?
聞きたかった~!明日も演奏頑張って下さい!」
と、道の真中で大盛り上がり。

こんな普通の暮らしが続きますように。

明日もきっと素晴らしい演奏が天まで
届くでしょうね。