子供を外に預けれらるようになり、
私はすぐに仕事を始めた。
家事と育児と仕事を両立することは
本当に大変なことだと痛感するが、
それでも、私は外に出たかった。
私が働くことを、
旦那さんは本当は良く思っていないことも感じていたけど、
どこから見てもとても良い旦那さんは、
それを咎めたりはしない。
そして、こう言った。
「瑠美は仕事が好きだから」
この言葉に続く言葉を私は感じた。
『瑠美は仕事が好きだから、働かせてあげる』
そう言っているように聞こえて、
また、うんざりした。
私が働く事によって、家計は潤ったし、
それによる恩恵は旦那さんも受けているはず。
だけど、疲れて帰る私に労いの言葉などは一度も無い。
仕事で夜、どうしても出かけなくてはいけない時には
旦那さんが早く帰って、子供を見ていてくれる。
有難いと思う。思うけど・・
帰って来た旦那さんに
「ごめんね~。ありがと。」
と言う事にも本当はうんざりだった。
子供は夫婦二人で産み育てるもの。
旦那さんと同じように働く私が、なぜ、
「ごめんね」
と謝るのか?
うんざりしながらも、必ず謝った。
揉めたくはない。
こうして、どんどん冷めていく気持ちを止められないまま、
その頃の私にとっての大事件が起こる。
おばさんのはずの私に、その日は突然やって来た。