永遠に 手をつないで -10ページ目

永遠に 手をつないで

私には20年以上も忘れられない人が居ました。
全ての出会いと再会といきさつと・・・
過去の記憶を綴ります

トシくんと付き合い始めてすぐに、

前の年の修学旅行の一件が明らかになった。


「修学旅行のお土産を買って来たんだよ。

驚かせようと思って、わざと言わずに行った。

瑠美にだけお土産を買って来て、それで告白しようと思ってたんだ~」


悲し過ぎて、笑うしかなかった。


実際に私は笑った。

「じゃあ、私が悪かったよね~」



ほんの些細なすれ違いだ。

また、私だけが勝手に盛り上がってたんだと恥ずかしさもあった昨年。

当てつけるように付き合ったK先輩との日々も無駄だったとは思わないけど、

昨年、もう少し私が素直で居れば、

トシくんは東京に行く事にはしていなかったはずだ。


それだけは自信がある。



それ故、私は高校2年の秋をこの後、ずっと後悔して生きることになる。




それから、私達は毎日同じ時間を過ごした。

寝ている間と学校に行っている間以外はずっと一緒に居た。

もうすぐ、離れ離れになるとわかっている毎日が過ぎるのはとてつもなく速かったし、

それを感じながら、いつも一緒に居た。

トモくんの受験が終わった頃には、夜遅くまでトモくんの家で過ごしていて、

おばさんに叱られた。

「女の子がこんな遅くまで外に居たらダメでしょむかっ」

仕方ないので、夜は9時までに帰宅して、

登校前に早朝5時からトシくんと堤防沿いを歩いたりもした。

とにかく、一緒に居たかった。

トシくんも同じ気持ち。



幸福感と喪失感の大きさは比例するのだと私が知ったのはこの頃だ。

帰省する度に必ず顔を出すBARがある。


そこのマスターはトシくんと私が付き合っていた頃、

トシくんと学校で仲良しだった友人。


当然、私とも面識があったから、

彼がそのBARのマスターだと知ってからは、必ずそこには顔を出す。


マスターとはフェイスブックで繋がっているから、

もし、何か言いたい事や訊きたいことがあればメッセも出来るけど、

今はもう何も無いからそのメッセも使っていない。


一昨日、かっちゃんと電話で話した時に


「ちょっと訊きたいんだけどね、マスターに恋愛相談とかしてるの?」


「んー・・・(笑)なんで?全部正直に言うけど、どうしてそう言うのかを先に教えて!」


「昨日、○○(そのBAR)に行ったら、マスターが俺にしきりに言うんだよね。

トシさんが友達の結婚式で帰って来て、ここに来たんだって。

俺は顔を知ってるくらいの付き合いだから、どうして俺に言うのかなぁ?って思って」


「ああ、マスターはトシくんと私のことを知ってるから、

私とかっちゃんが仲良いの知ってて、私に話が伝わるかなぁって思って話したのかもね」


それは、事実だ。


私は何度かこのBARにかっちゃんと行っている(付き合う前から)。

マスターにはこれまでの20数年間のトシくんとの付き合いをざーっとは話してるし、

昨年のトシくんとの最後のお別れから、

私が二度とトシくんに会うつもりがないこと、

今は心も安定してとても幸せ(かっちゃんと付き合っていることは話していない)だということを話している。



かっちゃんには付き合い出してすぐくらいに、トシくんのことを少し話した。

大きく話すと傷つけるんじゃないかと思って、ざーっと話した。

名前は伏せていたけど、どうしても知りたがったから話してしまった。

トシくんはかっちゃんには中学の先輩にあたるから、知らないはずもなかった。


「後ろは振り返らないで俺と前だけ見て歩いて欲しい」






昨日、メールで

「嫌なことがあって、そこから気持ちをなかなか切り替えられない自分が嫌だ」と言っていたかっちゃん。


ひょっとして、このBARで言われた事を引きずっているんじゃないだろうか?

と一瞬思った。


過去の事は気にしない。


と言うかっちゃん。

それこそ、過去を気にし出したら、かっちゃんの方が余程の数のすごいことがどんどん出てくる(笑)

しかし、全く気にならないわけはないだろう。


私も本当は”ああ、○○にもトシくんはちゃんと顔出したんだ。”とまた心がチクリとした。


だけど、今、(ありえないけど)2人が同時に私に求愛したとしたら、


私は間髪入れずに即、かっちゃんの手を握るだろう。


手を離すことを思いやりだと思うタイプの人と

手を握ることを思いやりだと思うタイプの人が居るんだよ、世の中には。


離される手を握るのは嫌だ。


まだ今も、離された手を思い出すことは出来るけど、心地良くはない。

もう、思い出だけでしかない。


結婚指輪がはまったかっちゃんの手を思い出す方が心地良くなれて、
ホッとしている。

まだ、この時の私には過去は痛いものだったから、振り返る必要が無いと思ったら楽になった。

かっちゃんを心底から信じたのはこの時のこの言葉だったかも。

毎日のように自宅まで送ってくれるトシくん。

この送って貰う時間を目当てに木場ちゃんの家に行くようなものだった。


2人で話すことは沢山あった。

将来の話以外。

トシくんは私を見て、いつも笑う。


一日ずつ、一緒に居られる時間が減っていくと思った時、

この人にもっと触れたいと強く思った。


その為には・・


彼女にならなくちゃ。


いきなりベタベタしたら、痴女だあせる




9月のある日、

絶対に帰りが夜になるとわかってた日。

帰りに告白することを決めた。


もう、


言わずに終わり。

聞かずに終わり。


は嫌。


その日の夜、

送ってもらった帰り。

私の家の近くの駐車場のフェンスに指をかけて、こう言った。



「今更、こんなことを私が言えることではないのかもしれないんだけど、私を彼女にしてくれない?好きなの。」


トシくんは満面の笑みで


「もちろん。今度こそ俺がちゃんと言おうって思ってたのに」




まだ暑さの残る夜だった。


月がとても綺麗だった。


フェンスにかけた指に力が入り過ぎて痛かった。


その日の夜の事は全部、鮮明に覚えてる。



その日は私達の付き合い記念日になった。
後に生まれた私の子供の誕生日もこの日だ・・・

高校3年生になった私は、

つまらない私になって、

毎日つまらない日々を送っていた。


クラスメイトの男の子に淡い恋心を抱いたりもしたが、

それも大した恋でもなく、

何をするでもない毎日。




そうして1学期が終わり、夏休みになったある日、

デジャヴのような事が起こる。


「○○(←私の苗字)じゃん!久しぶり~」


街の中でヒデくんに遭遇。隣にはトシくんが居て、しんちゃんも居る。


「あ、ほんと久しぶりだね」


「今から木場ちゃん家行くんだけど、一緒においでよ」


「そうなのー?でも、今から香奈と約束あるんだ」


「じゃあ、ちょうどいいよ。香奈も連れて来てよ」

ヒデくんがこっそり私に言う。

「しんちゃんはまだ香奈が好きなんだよ」

香奈は中学3年生から高校1年生の夏までしんちゃんと付き合っていた。


「わかった。じゃ、香奈も誘って行くね!」



それからは毎日、木場ちゃんの家に通い詰めるようになる。


「どうして、ともくん家には行かなくなったの?」


「ともくん、受験だからさ・・」


「あーそうか。だから今度は木場ちゃん家なのか」



また、昨年のように楽しい夏休みになったニコニコ。


毎日毎日、すごく笑った。


そんなある日、しんちゃんがポロりと漏らしてしまった一言。


「これで、トシが東京の大学に行くんじゃなければ良かったのに」


なに?東京の大学って?


昨年の夏、トシくんと将来の話をしていた時には、

高校を卒業したら地元の実業団に入ると言っていた。


「もう決まったの?いつ決まったの?」


しんちゃんから返って来た答えは、

俗にいう”運命のいたずら”としか思えないものだった。


「この前、瑠美ちゃんに会った前日に決まったんだよ。推薦だから。」




その日の木場ちゃん家からの帰り道。


恐る恐るきいてみる。


「東京の大学に行くってほんと?」


「ああ、そう」


「それは決定なんだよね?」


「うん、そう」


あと半年で、この人が遠くに行ってしまうのかと思うと、

もう何も言えなくなった。

人生初のラブホホテル


私はK先輩にいつも触られていたから、

とても濡れやすくなっていたし、

完全に処女喪失の覚悟をして、ベッドに入った。


キスをされて、いつものようにK先輩の手が下着に伸びて・・





(私は本当にこの人を大好きなんだろうか?)


(本当に大好きな人と結ばれたい)





急にそんなことを考え出した。





K先輩を見る。


もちろん嫌いじゃない。


やっぱりヤダとか言いにくい・・


みるみる、私は渇いていく。


触られると気持ちよかったところが、

触られると嫌悪感を感じる。


私の変化に気付いたK先輩は、とても嫌そうな顔をしていた。


たぶん、その時の心の声は

「なんだよっ!ここまで来て!また出来ないのかよっ!」

だったと思う。


そして、私達は無言のまま、服を着て帰り支度をした。


それについて話し合うわけでもなく、

ただ、普通に帰った。




その後、K先輩が卒業するまでは毎日一緒に下校していたけど、

私はK先輩の部屋には行かなかったし、

卒業式の日に一緒に写真を撮ったのを最後に

もう会う事はなかった。


春休み中、K先輩のお友達から一度だけ電話を貰ったことがある。


「あいつ、車買ったから瑠美ちゃん、ドライブに連れて行ってもらいなよ。

大学、補欠合格だから、言わないけど、すごく不安だと思うし、

瑠美ちゃんが本当にあいつのこと好きなら連絡してやってよ」


その後、私から電話することはなかった。

K先輩からも何の連絡もなかった。

このまま、自然消滅というやつでいい。

会いたいと思わないっていうのは

好きってことじゃないんだとその時に学んだのだ。





あまりに恋愛感情の薄い付き合いだったせいか、
大人になった今、フェイスブックだけでは繋がっている。
ただの知り合いみたいな感じあせる

K先輩とは毎日、エッチなことばかりしていたわけではない。


バンドの練習にもよく連れて行かれていた。


その間、ただ見てるのもつまらないだろうと、

目の前のカラオケボックスに一人で入れられて


「歌ってて」


とか・・


知らないお兄さんに


「こいつにビリヤード教えてやって」


と知らない人から教えられたりとか・・


おかげで、いろんな経験も出来たが、


いつも


”この人とは何もかもが違う”


と感じていた。


実家はお金持ちで大きなおうち。

笑うことも違うし、楽しいと思うことも違う。



けど、そんな風にいろんな経験が出来ていることに

私は酔っていたのだ。


普通の学校生活とは違う世界。


パーティで酔っぱらうK先輩は私の肩に腕をまわして

私をいろんな人に紹介したけど、

私はあまり社交的には振る舞えなかったから、

きっと頼りない彼女だったと思う。



K先輩の卒業が近づいた頃、

いつもK先輩の部屋では最後まで出来なかったから


「卒業の記念に瑠美ちゃんとしたい」


と言われて、人生初のラブホホテルに行くことになった。


そこには丸いベッドが置かれていて、

ベッドの周りの壁は鏡張りだった・・



その日、K先輩の部屋に入ると、

K先輩はベッドに腰掛けて、私を手招きした。

 

私が横に座ると、私の顔を両手で包んで

熱いディープキス。

 

ディープキスまでは和彦くんとたくさんしたから、

何も抵抗がなかったけど、

K先輩の手は制服ブラウスの中に入って来て、

私の胸をまさぐっている。

 

くすぐったいような、気持ち良い感じ。

 

これが私が胸を触られた初めての体験。

 

それからK先輩の手はスカートの中に・・・

緊張で・・濡れた。

下着の中に手を入れられた時にはかなり濡れていて、

今日、私は処女を失うのだと覚悟する。

 

K先輩の手が私を直に触り出すと、

自然と口から声が漏れる。

それはとても気持ちが良くて、

そんな私に気付いたK先輩は全裸になった。

K先輩のアソコは見てはいけない気がして、

目を伏せると、K先輩は私の制服を脱がしはじめる。

 

全裸になり、ベッドでもつれ合う。

K先輩は夢中で、そんな彼を私はなんとなく冷めて見ていた。

彼の指が私に入って来て、少し痛いような気持ち良いような

不思議な感じ。

 

いよいよ・・と思ったところで・・

 

K先輩のお母様が突然、部屋に入って来たビックリマーク叫び

 

お母様は私には何も言わずに、

 

「ちゃんと避妊はしなさいよ」

 

とだけ言って出て行く。

 

恥ずかしさで泣きたいくらいだ。

 

私は急いで服を着る。

ロストバー○ンどころの騒ぎではなかった。

 

K先輩も服を着て、電話の内線でお母様に

 

「こいつ、車で家まで送って行って」

 

えーーーーー叫び叫び叫び

 

たった今、こんな姿を見られたのに、

またお母様に会うのなんて無理無理あせる。

何故か、断る言葉が何も出て来ず、

お母様から車庫に来るようにとまた内線。

K先輩に連れられて車庫まで行くと、

 

「じゃ、またな」

 

?

 

 

 

「K先輩、乗って行かないの?」

 

「俺はいいよ。女同士で話でもしながら行けば」

 

当然、無言の車内。

 

K先輩は本当に変わった人だ。

 

その後も私達はK先輩の部屋でそういうことに励むことになる。

K先輩から電話を貰って、

K先輩の彼女になった翌日。


帰りに校門に行ってみたら、

K先輩はお友達数人と一緒に楽しそう。

紹介されたりするかなぁ~


「お、来たか。じゃ、行くか!」


「あ・・はい」


だけ?


よくわからないけど、やっぱり面白い人だと思った。


後になって考えると、

社交的で何でも知っていそうで、

場馴れした感じがするにも関わらず、

彼は照れていたのだと思う。



校門を出て、家の方に向かって歩く。

私はK先輩の家がどの辺なのかをなんとなくは知っている。

その方向に向かっていたから、

”送ってくれるわけではないんだぁ・・”と思っていたら、

なんと叫びその日からK先輩は私を自宅に招いた。


その日からK先輩は私を毎日、自宅に連れ帰る。


バンドをしていたK先輩は、

音楽を聴くことがとても好きで、

ずっと音楽を聴いていて、

タバコをふかしていた。


私はつまらないあせる


ともくんの家に居た方が何倍も笑ったし、何倍も心地よかった。




そのうち、K先輩はどうやらアレがしたいんだと気付く。

そう・・高校生の男女が一つの部屋に居てすることは

アレ。


いよいよ、私にもその時が来る・・?

高校2年の体育祭の日の夜。

 

どうしてそうなるのかわからないが、

出会った頃から、トシくんに対してだけは高飛車な私。

 

 

 

私に何も言わずに修学旅行に行ってしまったトシくんに対して、

プンプンむかっ怒っていた。

逆に自信が無いから不安を隠す為に怒るのかもしれない・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その夜、電話が鳴る。

 

自宅の電話が鳴っても、私に誰かからかかって来る予定などない。

トシくんは修学旅行先だDASH!

 

興味が無かったので、そのままテレビを観ていたら、

母親から

 

「瑠美ちゃん、誰か男の子から電話~」

 

(ひょっとして、修学旅行先からトシくんがかけて来た???ラブラブ)

 

急に、期待と不安でドキドキドキドキ

 

「もしもし?」

 

「あーもしもし?俺、○○」

 

(K先輩だった。今日も写真を撮らせてもらったっけ・・)

 

「K先輩?どうしたんですかー?急に」

 

「おまえ、俺と付き合うか?」

 

つ き あ う か?

 

訊かれてる・・・・・なんだそれ。

 

それまで、K先輩は私の事を好きな素振りも見せなかったし、

私もそんな素振りは見せなかった。

 

そういう場合、

「実はおまえのことが好きなんだけど・・」とか

「俺と付き合ってくれないかなぁ・・」とかなら、わかる。

 

けど、

 

「おまえ、俺と付き合うか?」

 

この時、すごく面白い人だと思ってしまった。

見た目も好みだし、まあいっか。

 

しばらく無言で考えた末、私が発した一言は

 

「はい」

 

「じゃあ、明日の帰り、校門で待ってるわ」

 

以上。

 

以上?

 

なんかおかしい電話だったけど、

突然、K先輩の彼女になった私。

 

トシくんへのあてつけの意味もあったのかもしれない。

 

その時の心境は嬉しいとかワクワクするなどという

良い感じではなくて、

 

 

どうしよう・・あせる

 

 

という気持ちでいっぱいだった。

 

 

 

 

高校2年生。

10月の始めのある日。

私の通う高校では体育祭が行われていた。


下心も無いせいか、比較的に臆することなく

私は 1年男子にも2年男子にも3年男子にも声をかけることが出来た。

だから、この日、クラスメイトの女子から頼まれた写真撮影に精を出す私。


「○○さん、写真一枚撮らせてくださ~い」


私にとっては、目当ての写真は一枚も無い。

その写真は後日、一枚100円で売れたから、結構、稼いだかもしれない・・

中には頼まれたのではなく、売れるかも~と思って撮った写真も数枚。


たとえばK先輩。

入学してすぐの頃から、廊下で何度か会話したことがある。

一緒に廊下を歩いていた友達に

「え~なんでK先輩と知り合いなの~?すご~い」と言われた事もある。

どうして知り合いだったのか、覚えていないけどガーン

とても目立つ存在で、学校中の誰もが彼を知っていたから、


売れるかも~


と思ったのだ。



無事に撮影も終了。

体育祭も終了。

部活動も終了。

夕方、帰り道にいつもの様にともくん家に寄る。


今日は制服ではなくて、学校のジャージだから、

トシくんにもちょっと新鮮かも~ニコニコ

なんて呑気に思ってたら、

そこにはともくんとヒデくんだけだった。


「あれ~?今日は2人だけ~?トシくんと木場ちゃんとしんちゃんは?」


「え???聞いてないの?今日から修学旅行だよ。なんで知らないの?」


絶句だったショック!


なんで、私が知らないのか、私が聞きたいくらいだ!


修学旅行くらい大したことじゃないと今なら思うが、

この時の私の修学旅行のイメージは

かっちゃんの中学の修学旅行と同様に


「フリータイムに女の子と歩くんでしょ~キャーやめて~叫び」

「夜、女の子の部屋に忍び込んだりするんでしょ~キャーやめて~叫び」

だったのだから。




悲しかったというより、私は勝手に怒っていた。


なんで、トシくんは今日から修学旅行だと私に教えてくれなかったんだろう。


元々、ともくん家に行くのに、誰かと約束をして行ったことなど花火の日以来無かった。

毎日、顔を出すのが当然のようになっていたし、みんな、学校帰りには必ず寄っていた。

だけど・・・明日もおいで・・・とも誰にも言われていないのに、私が毎日行くことはひょっとしておかしかったのだろうか?

トシくん・・・鬱陶しかったんだ、私のこと。


じゃあ、そう言えば良いじゃない!!・・プンプンむかっ


もう、ともくん家に行くのはやめよう。



そう思いを巡らせながら帰った夜の電話が、また私を遠回りさせる。