自分のサラリーマン時代を振り返って考えると「素晴らしい上司」「尊敬できる上司」は
数えるほどしかいませんでした。
やさしい上司は、上にモノがいえない。
厳しい上司はムダに厳しい。
自分に能力がなかったからなんだと思いますが、大抵そんな感じなんだとも思うのです。
だからこそ貴重。
この人はすごいって人に仕えることになれば、それは人生のチャンス。
振り返っても大きく自分が成長したことを実感した時期。
一度目の素晴らしい上司は、三和銀行の梅田支店に勤務していたころの上司。
自分は新規開拓専門の営業をしていて、同じく新規開拓の営業を率いていたのです。
営業マンだからって卑屈じゃない姿勢。堂々と渡り合う感覚をマネさせてもらいました。
だからってエラそうに対応するわけではない。営業マンとしての顧客との距離感が身についた。
2年仕えて、自分のほうが転勤になってしまいました。
あの「堂々としてるけど無礼じゃない感じ」を出せてる人を未だにあんまり見ません。
2度目の上司は、モルガンスタンレー時代の浜中さんという上司。
交渉力といえばいいんですかね。誤解を恐れず分かりやすくいうと「はったり」の力。
チームをまとめて方向性を示す感覚は、この時代にまねさせてもらいました。
「堂々とお金儲けしていいんだ」って精神的に解放してくれた。
5年仕えて、大きな組織変更。上司がいやおうなく変わりました。
結局、会社を自分から辞めることにしたのでした。
FBでつながってる元上司もいるのでなんで名前がないんだって怒られそうですが(笑。
それぞれ尊敬してる部分があります。ただ自分の中ではぴか一だった上司を紹介させてもらいました。
素晴らしい上司を見つけたら、その期間を貴重に思うべき。
その楽園は長くは続かない。
その間に成長できる部分は人生の糧になる。
事業主になった今、上司はおりません。
尊敬する人は、全員外部の人になった。
とにかく会いたいくらいのレベルの人は、存在が大きすぎて、まねできるほどの距離には近づけません。
むこうから近づいてきてくれるまで、自分で成長するしかないことになりました。
「素晴らしい上司がいる」
それは瞬間的にすごい機会。
後悔しないようにたくさんの時間を共有させてもらおう。