某コンビニにでは度々、高単価商品にチャレンジしている。
もう、数十年前になるが、私が最初に遭遇したのは弁当だった。
当時、コンビニ各社は300~500円台が中心の弁当類を展開していたのだが、突然700円を超える弁当類をブッコンで来たのだ。
当然、何かしらの思惑や勝算があっての事だったのだろうが、見事に失敗した。
1年もせず、消えた気がする。
理由は明快だ。
当時のコンビニの主要客層は男性。
立地によって違いはあるが、弁当を購入するのはブルーカラーの労働者が多い。
もちろん、ホワイトカラーもいるし、学生もいるが、いずれにしても、質よりも量が選ばれる。
800円のステーキ弁当をコンビニで買う理由がないのだ。
普通に考えれば分かるのだが、失敗を恐れていては成功はつかめない。
と考えれば仕方ない。
某コンビニの凄いところは、高単価商品を諦めないことだ。
最近の話で言えば、数か月前、1個300円を超えるおにぎりをブッコンで来た。
具材は2種類。
たしか、ウニだのイクラだの何だの高級食材のコラボおにぎりだった。
初めて見た瞬間、笑いがこみ上げてきたのを覚えてる。
何かの実証実験だったのかもしれないが、おにぎり1個に300円も400円も払う客はいない。
もちろん、おにぎり専門店ならば話は違ってくるが、所詮はコンビニのおにぎりなのだ。
弁当のセンターの流れ作業で作られ、それなりの賞味期限も付けられ店舗で販売される、いわば既製品。
申し訳ないが、価格に見合うだけのクオリティを出すことは難しいだろう。
怖いもの見たさで初回購入はあるかも知れないが、リピートするメリットは無いに等しい。
そんなことも分からずチャレンジしているのだろうか?
きっと将来役に立つ何かのデータ集めをしているのだろう。
そうでなければ、悲しすぎる。
もし、仮に高単価商品を投入定着させて、客単価を上げ、売り上げアップを考えているのなら・・・・
高いだけの某コンビニの未来は明るくない。
もちろん、加工食品を中心として低価格のPB商品を投入しているのは知っているのだが、あまりにも無策で行き当たりばったり感が否めないのである。
商品開発と営業サイドが犬猿の仲なのか?