本当にお久しぶりです!
仕事が忙しくてブログの更新の間隔が空いてしまい、前回更新の昨年7月からなんと半年以上も更新できませんでした。
仕事って面白い面もありますが、やはり大変ですね。
皆さん、くれぐれも健康には気をつけましょう!
牧野記念庭園にひっそりと咲く花
さて、今回は遅い初詣のついでに、一部だけできた練馬城址公園、ハリーポッターの新施設、NHK朝ドラ「らんまん」で脚光を浴びた牧野記念庭園に行ってきました。
年初から何かと忙しく、初詣もできないままに節分も過ぎ、ようやく一段落した2月の週末にお出かけです。
第一の目的地は、定番の氏神様、練馬春日神社。
歩いていく間にいくつか寄り道しました。
最初は、環八通り沿いの「一里塚農園」。野菜果物の販売所ですが、コロナ禍で一時期閉鎖されていました。
通りかかると、おっ、久しぶりに空いている!
中に入ってみると、「はるみみかん380円」。コインロッカー販売で80円の小銭なんて無理…と思ったら、なんと最新式のお釣りの出る販売機でした。
外出の最初に買うと道中重いな…と思いつつ、やっぱり食べたくて買いました。
「はるみ」とは、清見とポンカンを掛け合わせたもので、「シラヌヒ」「デコポン」と兄弟のようなものです。帰ったあと、ミカンのように剥いてそのまま食べましたが、甘くて濃厚で美味しかったです!
さて、はるみを抱えながら歩いて春日神社に到着しました。
遅くなりましたが、今年も1年間よろしくお願いします!
ただ、正月にはお札の出張販売がありますが、今ここではお札は買えません。
予め調べてみましたが、ここは中野区の鷺宮八幡神社の兼務社だそうです。そこに行ったらお札が買えるかも。
…という訳で、噂のハリーポッター施設を横目に見ながら豊島園に出て、西武池袋線の練馬駅から西武新宿線の鷺ノ宮に抜けることにしました。
春日神社の鳥居。豊島園に続く道に面しています。
豊島園に向かう道に出た途端にあれ?とびっくりしました。
整備された公園のようなものが広がっています。近づいてみると、なんと「練馬城址公園」。
石神井川北部地区が一部開園したとは聞きましたが、こんなところにあるとは!
下の写真は、練馬城址公園の入口から春日神社の大木(写真左)を見た眺めです。
中に入ってみると、芝生のきれいな公園でした。
近所の人でしょう、ボール遊びや子供の自転車の練習などをしていました。
確かにここなら災害時に人が多く避難できますし、仮設住宅も建てられるし、ヘリコプターくらい降りられるかもしれません。
下の写真左が石神井川。確かにここは石神井川の北側ですね。
その石神井川の反対側に立っている大きな黄色い建物。どうみてもハリーポッター施設です。
石神井川(写真右)とハリーポッター施設(写真左)の間を通路が通っていて、これが豊島園駅の方につながっているようです。
下の写真は、通路を歩いてきて、振り返って石神井川の南側を望んだもの。
ここは練馬城址公園の未整備地区ですが、遠くに土を盛り上げた高台が見えており、「ひょっとして練馬城の遺構では?」などと思ってしまいます。
練馬城の遺構は既にないと言われているだけに、何か見つからないか楽しみですね。
石神井川南部地区は北部地区より広く、どんな公園になるのか楽しみです。でもできるのは29年度とか。まだ先ですね。
そして、ついに見えたハリーポッター施設の入り口。
完全予約制なので、長蛇の列ということはないようです。
さらに進むと、広いスペースが。ここが練馬城址公園のエントランス広場です。
この風景、どこかで見覚えがあります。
そう、ここが豊島園の入口だった場所です。
昨年のお正月に見た工事中のこの場所の風景です。
下は2020年12月に見たこの場所の風景。時の流れを感じますね。
こちらが、新装なった豊島園駅。前のシカの像の前でハリーポッターの扮装をしたカップルが写真を撮っています。
そしてこれが豊島園駅のホーム。すっかりそれっぽくなっています。
豊島園遊園地がハリーポッター施設に変わり、豊島園駅や西武線池袋駅がハリーポッター風に変わり、時代が移り変わっていくことを感じますね。
豊島園駅から練馬駅に出て、鷺ノ宮までの交通手段が分からなかったため、時間優先でタクシーに乗りました。
そうすると、対向車に「中村橋駅行」のバスが多く通っていたため、鷺ノ宮と中村橋の間にバスがあることが分かりました。バスは調べてもなかなか分からないんですよね。
鷺ノ宮駅から歩いて鷺宮八幡神社へ。
「練馬春日神社のお札を」というと、奥からビニールパックに入ったお札を持ってきて売ってくれました。ここまで春日神社のお札を買いに来る人はあまりいないのかな。
春日神社のお札の入手方法も確認できたので、これからは初詣が遅れても安心です。
さて、次の予定です。
鷺ノ宮駅前から中村橋駅前までバスで10分ちょっと。
西武池袋線で大泉学園まで行き、歩いて7~8分の牧野記念庭園に向かいます。
昨年のNHK朝ドラのモデル・牧野富太郎博士の自宅跡が庭園になっており、無料で入れます。
牧野博士は高知の出身で、若いころ高知に転勤した私としては親しみを感じます。
牧野博士の実家は「佐川の酒蔵」ということですが、佐川と言えば司牡丹酒造のある場所。牧野博士の実家の「岸屋」は人手に渡り、結局は司牡丹に譲られたそうです。
司牡丹や土佐鶴などの高知のお酒は南国なのになぜか辛口で大好きです。
若い頃の転勤は、酒を飲みに行ったようなものでした。
ドラマでは、博士のご夫人が渋谷の料亭を営み、それを売ったお金で大泉の土地を購入して博士の研究拠点とした…という胸のすくようなストーリーでしたが、本当だとしたらすごいですね。
その奥様も、大泉に土地を確保した後で亡くなってしまいます。牧野博士は新種の笹に奥様の名を冠して「スエコザサ」と命名し、今では博士の胸像がスエコザサに囲まれています。
とても素敵なお話ですね。
今は2月で花のない季節。その中で、庭園に一つだけ咲いている小さな白い花をみつけました。
なんとはかなげな花でしょう。
牧野博士でなくとも、「おまん、誰じゃ?」と訊きたくなってしまいます。
庭園には記念館も併設されており、牧野博士の功績を知ることができます。
こんなに散らかった書斎も…。
ひととおり巡って入口に戻ってくると、「見ごろの植物」が掲示されており…あっ、これだ!フサザキスイセン!さっき咲いていたはかなげな白い小さな花です。
小さな花の名前も分かり、納得して庭園を後にしました。
大泉学園から西武池袋線⇒地下鉄に入り、小竹向原から地下鉄有楽町線の平和台に戻ってきました。
平和台駅前の交差点では、いつもの馬頭観音にお詣り。
駅前から田柄通りに入ってしばらく行ったところの庚申塔にお詣り。
そして田柄通りを背にした庚申塔にもお詣りし、家に帰ってきました。
ちょっと遅い初詣のミニお出かけでした。
今年巡った練馬城址公園、ハリポタ施設、牧野記念庭園はいずれも「旬な」場所でした。
歴史を振り返りつつ、新しくなっていく街、再発見されていく街をこれからも歩いて見つめていきたいと思います。
【今日のBGM】
ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2024
ティーレマン指揮ウィーン・フィル
・新年と言えばニューイヤーコンサート。でもこれも、2月に入ってから初めて録画で見ました。もともと能登地方地震でライブの中継が中止になっていましたが、個人的には2月に入ってようやく正月が来た気分です。
・今年の注目は、なんといってもブルックナーのダンス音楽「カドリール」でしょう。ニューイヤーコンサートでブルックナーが演奏されるというのは信じられないし、ブルックナーのダンス音楽というのも前代未聞です。
・しかし、ブルックナーの交響曲のスケルツォはだいたい「農民の踊り」といったものが多く、よく考えればダンス音楽があっても不思議はないのかもしれません。
・もともとはピアノ連弾らしく、実際に聴いてみると、次から次へ接続曲のように曲想が変わって不思議な感じでしたが、どうやら全6曲を連続して演奏したようです。
・ブルックナーが聖フローリアンのオルガニスト時代に教師としての禁制を破ってダンスホールで演奏していた話など、解説も面白かったです。
・ブルックナーの生誕200年の今年…どんな年になるでしょうか!?
【予告】ウィーンのクリスマス・マーケット!
昨年11~12月、妻とともにウィーンのクリスマス・マーケットに行ってきました!
約4年ぶり、3回目のウィーン旅行です。
今後、仕事の合い間に少しずつブログに書いていきたいと思います。
お楽しみに!