シルクスクリーンの製版のメンテナンス | おおはしひろと

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こんにちは。

忙しい毎日を過ごしております。


弊社はシルクスクリーン印刷をメインに事業を行っております。


シルクスクリーン印刷とは、別名を「孔版印刷」というらしく、その名の通り、製版の穴をインクが通り抜ける原理を利用した印刷方法です。


印刷したいデザインの部分が穴になっていて、そのデザインの形に、インクが通りぬけて、そのデザインの形で印刷されます。


ところが、本来、穴が空いていないところに、穴が発生してしまうことがあります。


製版の劣化が主な原因ですが、穴が空いてしまうと、そこからインクが通り抜けるので、本来、まっさらな状態の箇所に、インクの汚れが付着します。


ですので、印刷が始まる前に、必ず、その「劣化による穴」を捜索します。



「燃焼」の文字の右横に、小さな穴を発見しました。


乳剤と呼ばれる接着剤で補修します。



熱風を当てて、乾燥させれば、補修完了です。



特殊な技術や工具を使うのではなく、私たち技術者による目視と、乳剤と爪楊枝と、ヘアドライヤーでの作業です。


この「穴の捜索」を怠ると、量産した時に、大量のインク汚れのエラーが発生し、面倒なことになります。


何事も、段取り八分ですね。


万全の準備をして、翌日の稼働に備えます。


いつもブログにお越しくださり、本当にありがとうございます。