新しい印刷に挑戦 | おおはしひろと

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こんばんは。

量産の印刷ではない仕事で、忙しい毎日を過ごしております。


今日は、新しいスタッフの採用面接が2件と、新規の印刷の試作の立ち会いでした。




今回は、ホットスタンプ機による、マットシルバーの全周の箔押しです。




左側が印刷前のもので、右側が箔押し後のものです。


お取引先さまから「このスプレーヘッドに全周の箔押しできますか?」との依頼があったときに、私は「できる可能性があるので、挑戦させて欲しい」と伝えました。


二つ返事で「できます!」と言えればカッコいいのですが、そんな実績はないし、大風呂敷を広げるほどおめでたくもありません。


うまく印刷するための原理を知っているような気がしていて、その仮説を試してみたいのです。


趣味や道楽で印刷機を動かしているわけではなく、ビジネスとしてお金のやり取りが発生しますから、やるからには、しっかりと世の中のお役に立てる仕事にしたいです。


治具メーカーさんに出向いて、綿密に計画して、箔の選定でも、いくつか候補を試してみて、試し刷りを重ねて、相当な時間と予算をかけて、なんとか、商品になりそうなレベルになってきました。


ところが、今日の立ち会いにて、至らない箇所の指摘をいただき、量産への了解を頂戴することはできませんでした。


シルクスクリーン印刷では、立ち合いや試作で、了解を頂けないような試作品を提出して、NGを出されてしまうことは、最近ではほとんどなかったので、久しぶりのNGで凹みます。


もっともっと修行を積んで、美しい印刷を安定的に生産できるようになりたいです。


師匠に印刷を教わるだけではなく、師匠と一緒に生産をして、今ある印刷機で、しっかりと印刷ができることを知りたい。


そもそも、今の印刷機でできることを逸脱して、無謀な印刷に挑戦しているような気がしていて…


今ある設備で、どれくらいの販路の拡大ができるのか。そこを追求することが、今の私の課題です。


いつもブログにお越しくださり、本当にありがとうございます。