新商品の試作。 | おおはしひろとのブログ

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印刷工のひとりごと

今日も頑張ろう。

シルクスクリーン印刷の工場長。

大橋浩人です。

 

昨夜のツイートで、「ブログを書きます」って発信したのに、飲みすぎて書けずに寝てしまいました(泣)。すみません。

 

新商品の試作をしました。

 

<インクとカラーチップ>

 

弊社はシルクスクリーンの印刷工場。新商品の試作をするといっても、その新商品が世の中に登場するまでの長いプロセスの中の「印刷」というセクションだけを担当しています。

 

容器のメーカーさま、デザイナーさま、内容物の開発メーカーさま、企画を担当している企業さま、流通や販売を担当する企業さまなどの中の、ほんの一部分を担当しているということです。

 

与えられたデザインで、指示された色で、想定通りの印刷パフォーマンスを発揮させて、試作品をお届けするのが、弊社の使命です。

 

今回の色はDIC N-716。

 

「薄紅」という色らしいです。

 

白、黄、紅の3色を使うレシピになるのは、すぐに想定できるのですが、カラーチップの中に、「黒味」が潜んでいるので、その色味を、どのように発色させるかが、難しいところです。

 

まず、白、黄、紅だけで色味を確認します。

 

<最下段に、追加したグレーが1グラム>

 

想像通り、黒味が足りていないので、グレーのインクを追加しました。

 

紫色系のインクを追加する選択もあるのですが、今回は、私自身が、カラーチップの色味の中に「紫色」の色味を見出さず、「黒味」を感じたので、グレーにしました。

 

<発色されている色味は、少し黄色がかっています>

 

TAKE1のインクレシピにて実際に印刷したら、少し黄色味が強かったので、最初のレシピから、黄色のインクを減らしたレシピにして、TAKE2に挑みました。

 

<黄色インク219を、4グラムから2グラムにしました>

 

TAKE2で、無事にターゲットに近い色味を発色させることができました。

 

<光のあたりかたで、見え方が違いますけど>

 

無事に試作品の承認が得られることを願うばかりです。

 

左側が黄色味が強いインク(=TAKE1)で、右側が黄色味を弱めたインク(=TAKE2)です。結構な色味の違いがあるものです。右側の方が、赤みが強いように見えると思います。

 

毎日の仕事が、世界平和への一歩につながるように、日々精進して参ります。

 

皆さまも、ステキな一日をお過ごしください!

 

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「共に成長。共に幸せに。」

有限会社グリーンベルトの経営理念です。1376

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