苦手な仕事も、小さな工夫の積み重ねで克服していく。 | おおはしひろとのブログ

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印刷工のひとりごと

ワクワクさまのオイラブログへようこそ。

シルクスクリーン印刷の工場長の大橋浩人です。

 

毎日、さまざまなシルクスクリーンの印刷の仕事に挑戦していますが、得意としている仕事と、イマイチ苦手と感じている仕事と、あります(笑)。

 

<荷物の出荷や配送は得意な仕事です(笑)>

 

一緒に働いてくれているパートさんとの比較で感じることでは、あの人は器用&スピーディーにできるのに、なんでオイラは下手くそなんだろう?というふうに感じることがあります。

 

また、容器の比較においては、あの容器は美しく印刷できるのに、この容器はいつも苦戦するなぁとか(泣)。

 

苦手な仕事を克服するのは、無意味な場合もあります。それは、得意な人に、その仕事を、やってもらえばいいことだからです(笑)。

 

ただ、苦手な仕事ばかりになってしまうと、自分ができる仕事がなくなってしまうし、その仕事を担当する人が、自分しかいないという状況になったときに、その仕事をあきらめる事態になってしまいます(泣)。

 

技術職にありがちな「後継者不足」とは、人がいないということだけではなく、「技術者を育てられない」事情ということの方が多いのではないかと想像します。

 

弊社グリーンベルトでの技術者育成のモチベーションは、かなり岐路に立たされています。

 

クラシックな考え方でいくところの、勤労意欲の重要な項目であろう、「高い収入」「職場へ帰属意識」「企業としての将来性」については、弊社ではかなり苦戦していると思います。

 

つまり、給料がいいのか。その会社に所属することがカッコいいことなのか。その会社に自分の長い人生をお任せできるのか。ということです(笑)。

 

零細企業での仕事に、前のめりになって尽力してくれる技術者がいるからこそ、零細企業であっても、会社は前に進んでいきます。

 

 

今日は、苦手にしている印刷に、多少の工夫をして挑戦してみました。

 

メッシュ(=網点)と細線が共存しているデザインで、希釈溶剤の割合を高くしないと、細線が乾いてしまうのですが、メッシュがつぶれてしまうという、難しいものです。

 

 

今回は、インク屋さんが「危険だから使わないように」と警告している、超特遅口の希釈溶剤を使って印刷しました(汗)。

 

また、ダスターの役割をするエアーの吹き出し口を、治具の下部にセットして、シルクスクリーンの製版が乾かないようにしてみました。

 

<除電のエアーの吹き出し口も、治具の近くにセットしてみました>

 

前回までの実績では、不良率が10%になるほど、エラーの多いものでしたが、今回は3%くらいに収まりました(嬉)。

 

印刷機の調整をしないパートさんが、この印刷のオペレーターができるようになるには、もう少し工夫が必要ですが、大量の不良品で悩まされた過去の苦手意識は少し解消されました。

 

こんな工夫(=技術改良)の積み重ねが、印刷道の精進です。

 

毎日の仕事が、世界平和への一歩につながるように、日々精進して参ります。

 

皆さまも、ステキな一日をお過ごしください!

 

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