木曜日に行ったのが、世田谷区にあるNHK放送技術研究所です。
たまたま近くを通った時に、面白そうだなと思い立ち寄りました。
こちらでは、放送技術がどこまで進化しているかをアピールする場になってました。
印象に残る場面として、イマーシブと呼んでましたが、個人的には仮想空間を体験するブースです。
『できるかな』を放送していた時代があったそうですが、これの未来版に置き換えて映像を公開してました。
歌と演奏による仮想空間映像があり、こちらも特製のメガネとゲームコントローラーを使って、仮想空間で場所移動が出来る体験をしました。
こちらのメガネがとにかく重いので、首が疲れると思います。
合唱コンクールの映像ですが、指揮者伴奏者歌唱者を含めた舞台全体を8Kカメラで撮影します。
撮影された映像を切り取る事で、従来はカメラマンがアップ撮影された物と同等の映像が作れるのです。
カメラを横に動かして出来たのと同等の映像や、顔認識機能で見切れる事がないようにする技術がありました。
映像の出所を識別して、フェイクニュースを出さない技術がありました。
映像が編集が簡単に出来る時代だそうです。
そこで、編集履歴を残す事で、フェイクかどうかの判定を出来るようになります。
Twitterでいいねやリツイートをして不用意に拡散させるのも防いで、情報社会に対応した生き方が必要ではと思います。
実世界と同じように見えるヘッドアップディスプレイ視野や解像度を調べて、必要以上にヘッドアップディスプレイを上げずに、理想的な視野を得る技術の説明です。
上の写真ですが、小型のスピーカーが配置されてます。
驚いたのが、周りがざわざわしても、モニターを見ている位置であれば、きちんと聞こえているのです。
それも大きな声ではなく、人が隣で話している程度の声です。
イベント会場では、大スピーカーで話していて、他のブースからでも大スピーカーで話していて、音と音のぶつかり合いというのがあります。
それがなかったのが一番の驚きで、プロの仕事を感じました。
明日までの開催で、入場無料です。
受信料に関する批判的な事がありますが、これを見ると受信料がどう使われているかの関心が深まります。