先日ザガリヤさんと5月末に行われたアフメッド君の婚約式 (婚約式のブログはこちら
)の思い出話をしていた時のこと…
実は招待を受けた時点では、ちょうど私達のイタリア出発日と婚約式が重なっていまして、出席できないはずだったんです。
ところが、全く別のひょんな出来事からイタリア行きが1週間遅れ、晴れて婚約式に出席ができたんです。
「これがインシャラーの真の意味なんだ。意味を履き違えてイイワケとして悪用する奴が多いけどねぇ。」とは、ザガリヤさんのお言葉。
「なるほど~!」 とかなり感動した私です。
「インシャーラー」は、中近東でよく耳にする言葉。意味は「アラーがお望みであれば(アラーの御意志であれば)」(ウィキより)となってます。
しかしながら、これまで私はこの言葉の意味をアバウトな「うまい言い訳」の言い回しと確信しておりました。
だって、添乗員してた時代に、
現地ガイド 「明日は朝9時にピックアップです」
私 「日程表には8時半となってるんで、8時半にしてくれますか?」
現地ガイド 「OK8時半ね。インシャラー」
(当然バスは9時どころか、9時30分くらいに来ましたがな)
私 「夕食レストランの予約は何時に?」
現地ツアオペ職員 「7時インシャラー」
(予約が入ってなかったこともあるぞ~)
みたいなことがほお~んとに何十回とありましたので、シチリア修行以前の私には中近東関係のツアー添乗時、「超危ない不吉な言葉」だったわけです。
私達が欠席の返事をしたにもかかわらず、この婚約式に出席できた事実は、これまさに「アラーのご意思=インシャラー」だったのかもしれませんな。
偉大な神の思し召しにの前では私達の計画事は、チリのように吹っ飛んでしまうくらい弱いもの…人間の行為は神の前ではちっぽけなものなのかも~ そんな事を考えると「インシャラー」の悪用もアリかな~ と思ってしまいますね