現行、レギュラーの501を久しぶりに購入…、そして英語のお勉強 | 「BLAST塾長日誌」

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こんにちは、BLAST塾長、吉田憲司です。

 

久しぶり、16年ぶりに「リーバイス501」を購入しました。

 

BLASTでの、ドレスコードは「デニム可」というか、どちらかというと「デニム推奨」ですので、これも仕事着となるのでしょう。

 

そうです、デニム塾長とも言えます。

 

 

16年ぶりの501、当然と言っても差し支えないかと思いますが、LVCではありません。

 

現行のレギュラーの501です。

 

つまり、アメリカで普通に売られている501となります。

 

それも、リジッド・生機です。

 

「ここ最近の501は、どうなっているのかな?」とたまに気になって、買ってしまうことがあるわけです。

 

 

前回買ったのは、2006年(コロンビア製)でしたから、この頃にはインシームはダブルでした。

 

ダブルのインシームには、なかなか馴染めずに、この501は野良仕事用となってしまいました。

 

あれから、16年、「インシームはシングル」に戻り、「脇割りの色が紺地に紺糸」となり、「ツーホースパッチのデザインがユニバーサルデザインとも呼べそうな、ベッタリとした感じ」となりました。

 

この変化、まるでMacのAppのデザインが簡素化されたものと、機を一にしているようにも思えます。

 

「トップボタンにはV字の切れ込み」が入り、赤タブの「e」は「E」のはずですが、アメリカ流通モデルだからか、エジプト製だからか「e」のままです。

 

高校1年生のときに初めて履いた501は、「66前期」のワンウォッシュだったかと思いますが、その頃から考えると、501も随分と変遷を巡ってきたように感じます。

 

とはいうものの、リーバイス社の顔ともいえる501ですから、あの70年〜80年当時の趣などは微塵もありませんが、「アメリカで普通に売られているジーンズ」としての趣と矜恃を凛として持っているように思います。

 

生機、リジッドの色合いも風合いも、随分と薄くなってしまってはいるのですが、このゴワゴワとしたデニム を履く瞬間は、時代は変われど、ワクワク感は変わらないものです。

 

天気予報を確かめつつ、配達されて数時間経たないうちに、洗剤を入れた45度のお湯に1時間ほど浸けていました。

 

そうです、ノリ落としのファーストウォッシュという儀式です。

 

 

(この程度の色落ちでした)

 

その後、水洗いで普通に洗い、干します。

 

あとは、乾くのを待てばいいという状態です。

 

一昼夜、外に干して、取り入れる頃には…

 

 

これ、何も支えずにラグの上に立っている状態です(笑)

 

バキバキに乾きました!

 

 

今回は、「W 31 L 30」を買ってみました。(前回の「W 30 L 30」が縮みすぎて入らなくなったのです)

 

デニムマニアとしては、計測は欠かせません。

 

ファーストウォッシュ前後で次のようになりました。

 

------------------------

501「W 31 L 30」 ファーストウォッシュ前後

 

ウェスト:

44.7cm × 2 =89.4cm→ 82.0cm

 

わたり:

31.5cm→ 29.5cm

 

レングス:

77.5cm→ 71.9cm

 

裾:

20.4cm→ 19.4cm

 

重さ:

656g→ 640g

------------------------

 

これで、しっかりと履けるサイズになったというわけです。

 

ただ、ウェスト、レングスともにちょっと長いです。

 

リジッドの状態で履くと、当然ながら、ブカブカだったのです。

 

あと、これはエジプト製だからかどうかは分からないのですが、右足のアウトシームが内側(左側)にねじれます。

 

ふつうなら、右足のアウトシームは外側(右側)にねじれると思うのですが、このあたりがこれまでと違います。

 

 

ついていたフラッシャーというのでしょうか、紙の裏には、次のような言葉が印刷されていました。

 

 

ここからが、英語のお勉強です。(訳は塾長)

 

SHRINK-TO-FIT

RAW UNWASHED DENIM

 

洗って縮ませ体に添わせる

未洗いの生機デニム

 

Buy your size in the waist, two sizes up in length. 

Wear them in the tub, keep them on to dry.

 

ウェストサイズを2サイズ上げて購入ください。

浴槽の中で洗い、着たままで乾燥なさってください。

 

SKIP THE WASH

For purists who like their denim unwashed, no need to size up.

Buy the true to size.

 

洗わない方へ

デニムを洗わないのがお好きなデニム愛好家の方は、サイズを上げる必要はありません。

ちょうどのサイズをお選びください。

 

ジーンズをまったく洗わないって、スゴイですよね。

 

それをフラッシャーに記載するリーバイス社も、なかなかのものです。

 

もっとも、数年前に社長のチップ・バーグ氏が、「501は10年間、洗っていない、洗わない。」という発言をなさったようなので、この解説書となったのかもしれませんが。

 

中には「WATER<LESS」というタグもありました。

 

SDGsの流れの中にあるということなのだと思いますが、「洗わないことで水をセイヴしよう」という試みなのかもしれません。

 

塾長は、未だ、501をリジッドのまま洗わずに履き続けるほどの自信と覚悟はないように思います。

 

 

ここでは、洗濯前と洗濯後の写真を並べておきます。

 

 

 

ずいぶんと縮んでいることがわかるかと思います。

 

 

 

 

リジッドからのファーストウォッシュで、青味が増すというのは、これまで通りですね。

 

ただ、どなたかも書いておられましたが、以前は、洗濯後には毛羽立っていたかと思うのですが、それはまったくありません。

 

パッチのデザインと同じように、フラットな感じとなっています。

 

 

ここまで、お読みくださって、本当にありがとうございました。

 

何らかの参考になれば、幸いです。

 

ちなみに、ボタン裏の数字は「4649」で、ヨロシクでした(笑)

 

製造年月は「2021年8月」だったかと思います。

 

 

久しぶりに、501を手にしましたが、初めて履いた(66前期)高校1年生の頃と比べて、時代も変わり、素材の質感も変わりましたが、その中に流れる「501自体が放つ〝何か〟」は、普遍であると感じた次第です。

 

 

リーバイス社の方にお願いがあるのですが、この現行のリーバイス501に「赤耳を復活」させてもらえないものかと考えます。

 

無茶なお願いかと思うのですが、普通に売られている普通の商品が優れているからこそ、現在の「501の地位」が築けたと感じるからです。

 

LVCにも、その良さがあるということは分かってはいるつもりですが、現行品を〝究極の501として、履いてみたいという初期衝動〟があるのだとご理解くださいませ。

 

501は、「現行品に赤耳がついてこそ、本物ではないか」と考えるという次第です。

 

あるいは、これは、単なるファンタジックなノスタルジーにしかすぎないのでしょうか。

 

 

ここまで、お読みくださって、本当にありがとうございました!

 

 

 

 

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2022-04-12 17:16:56〜

 

【追記 2022/04/24】

記事が〝二階建て〟となっていましたので、訂正しました。

 

【追記 2022/10/11】

この記事を書いて、半年となります。この間、このページへのアクセスが大変多いことを知りました。

 

ご覧くださったみなさま、本当にありがとうございます。

 

この半年の間、ふつうに履いてきましたので、その写真をアップしてみたいと思います。

 

 

 

こうやってみると、ふつうのジーンズです。

 

手持ちのいわゆるレプリカジーンズと比べても、〝格段に青い色落ち〟ですから、特筆すべきことはありません。

 

しかし、このカリフォルニアブルーこそが、現行501の味わいなのかもしれないと思いました。

 

もっとも、これが「501」でなければ、履くかどうかは微妙なあたりではあるのですが…

 

70年代後半あたりから、ふつうにアメリカ製の501を履いてきたものとしては、〝当時もこんなペースで色落ちしていたっけかな〟と感じてはいます。

 

高校生当時には、下ろしたばかりの新品の501はどこか気恥ずかしくて、ガンガン、ガシガシと洗っていた記憶があります。

 

裏を向けて干したこともないのではないでしょうか。

 

隣の県のスケートパークに行く際にも、腿の上にスケートボード(デッキ側)を載せたりしていましたので、色落ちだけでなく、デニム自体の損傷、色落ちも激しかったです。

 

そういう意味では、この現行の501も「ふつうのアメリカ流通のデニム」ということで、それ以上でもそれ以下でもない美しさがあるとも言えるでしょう。

 

 

さて、この半年の間に、洗濯を9回行いました。少し大きめでしたので、乾燥機も何回かはかけました。

 

その結果の計測ですが、以前の結果と合わせて載せておきます。

 

------------------------

501「W 31 L 30」 ファーストウォッシュ前→後→9回洗濯後

 

ウェスト:

44.7cm × 2 =89.4cm→ 82.0cm→81.0cm

 

わたり:

31.5cm→ 29.5cm→29.0cm

 

レングス:

77.5cm→ 71.9cm→70.5cm

 

裾:

20.4cm→ 19.4cm→19.0cm

 

重さ:

656g→ 640g→不計測

------------------------

 

何らかの参考になれば、幸いです。

 

70年代当時のデニム事情については、まだまだ語り尽くせないことが多いのですが、機会があれば、どこかに書くかもしれません。

 

よろしくお願い致します。

 

 

【追記 2024/06/15】

 

アップして、2年も経つのにいまだにこのページを訪れてくださっているみなさん、本当にありがとうございます!

 

このデニムの、その後をお知りになりたい方もおられるかもしれません。

 

「2年後、洗濯回数21回目(裏向けで洗濯、後半洗剤はなし)」の写真と計測をアップしておこうと思います。

 

 

こうして見ると、本当にフツーのジーパンです。

 

例えるなら、アメリカの中西部あたりのおじいさんが、

 

「ここのTARGETが家から一番近いから、わしゃ、リーバイスはいつも、ここでしか買わん。それも、若い頃から501オンリーじゃ…」

 

と、いう感じでフツーに履いている501の風貌です。

 

 

では、最後に計測を載せておきます。

 

------------------------

501「W 31 L 30」 ファーストウォッシュ前→後→9回洗濯後→21回洗濯後

 

ウェスト:

44.7cm × 2 =89.4cm→ 82.0cm→81.0cm→81.0cm

わたり:

31.5cm→ 29.5cm→29.0cm→29.3cm

 

レングス:

77.5cm→ 71.9cm→70.5cm→70.2cm

 

裾:

20.4cm→ 19.4cm→19.0cm→18.8cm

 

重さ:

656g→ 640g→不計測→不計測

------------------------

 

だいたい、こんなところでしょうか。

 

今後、もっと洗って、古着屋さんに並んでいる感じになれば、また違った趣も出てくるのではないかと感じています。

 

では、お読みくださって、どうもありがとうございました!

 

 

最後に、ちょっとPRを…

 

BLAST塾長、こういった調子の「デニム塾長」でもあります。

 

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