私の体験談であり、1999年から別れさせ屋を経営する立場としての感想です。この業界はですね。”横の繋がり”が少ない...と言うか、ほぼ無いのが特徴的だと思います。1社2社との関係はあっても、全体的に繋がっている関係ではありません。
また「探偵」と言うイメージから業界に入る方も居られるのでしょうね。コソコソと隠れる感じが格好いい?と思っているのか、同業の近況を知るのに...電話して「最近はどうですか?」と聞けば済むことを、相談者、依頼者、これらになりすまして、潜入して知ろうとする人も居るんですよ。姑息と言うか根暗なことをしますでしょ。実際に私も何度か「この人は怪しいなぁ」と感じたことがございます。ボイレコを入れてたり、隠し撮りしてたり、会社を出たら直ぐに「終わりました」と誰かに報告してたり...ですが、それらの根暗は相手できないですから、いちいち問い詰める事もしませんよ。なんでしょうね。同じ業界に携わる者としては恥ずかしくも感じる経験なんですよ。逆に「格好いいな」と思う方も居られるので余計に落差が大きく感じます。これが19年も探偵業・別れさせ業に携わってきた印象です。
● 別れさせ屋の業界は?
この業界は「検索順位こそが生命線」と考える傾向は強いです。勿論、検索順位は大切ですからね。優先的に取り組むべき項目ではありますが、逆に言うと順位が上がれば...経験もない、スタッフも居ない、到底に別れさせが成功しない業者でも、依頼を請けられる可能性が上がります。よって結果的には「ネット番長」な業界とも言えます。一般業界で言う信用・信頼ってありますよね。では、別れさせ屋では何をもって信用したり、何で信頼しますか?
その基準ってないじゃないですか。
結局は、インターネットだけでの判断にしか過ぎません。それが検索順位だったり、口コミ?など。ご存知方と思いますが、インターネット上の口コミって多くは自作自演or広告会社です。これを真実と思って相談してしまう人が多いので...売上となり更なる広告となる。私の個人意見としては「ユーザーの判断力が欠落」している業界だと思っています。幾ら恋愛で悩んでいるとは言えですよ。明らかにダメだろうなぁってお金の使い方をしている人が多いんですよ。なので、トラブルが多いのは悪い業者の存在ではなく、そこに依頼する方が居られる事も原因の1つです。
(参照:「別れさせ屋」と検索しない人生になるべき)