引用55 「新しい道具などというのもはめったにないが、古い道具を使う新しい方法はある」 | 「ひとり戦略会議」コンサルタントー首藤 浩のブログ

「ひとり戦略会議」コンサルタントー首藤 浩のブログ

「ひとり戦略会議」とは、「緊急ではない、重要なこと」を着実に実行していく手法です。

******************

はじめに
G.M.ワインバーグ著 木村泉訳「コンサルタントの秘密」
技術アドバイスの人間学 共立出版

を今回、首藤浩が、自身の経験とともに読み下していきます。

ご参考にされてください。

宜しくお願いします。

*********************
引用55
「新しい道具などというのもはめったにないが、古い道具を使う新しい方法はある」

どんなフレームワークも「ネタ元」はあります。
フレームワークを開発するというか
使い方を様々に考えることが大切だと思います。

使い方次第で、様々な効用があります。

「平準化の法則
有能な問題解決者は、数多くの問題を抱えることはあるが、
一つの支配的な問題を抱えることはめったとない。」

この法則は
「最悪の問題を一つ一つ片づけてゆくうちに、
最悪の問題によって引き起こされる困りごとの割合が
少しずつ少しずつ減じてゆき、
残る問題はそう違わない割合を占めるようになってゆく。」
という、論理によって導き出されています。


著者は(簡約ですが)
この法則が働いている下では
依頼主のトラブル分布が比較的均等であるとすれば、
何らかの効果的な問題解決メカニズムが既にその場に存在している。
また、依頼主が一つの圧倒的大問題をもっていたとすれば、
問題の重大さを値踏みするための問題解決手法、
ないし問題解決方針が欠けているのである。

しっかり読むと、至極当たり前のことですが、
現実を振り返ると、
両者の違いをはっきり区別できていることは
少ないものだと思います。


トラブル分布を「ピンの技法」などで
簡単に分析をする
また見える化をするということから
どこから手をつければよいかを導き出し
問題解決経験による特有の文化が生まれ
引いては、組織内での問題解決メカニズムを
作り出すことに成功していきます。

別の組織では、どこから手を付けていいか
わからないまま問題解決に忙殺されています。

しかし、この二つの組織にいる人々は、
その違いに気づいているでしょうか?

双方を見比べれば、明らかにその違いを認識できるでしょうが、
なかなかその経験をすることは適わないものです。

つまり、問題解決に適応できている組織も
出来ていない組織も、それぞれに問題解決手法について
自信を持っている面と自信を持っていない面がある。
また、もっと良い方法があると期待している面と
自分たちのやり方がベストだと思っている面がある。
ということなのだと思います。


そういう意味でも、既存組織の改善というのは、
一筋縄ではいかないものですが、
有効なちょっとした揺らし方や
気の利いたキラッとする道具などで
たちまちに改善行動が進んでいくこともあります。

やはり、現状を見えるようにして
何をしたいかを明確にする。
そして歩き方や走り方は、毎日その都度工夫することですね。
また、継続した結果を出すために
毎日の歩き方や走り方の工夫とその実績を記録して、
毎日、毎週、毎月振り返ること
に尽きるようですね。

でも、いつかすぐに丸まってしまうんですよね。