参政党の農業政策は、慣行農法を否定することから始まっていた | 広島から 中国総領事館 誘致に待ったをかける

広島から 中国総領事館 誘致に待ったをかける

広島に県、市、県議会、市議会、経済団体を挙げ、中国総領事館を誘致する計画があります。
経済にばかり走り、国家安全保障を考えない誘致計画に警鐘を鳴らします。

神谷宗幣が10月18日になって「慣行農法(慣行栽培)を叩く意図は全くありません」という発表をしていますが、実際には、最初から参政党の農業政策は、慣行農法を否定することから始まっています。今日は、これを支持する証拠をさらに積み上げていきます。

 

調べると、2022年6月に主張が集中していることがわかります。

10月20日のエントリーで、すでに次の資料で慣行農業が貶められていることを示しました。いずれも2022年6月です。

・『参政党Q&A ブック基礎編』 編著 神谷宗幣 青林堂 2022.6

・2022年6月21日 原宿明治神宮前 街宣

 

参院選が2022年6月22日公示、7月10日投開票ですから、有権者の投票行動に極めて大きな影響があったと考えて良いでしょう。当時、参政党は、慣行農法を、意図的に「人体に有害」「がん」などの言葉と結び付け、不当に貶め、自然栽培を推奨していました。


ロジックが変わったのは最近のことです。農家の反論が始まり、今度は逆のことを言わなければ票が取れなくなった為に話を変えたのです。


過去にはクラウドファンディングの際に農薬ががんの発生と結びつけて語られています。

さらに、加賀のフリースクールに野菜の提供を行っている「にちにち好日」に関連したクラウドファンディング情報の中には、次のような子供が描いた絵が出てきます。

自然栽培を推進することは一向にかまいません。しかし、それだけで、子供が慣行栽培を否定的に捉えた絵を描くでしょうか。子供の描いた絵の下には「個人の感想を表現した内容です。野菜の品質や味を否定及び保証するものではありません。」と、書き添えられてはいますが、この絵自体には、「おなかがいたくなる」のは「のうやく ひりょうのせい」で、男の子が腹痛で泣いて横たわり隣で女の子が心配そうに見ている様子が描かれています。対して、すぐ左の「にちにち(のうやくなし)」側の絵には、同じ男の子が元気な笑顔、隣の女の子が安堵した笑顔で描かれています。

 

大きく「わかれ道」と書かれた上の分岐点で、「のうやくをつかったやさい」への道は"侵入禁止"を連想する赤で塗り潰されています。

 

大人が、子供たちに慣行農法を否定的に教え、その対極として自然栽培を良く見えるよう意図した教育を施したのではありませんか?

上記、出典はこちら。

 

次は、2022年6月23日千葉駅での街宣です。

(重要箇所にタイム指定してありますが、再生箇所より少し前から話は始まっています)

・・・農薬とか肥料なんか使ってたらねえ、微生物が死ぬの。それは土地が死ぬってことなんです。(拍手)この島に何万年も住んできて、農薬肥料使ってんのなんか、この数十年だけですから。ええ加減目を覚まさないとダメですよ。そんなことやってるからどんどんどんどん自然がおかしくなってくる。自然がおかしくなってくると我々人間も自然の一部だから、身体がおかしくなってくるんですよ、自然を壊すと人間が最後はダメになる。(拍手)そういったことをね、理解している人たちで支え合うんです。

 

完全に慣行農法を否定しています。2022年6月23日の街宣です。内容は事実でなく、危険思想とさえ言えるものです。この種の宣伝の繰り返しにより多くの人たちが騙され、7月10日の参院選挙で票を投じ、議席を出してしまいました。