神谷宗幣が「愛人OKにします」と公衆の面前で叫んだ党の方針に対し、参政党の党員はどう思っているのか。
N党の立花孝志が企画した「取材したら1万円」のインタヴューが集まってくるに従い、なかなか面白い結果が出てきています。立花本人からはまだ総括的なコメントは出ていません。
中間集計ではあるものの、統一地方選に立った候補者たちが、神谷宗幣の思想、否、参政党の方針を驚くほど理解していないということがわかってきました。
候補者たちのインタビューを見る前に、今回は、まず神谷宗幣の発言の真意をおさらいしておきましょう。
まず、「愛人OK」は、例えや方便ではありません。この、「愛人OK」が例えに過ぎないという誤解は広くネット上に散見されますが、全て間違いです。そう思ってしまうのは、彼の演説を聴き込んでいない上に「まさかそんなこと本気で言っているわけないだろう」というバイアスが働くためだと思われます。そのくらい参政党の主張は先進的だとも言えます。
私がこのことをはっきり断言できるのは、参政党の最初期の党員として、彼の演説を最初から熱心に、しっかり聴き込んできているからです。揚げ足を取っている、切り取っている、など、現在のやる気のない参政党員が野卑な了見で思いつくような動機で粗探しをしているからではありません。
真意を汲み取る努力をし、人物に対する好き嫌いの感情に左右されず、正確に受け取る必要があります。何を言いたいのかを公正に聴き、ねじ曲げて受け取るようなことをしてはいけません。
さて、彼を他の政治家と異らせている、明らかな特徴は、繰り返し愛人や不倫に言及することです。彼の演説動画を集めて分析すれば、彼の愛人、不倫に対する強いこだわりが見えてきます。これは彼にとって、多くの聴衆に向かってどうしても話したいトピックの一つなのです。
まず問題の「愛人OK」動画をもう一度見てみましょう。
「(若くて見識のある人が立候補しないのは愛人がいるからです)、参政党はOKにします。非難する人は非難してください。結構。・・・そんなことでごちゃごちゃ言ってないんですから。じゃ、男は女性の彼女がいちゃダメで、こっちはいいんですか?こっちの人も結構いますよ。芸能界でも政治家でも・・・日本は男色の文化(上杉謙信、徳川家康、織田信長などのを例に挙げる)・・・そんなのみんな隠してるだけで、皆さんヤッてるじゃないですか、奥さん以外の、性的な仲良い人いっぱいいますよ、それがダメだ(×5回)って言ってね、刷り込んだのはキリスト教の文化」(2022年7月2日 16:30 博多駅)
明らかに例え話ではありません。
神谷宗幣は結党以来、はっきりと「議員が愛人や不倫でクビになることはない」と言い続けてきました。だから「愛人OK」なのです。ここでは、「みんな隠してるだけで、皆さんヤッてる・・・奥さん以外の、性的な仲良い人いっぱいいます」と続き、ホンモノの男女の肉体関係に言及していることは明らかです。「それをダメだと刷り込んだのは外来のキリスト教だ。」と、不倫を否定する社会ができた根拠を、徹底的に攻撃することもしています。別の機会には「国会議員が道徳的である必要はない」とも言っています。
https://www.youtube.com/live/JqLM2CY4H_M?feature=share&t=3944
「日本の国民はマスコミに騙されてるから、政治家の浮気とか不倫とか援助交際とか・・・どうでもいいことばっかり怒ってる・・・参政党の議員とか候補者が、浮気してようが不倫してようが、僕は怒りません。勝手にしてと言います。国民に対して謝罪もしません。だってそんなの個人のことだからほっとけやっていう話ですよ。(盛大な拍手)不倫がいけないとか言い出したのは最近なんだから。ほっときゃいいんですよそんなの。だらしないねで終わりですよ。その人は奥さんとか旦那さんに謝ればいいだけ。家族の問題だから。そんなのね、私たちが真面目にやってるのに許せないわってそんなの自分たちが不倫したいだけの話ですよ。そんなのね、妬み嫉妬でやってる場合じゃないの。」(2022年6月26 13:30 大阪・天王寺)
「政治家の浮気とか不倫とか援助交際はどうでもいい」、それが許せないのは不倫したい(けど、できない)人の妬み、これが参政党の見方です。
https://youtu.be/C8t5EahdOcA?t=40
「僕に愛人が見つかったとかなっても、「ごめんちゃい」って言うだけ。妻にですよ。妻に謝るだけで皆さんには謝らない。そんなのほっといてくださいっていいます。・・・愛人の一人や二人認めてくださいと堂々と言います。」(2022年6月29日大分駅)
神谷宗幣は、愛人を認めてほしいと有権者に訴えることまでしています。裏を返せば、妻だけでは我慢できない、それを肯定せよ、あらかじめ言っておくのでわかっててくださいよ、ということでしょう。この手の話に、聴衆が大喜びなのも参政党の特徴です。
別の機会には、「浅井ちはるとホテルの同じ部屋に入ったというのは本当か」と言う質問に対して、否定せず、回答しない理由に「政治と関係ない」を挙げている点も、これまでに行なっている演説と一致しています。
https://youtu.be/BRkXh8C7mQU?t=737
次回、参政党から統一地方選に立った候補者たちが、いかに神谷宗幣の思想を理解していないかを示しますが、その前に、参政党の方針がしっかり浸透している人たちがどういう表現を使って話しているかも押さえておきましょう。
ないわー pic.twitter.com/d5FglUlFbW
— ドラミん【壺の押し売りお断り】 (@doramiabcdefg) February 24, 2023
「風俗も行ったこともあるし、妻に隠れて浮気してバレたことだってありましたよ、何が悪いんですか。」
別の人は、自分の言葉で参政党の理念を聴衆に伝えることができました。
https://www.youtube.com/shorts/RxoqlmOgkQM
「不倫をしている愛国者と、不倫をしていない売国奴と、皆さんはどっちを選びますかぁーーーー」
さすが5レンジャーと言うべきか、なかなか、こう言う演説はできるものではありません。
