参政党には結党時から、党を構成するグループに幾つかの源流がありました。グループの背景を持たず、個人の判断で党の主張に引き寄せられて入党した人たちもいましたが、”推し”がボードメンバーとして結党に関わるのを支持して入党した人たちも少なくありませんでした。様々なグループのいわば”寄せ集め”が初期の参政党の姿でした。
それらのグループの1つが、減税リバタリアンで、初期には外部から「塾生(倉山塾)」などと揶揄されたりもしましたが、党内で減税勉強会(減税班)を形成しました。他にも、CGSから来たというよりは、神谷の個人プロジェクトに投資し、すでに彼と深く結びついていたグループ、シノッパと呼ばれた篠原常一郎信奉者などのグループがあり、結党後、程なくしてこれに反ワクが乗っかりました。これらが党内に影響があった出所の明らかなグループの例です。
もう一つ、これらに混じって出自不明の熱烈なオーガニック支持層が数多く入党していました。
私が所属していた支部チャットの中では、支部がまだできる前から、党の重要政策論議が始まっていました。政策は党員が作れるということをだれもが信じていたからですが、その話し合いの最初から、オーガニック給食を提供することを党の重要政策にしたいという声が上がっていました。
私は彼らに対し、日本の食料自給率が低い上、外国の力によって日本の農業政策や仕組みが法律ごと改変されていたり、もっと深刻な予測として将来日本人が飢える可能性についてなど、いわゆる食料安全保障の観点から、保守の国政政党が掲げる政策の優先順位について話しましたが、全く話が通じませんでした。そして支部には、私以外にそのような主張をする人は他に一人もおらず、私のこの意見は顧みられませんでした。
彼らはオーガニックに対してファナティックで、「給食に、身体に良い無農薬の米や有機野菜を提供する」という主張を繰り返しました。
もちろん、彼らの言っていることが政策として間違っているということではありませんでしたが、国家の課題と地方自治、もしくは共同体で進める社会活動との区別がついていないようでした。
オーガニックが党是となった現在の情勢を考えると、彼らが、当時から私の支部だけで多かったのではなく、党全体として極めて多数派であった上に、その後も支持者を増やしたのだと思います。
私はこのオーガニックをファナティックに推進した一団が、現在の参政党のフードファディズムを歓迎しているのではないかと考えています。彼らこそ、ボードたちのフードファディズムを喜んで受け入れている人たちではないでしょうか。
フードファディズムを指摘する声が党内になければ、国民は、今後ますます、スピリチャルパワーを”注入”したオーガニック商品をネットワークに乗せて高額でやり取りする、異形の国政政党の姿を目撃することになるのではないでしょうか。