ホンダというと60代の人はカブというスクータを最初に思い浮かべるかも知れない。50代の人ならもしかするとCB400Fのバイクを思い出すかも知れない。あるいはモンキーバイクを思い出す人もいるかもしれない。まさか、ホンダが後発も後発で車を作って、参入し、それなりに成功するとは当時の人は多くは想像していなかったハズだ。そして、今、3段式駐車場レベルに入る車高155センチ程度の初の7人乗りオデッセイ、バイブリッドインサイトでトヨタに先手を打つたり、ASIMOというロボットの開発、そして、昨今急人気のピアンタ(耕運機)ガソリンではなく、ガスボンベで稼動、たためば小さくトランクに入るサイズ、デザイン、重量。なかなか旧類似商品の問題点を分析改善し、流行の50~60代での庭に野菜畑をつくる流れ、シブヤ米で有名な藤田志穂がブームに火をつけた、20代のアウトドア農業の流れにぴたっと合わせて来るのだ。
もちろん、失敗も多々あるのだが、とにかく製品開発からマーケティングまでよく仮説をたて、検証し、考えている部門をいくつか抱えている会社であることは間違いないであろう。
それは小手先のうまさだけではなく、彼らは業種業態越えて生き残るアメーバであると感じさせる。
宇宙開発関連者から聞いた話であるが、日本はまず、月にロボットを送り調査するこことがほぼ決まったようである。この分野にホンダがかかわらないわけがない。今後ロボットは介護といった身近なことだけでなく、次のさらに次の世代に登場し、人類の生活や困窮を救う働き手になり、世界の力関係の駆け引きにも影響を及ぼす兵器にもなる分野である。
遠い将来と目の前の兆候を鋭い感性で見抜き、仮説をたて、市場に問うということは戦略的な企業の姿そのものである。
すこし、褒めすぎなので、けなしておくが、ホンダには失敗も数多くある、たとえば高級車●●ェン●である。私も一時乗っていたが、他の車と比べるとHmmmmmである。最後まで乗るたびに不愉快にさせられた珍しい車でもあった。


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 このワンセグTVは、自分専用のTVで観たいときに観たい場所でTVを観れ、しかも、防水機能、録画機能で利便性がアップしている。これは、夜のバスタイムを楽しむ女性層から支持を得ているヒット商品である。
 新市場を開拓したと思うが、こうした機能を持つ商品自体は別段新しいものではないので顧客セグメンテーションの目の付け所が良い、ということになる。携帯電話には今でもこうした機能は備わっているし、DSやPSP等のポータブルゲーム機には同様の機能を付加できるであろうから、競合商品は多い。しかし、意外にもこの製品は今後もヒットを続けていけると思う。
 理由だが、携帯電話との優位性を機能面で比較すると、画面サイズがやや大きめ(5インチ)という点が、差異はあまりないように見えるがこのワンセグTVにしかできない差別化の特徴と言える。なぜなら、携帯電話は携帯性を重視する以上、携帯電話としての画面サイズをこれ以上(最大で4インチ)大きくすると、自ずと物理的な限界にぶつかるからである。
 さらに別の機能面を考えると、顧客の感じる価値が、夜のバスタイムにTVをゆっくり堪能する癒しを求めることにある、という状況を踏まえた場合、着信機能がない、というのは隠れた優位性とも受け取れる。携帯電話であれば、たとえ着信音量を消音にしたとしても、着信の知らせは画面に表示されざるを得ないので癒しの最中に邪魔が入る。しかし、ワンセグTVには着信の邪魔は絶対に入らない。もっとも、これは携帯電話が着信非表示機能を備えるまでの限定的優位性ではある。
 それでも、画面サイズの優位性は残るので、今後は、画面サイズの種類や付加機能の拡大でしばらくヒットを継続できそうである。


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 「世界初アルコール0%」。「何処でも吸えるタバコ」。ノンアルコールビールテイスト飲料と電子タバコの販売が好調である。ノンアルコールビールテイスト飲料は、アルコール度0%でビール風味を味わえ、電子タバコは、水分が主成分なのでニコチン0%で喫煙感覚を味わえる。どちらの商品も本物の商品と同様の使用感を中毒性(?)なしで擬似体験できる点がウリと言える。そして、こうした商品の市場は今後益々拡大していくと思う。
 なぜなら、メーカーにとって既存顧客の維持にとても効果的であるからだ。これらのヒット商品に共通した3つの特徴として、(1)メーカー側の擬似商品開発技術力の向上、(2)非中毒化によるイメージの向上、(3)使用時の爽快感、が挙げられる。単純に見れば、こうした商品のターゲット顧客は、妊産婦、運転前の運転手、禁酒・禁酒者等になるだろうが、中毒性の高い商品特性に着目すると、これ以外の顧客もターゲットとして、むしろメインターゲットとしてメーカー側は考えているのではないだろうか。
 特に、ノンアルコールビールテイスト飲料は、従来のビールメーカーと発売元が同じであるため、市場維持・拡大に向け以下の2つの利点がある。(1)元ファンを顧客として再獲得しやすい点、(2)現役ファンの離脱を食い止めやすい点、である。
 例えばビールだと、(1)は、アルコールが原因でいまはもうビールを飲むことができなくなった元ビールファンは、爽快感のあるビールの味を思い出してもらうことは容易なので、元ファンからリピーターとしての支持を得やすい、という点にある。これは、全くの新規顧客を新たに開拓するよりもはるかにファンにしやすい。(2)は、現役のビールファンだが健康上ビールが飲めなくなってしう人をノンアルコールという武器で引き止めることができる点である。こうしたこうしたことが成り立つのも、「爽快感」にあると思う。同じアルコール飲料でも、日本酒、焼酎、ワイン、ウイスキーにはノンアルコール飲料は聞いたことがないのは、中毒性はあっても「爽快感」が伴わないからではないだろうか。


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