組織変革成功講座

以下、私の勝手な持論です。

 

「仕事ができる人は、麻雀がうまい」

 

私が英国駐在していた時、
日本人で集まってよく麻雀をしていました。

 

その時、感じていたんです。


「仕事ができる人ほど

麻雀がうまいもんなんだなぁ」と。

 

この私の勝手な持論が、

科学的に立証される時代が
来たのではないかと感じています。

 

 

マインドスポーツという分野が昨今、

注目を集めています。

 

「マインドスポーツ?なにそれ?」
と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

 

マインドスポーツとは、

ポーカー、麻雀、囲碁、将棋、

チェス、リバーシ(オセロ)など、
思考力を中心とするゲームを
競技として行うものです。

 

『いや、ポーカーや麻雀やオセロが

スポーツとは言えないだろう』と、

そんな声も聞こえてきそうですが、

れっきとした「スポーツ」らしいのです。

 

恐らく、スポーツの定義が

一般的に抱くイメージのスポーツとは

違うのでしょう。

 

偉そうに言ってますが、私も、

マインドスポーツという言葉、

つい最近まで知りませんでした。

 

 

何で知ったかというと、
2026年1月10日の日経MJの

『ポーカー世界大会2連覇・岡本詩菜さん、

メンタル整え戴冠』というタイトルの記事でした。

 

その記事に、

 

『米ラスベガスで開催された

ポーカーの世界選手権(WSOP)の
レディーストーナメントで、
日本人女性の岡本詩菜さんが
2024年に続いて2025年も2年連続で優勝した。

 

ポーカーはマインドスポーツとして

人気が高まりつつある』

と書いてあったのです。

 

その岡本さん曰く、

「(ポーカーは)戦略を考えるだけでは勝てない」
「勝つためにはメンタルを整える必要がある」

「メンタルを鍛えるためには

自己肯定感を高めることに重きを置いている」
とのこと。

 

マインドスポーツと言われるだけに、
やはりマインド、メンタルが
重要になってくるわけですね。

 

記事の中でも、
『運で負けるなんてと、
理不尽な気持ちになることがある。
それだけに、勝利をつかむ上では
戦略を磨くことはもちろん、
メンタルを整えていくことが欠かせない』
とも書いてありました。

 

 

ちなみに、2026年にはポーカーの国内リーグ戦が

スタートする予定らしいです。

 

 

こうしたマインドスポーツに求められる

能力として、

・戦略的思考力

・問題解決能力

・論理的思考力

・記憶力

そして、

・強靭なメンタル

があると言われています。

 

 

さらに、メタ認知能力というのも
められるようです。

 

メタ認知能力とは、

「今の自分は焦っている」、「視野が狭くなっている」と、

自分の思考状態を一段上から

客観的に眺められる力ですね。

 

もう、完全にビジネスに求められる能力

と一緒じゃないですか!

 

特にメタ認知能力として、
自分自身を客観的に見られる力は、
ビジネスで本当に必要だと思っています。

 

ビジネスだけじゃなく人生に必要な能力と

いっても過言ではないです。

 

 

セクハラ、パワハラ等、

このメタ認知能力が低くて、

自分自身を客観視できないから

起こってしまっているのではないかと。

 

人に対する説明、プレゼンテーションもしかり。

 

自分自身を客観的にみられていないと、

つい自分のペースで話を進めてしまって、

何も伝わってないなんてこともあり得ます。

 

 

自分をメタ認知能力で客観視できるか否か、

これは大きな違いだと思うのです。

 

 

マインドスポーツによって、

このようなビジネスに求められる力が

鍛えられるなら、

これを社員教育なりエンゲージメント向上なりに

取り入れる手もありなんじゃないかと思います。

 

 

例えば、

社員のエンゲージメントを高めるために、

社内ポーカー大会や社内麻雀大会を開催してみる。

 

できたらチーム対抗にして、

チームで戦略を考えたり、研究してスキルを高めたり、

マインドを鍛えたり、メンタルと整えるためのコツを

伝えあったり、

そんなことができても面白いのではないかと。

 

もちろん、ネガティブな面もあるでしょう。

 

勝てない人が

「やっぱりあの人、仕事ができないの分かるよね」

と後ろ指をさされたり、

「あの人とは同じチームになりたくない」といって

人間関係に亀裂が生じたり・・・

 

そのあたりをクリアするためにも

勝敗だけで順位を決めるのではなく、

どれだけ成長したか、

どれだけチーム内でコミュニケーションを取ったか、

等で社内での表彰をしていく仕組みを

作ってもいいかなと思いますが、

いかがでしょう?

 

こうしたちょっと風変わりな取り組みを

してみるのもありかもです。

 

きっと話題にもなるし・・・。

 

どこかの企業でやってみるところないですかねぇ

こうした遊び心も大事な気がするのです。

 

最後に、このブログを書くにあたり、

いろいろな新聞記事を検索していたのですが、

実際に、「洞察力を見極められる」として

採用活動にポーカーや麻雀を活用している企業が

あるという記事が出てきて驚きました。

(2025年3月29日日経MJ)

 

麻雀採用をしている企業では、

実際に学生と麻雀をプレーし、

採用かどうかを判断しているそうです。

 

その企業の社長さん曰く、

毎年3〜6人の新卒採用者のうち

1〜2人はマージャン採用者で、

「マージャン採用者は例外なく

トップ営業になっています」

とのことです。

 

例外なく!? 凄すぎます。

 

本当かよと思う反面、

やはり麻雀うまい人は仕事ができる、

という私の持論はあながち

間違ってなかったかなぁと

思うのであります。

最近、論理的思考(ロジカルシンキング)研修の

講師をしていて、悩ましいなぁと思うことがあります。

 

悩ましいというより、

切ないといった方が、より正解かもしれません。

 

具体的にどんなことで悩ましさ、

切なさを感じているのかといいますと・・・


と、それをお伝えする前に、
論理的思考に出てくるMECE(ミーシー)

という概念について、

少しだけお話をさせてください。

 

論理的思考においては、
問題解決・課題解決をしていく際に、
「モレなくダブりなく」発想しよう、

という概念があります。

 

この「モレもなくダブりもない」

という概念を論理的思考の世界では、
MECE(ミーシー)と呼んでいます。

 

私が、このMECEを初めて学んだのは、
中小企業診断士の勉強をしていた
1995年か6年ごろだったかと思います。


当時は「ミッシー」と読んでいたはずなんですが、
最近は「ミーシー」の方が一般的なようです。

 

「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の
頭文字を取った造語で、
訳すと「互いに重複せず、全体として漏れがない」

となります。


分かりやすく「モレなくダブりなく」

 

アメリカのコンサルティング会社

マッキンゼー・アンド・カンパニーにいた
バーバラ・ミント氏が1970年代に

提唱したといわれています。

 

MECEの例をお伝えすると、

例えば、人を「既婚者」と「未婚者」で分類したら、

必ずどちらか一方に入ります。


両方に同時に属することはあり得ません。


モレなくダブりなく分類できているわけです。

この「既婚・未婚」のことを「切り口」と呼び、

この切り口であれば、

MECE(モレなくダブりなく)になっている

と表現するわけです。

 

逆に、人を「既婚者・女性」という

“切り口”で分類するとしたら、
“既婚の女性” が両方に含まれてしまいます。
これはダブりのある分類で、

MECEの切り口ではありません。

 

また未婚の男性がモレてしまいます。

 

「未婚・既婚/男性・女性」という軸を

揃えたマトリックスなら
モレなくダブりなく分類できます。

 

こんな感じ。

 

これなら人をモレもなくダブりもなく

捉えることができます。

そもそも、なぜ、このようなMECEの概念が、

仕事において必要かというと
ひとつは、思考において、
「考えたつもり」「考え切ったつもり」

になることを防ぐためです。

 

例えば、上司になにか提言をしたときに、
こんなことを言われたことは

ありませんでしょうか?

 

「なるほど○○ということだね。

で、✕✕の点についてはどうなの?」と。

 

例えば、こんな感じ。

 

部下:「売上を上げるために、

 製品の改良と価格の適正化を図ります。

 そのうえで、このようなプロモーションを

 行えればと考えています」

 

上司:「なるほど。

 で、お客様にはどう製品を届けるの?

 流通経路に関してはどう考えている?

 このまま代理店経由でいくのか、
 もしくは直販でいくのか、

 その辺りはどう考えてる?」

 

部下:「すみません、流通経路については

 考えていませんでした…」
 

このように考えるべきことが

考え切れていないという事態を避けるためにも、

MECEによる発想が求められるわけです。

 

例えば、他にもこんなのも
MECEで考えられていない事例
と言えます。

 

上司が部下の動きの鈍さを嘆いて、

「なんで、これだけ分かりやすく言っても、

動いてくれないんだろう」

と言っている。

 

これは、部下の行動を促すうえで

「分かりやすく伝えて、頭で理解させる」

という視点はありますが、

「部下の感情を汲んで、感情へ働きかける」

という視点が漏れている事例だったりします。

 

部下の行動を促すうえで、

「情緒的訴求・論理的訴求」を

考えてこそMECE。

 

ということで、長々とMECEとは何か、

なぜMECEが必要かをお伝えしました。

 

ようやくここで、

本日のテーマの最近感じている

“悩ましさ”、“切なさ”について

お伝えしたいと思います。

 

論理的思考の研修の場で、今までは、

今回のメルマガでお伝えしてきた通り

「MECEとは何か?」、「なぜMECEが必要か?」

を暑苦しく語り、

 

「思考のモレを防ぐためにも、

常にMECEで発想できるようになりましょう」

と強く、強く訴えてきました。

 

そして、MECEの切り口を

発想できるようになるための訓練方法も

伝えてきたわけです。

 

例えば、常に物事を3つの切り口で

分解する意識を持って発想の訓練をしましょう、

とか、

会議の場で人の意見を聞いたら、

対義語を意識して、

その逆の視点で発想をしてみましょう、

とか・・・

 

具体例を示しながら伝えてきたんです!

 

でも、でも、です。

 

ここ最近、これを一生懸命伝えれば伝えるほど

熱く訴えれば、訴えるほど

むなしさを感じるのです。

切なくなってくるのです。

 

なぜなら、生成AIに聞けば

MECEの切り口ぐらい

ちゃんと提示してくれますから。

 

生成AIに、

「このテーマをMECEで考えたいんだけど、

どんな切り口がある?3つぐらい挙げて」

と聞けば、すぐ答えてくれます。

 

MECEの切り口を描くための

思考の訓練なんか必要ありません。

 

ただMECEという概念を知っていればいい。

 

生成AIのビジネスへの普及によって、

すっかり世界が変わってしまいました。

 

研修で伝える内容も方法も、

変えていかなければいけません。

 

生成AIが普通に使用される世の中で、

研修講師として、コンサルタントとして、

どのような価値を提供していくべきなのか、

どのようなことが期待されているのか・・・。

 

この辺りが悩ましいところです。

 

ただ、生成AIはあくまでもツールですから、

そのツールを使って、どう生産性を高めるのか、

そのための支援をしてほしいというニーズは、

しばらくはあり得ると思います。

 

クライアント企業の

「業務の生産性を高めたい」

というニーズは、

今までと変わりはないと思いますので。

 

生産性を高めるために、

どう生成AIを使えばいいのか、

その提案の質と量が求められると思います。

 

そうしたニーズに応えるためにも、

まずは、生成AIを使って、

仕事をこんな風に変えられるかもしれない、

こんなすごいことができるかもしれない、

あんなこともできるのではないかと

妄想することがまずは大事かなと考えています。

 

その発想をいかに具現化するか、

その実行力が試される時代にも

なっているのでしょう。

 

しかし、本当にスゴイ時代になったものです。

これから先もどんどん変化していくでしょう。

 

どんな世界が待っているのか、

楽しみでもあり、恐ろしくもあります。

 

いずれにしろ、ダーウィンの進化論的(※)に言えば、

環境の変化に対応できるものだけが

生き残るってことなんでしょう。

 

※『最も強い者が生き残るのではない、

最も賢い者が生き延びるのでもない。

唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である』

ダーウィンが「種の起源」の中で記した言葉。

 

(ダーウィンが本来の意味したのは、

『たまたま環境に適合したものが生き残った』

という意味らしいです)

 
 

今年5月にとある企業さんで
新任管理職の方々60数名を対象に
「マネジメント」と「業務プロセス改善」を
テーマにした研修を行いました。

60数名を2グループに分けての2日間研修。

社員数はグループトータルで6,900名ほどの
大手製造業さん。

担当させていただくようになり
今年で4年目になります。

本社は東京なのですが、研修会場は神戸でして、
5月の春の風に吹かれながら、
神戸の海を横目に歩くのが、
ここ数年のちょっとした楽しみだったりしてます(^^)
(これはちょっと余談・・・)

研修全体のプログラムとしては、
2日間の研修を受けて終わりではなく、
その研修の内容を使った業務プロセスの改善を
数か月間かけて実際に行っていただきます。

さらに、その実践内容と成果を
発表していただくプログラムにしてあります。

発表会の目的は、役員に成果を聞いてもらう、
というものではなく、
受講者間でお互いに実践内容を伝えあい、
互いに今後のプロセス改善を行ううえでの
ヒントにしていただくことを目的としています。


ちなみに、どのようなテーマに
取り組んでいただいているかというと、
業務プロセス改善ですから、基本的には、
「業務効率化」や「ミス・失敗の再発防止」
ということになります。


例えば、
お客様へのクレーム報告書を作成するにあたり、
関連部署との調整で頻繁に手戻りが
発生しているので何とかしたい、
ということでの
「お客様へのクレーム報告書作成の効率化」

とか、
「海外現地法人の売上分析の迅速化」
「受注時に発生した仕様設定ミスの再発防止」
といったテーマに取り組んでいただいています。

5月の研修以降のプロセス改善の途中には、
オンラインで1対1の面談をして
フォロー(改善の支援・指導)も行っています。

で、今月11月、その業務プロセス改善の
成果発表会が開催されました。

成果発表は、さすがに60人を一日で
実施するわけにはいかず、
4グループ(4日)に分けての実施です。

研修は対面で行っておりますが、
フォローと発表会はオンラインで行っています。

で、5月の研修の時にも思うのですが、
この会社さん、非常に社員間でのコミュニケーションが
よく取れているのです。
雑談が多い。

 

 

以前にもブログで書いたことがありますが、
研修のときの休憩時間に雑談が多い会社さんは
基本的に風土がいいと思っております。

これは、全くの私の持論でして、
なんのエビデンスもありませんが、
雑談量と企業風土とは正の相関関係が
あると考えております。


研修の休憩中に雑談している会社か、
スマホやっているか寝ている会社か、
でなんとなく風土が垣間見える気もしています。

更に、今回、この会社さんの発表会を通して
思ったことがあります。

企業風土がいい会社は、
人に対する説明が上手な社員が多い
ということ。

今回、60数名の方々に一人当たり7分ほどの時間で
業務プロセス改善の取り組み内容とその成果について
発表していただきました。


で、その60名のほとんどの方の
プレゼンが上手なのです!


伝え方が論理的で、説明される内容が分かりやすい、
というか、もっと端的に言えば、
言葉がスラスラ出てきて、
よどみがなく自信を持って説明している。


なぜ、説明が上手なのか?


それは、きっと常日頃から自分の伝えたいことを
周りの人たちに伝えられているからこそだと思うのです。

仕事において、
自分の考えていること、感じていること、
思っていることを言葉にして伝える力は
非常に重要な能力です。

自分の考えていること、感じていること、
思っていることを言葉にできないとしたら、
本人にとってストレスになるでしょうし、
組織としても、知見が共有できず
組織力を高めにくくなってしまいますから。

この自分の伝えたいこと、伝えるべきことを
伝える力を高めるには、
日ごろからの実践の積み重ねが必要です。

最初から自分の伝えたいことが
どんどん言葉にできる人は、
それほど多くはないでしょうから。
やはり日ごろからの訓練が必要。

その実践の積み重ねができるかどうかは、
組織の風土によるところ大だと思うのです。

いわゆる発言に対する心理的安全性ですね。

こんなこと言ったら、
否定されるのではないだろうか、
馬鹿にされてしまうのではないだろうか、
そんな気持ちでいたら、
なかなか自分の言いたいことを言葉にできません。

何を言っても、たとえ頓珍漢なことを言っても、
まずは上司や同僚が決して否定することなく
聞いてくれる、そんな安心感があるからこそ、
伝えたいことが伝える機会が増え、
説明力(プレゼンテーション力)が
高まっていくのではないかと思うのです。

これまた完全に持論でして、
データによるエビデンスを示せないのが
もどかしいところではあります。

が、きっと正の相関関係があると思います。
組織風土と説明力(プレゼンテーション力)には。

社員の説明力(プレゼンテーション力)を高めたければ、
日ごろの社員が説明をする場で、
決して否定や揶揄することなく、
どんな内容でも、どんな伝え方でも、
まずはしっかりと聞く。

そして、それだけではなく、
伝え方や内容のどこでもいいので
良い評価をしてあげる。

特に上司が部下からの説明を受ける場合は、
内容だけでなく、伝えてくれたことそれ自体を
褒めてあげるぐらいの意識をもってもらっても
いいのではないかと思います。

実際、冒頭で紹介した企業さんの発表会では、
「○○さんの✕✕が参考になりました」
とか
「○○さんの事例、取り組むのが
大変だったかなぁと思うので、
本当にすごい改善をされたと感心しています」
という発言が少なからずありました。

もちろん、60名の方々みんながみんな
こんな承認の言葉を伝えられていたわけ
ではありません。

が、やはりこうした発言ができる社員さんは、
本人自身が、言いたいことが言葉にでき、
説明力の高い傾向がありますし、
何よりリーダーシップの高さを
感じたりもするわけです。

ということで、企業風土次第で
伝え方のレベルは変わってくるというお話でした。


で、最後に一つ
「プレゼンテーション研修」に関するPR。

プレゼン力は企業風土が大切、
という話をしつつ、
「人を動かすプレゼンテーション」と
題した研修(2時間)を蒲郡商工会議所で行います。

日時は、2025年12月3日(水)18時から20時。

会場が蒲郡商工会議所なので、
その近辺の方々が対象にはなるとは思うのですが、
もし、ご都合が合えば参加のご検討をいただきたく、
よろしくお願いいたします。

Web上での申し込みができないようなので(^^;)、
こちらへご連絡ください。

論理的、情緒的の両面から
アプローチして人を動かすための
プレゼンテーションのコツをお伝えいたします。

やはりプレゼンが上手だと人が動いてくれます。
つまりはリーダーシップの高さにつながります。

組織のリーダーと呼ばれる方は
何かヒントを得ていただけると思います。

アメリカのメジャーリーグの頂点を決める
ワールドシリーズ(WS=7回戦制)で、
ロサンゼルス・ドジャースが
トロント・ブルージェイズを延長11回、
5対4で下し、球団初の2連覇を達成しました。

大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希の日本人勢が
活躍してのWS制覇は、日本人として
非常に誇りに思えますし、勇気をもらえますよね。

私は残念ながら7回表までは
テレビで観戦していたのですが、
劇的な同点シーンも逆転シーンも、
ましてや優勝の瞬間も見逃してしまいました(T_T)

大谷さんが3回にスリーランを打たれ、
終盤になってもドジャースが劣勢。

試合の流れもブルージェイズに行っていて、
「今年はドジャースの優勝、厳しいかぁ」と思い、
観戦をやめて外出してしまったのです・・・(-_-;)

う~ん、なんだか私がテレビ中継を見るのを
やめたからドジャースが逆転したんじゃないか、
という気もしてきます。

我が中日ドラゴンズの試合では、
そういうことがよくあるんです (T_T)


ワールドシリーズの最優秀選手(MVP)には、
胴上げ投手となった山本由伸投手が選ばれました。

シリーズでは3登板して
3勝0敗、防御率1.02、15奪三振
投球回数は 17回2/3、与四球わずか2
という驚異的な成績での受賞です。

しかし、私が子どものころは、
メジャーリーガーといえば
日本人選手にとって雲の上の存在というか、
絶対に歯が立たないような存在でした。

幼少期から全身にバネのギブスを
装着して鍛え上げた体でないと
投げられないようなボールを
投げるのがメジャーリーガーだと思ってましたし、

あの超人的な跳躍力と
人間離れした握力を持ったピッチャーでも
全ての魔球を合体させ「ミラクルボール」でしか
抑えられないのがメジャーリーガーだと
信じてました。

それから考えると、本当に隔世の感があります。

山本由伸、大谷翔平、佐々木朗希と、
メジャーの最高の舞台でメジャーリーガーを
力でねじ伏せているのです。

漫画の主人公たちよりもはるかにスゴイ!

大谷さんなんて、打つわ投げるわで、
もはや漫画でも描けないレベルの存在です。

今回のWSでの山本由伸選手の快投も
漫画でも表せないぐらい劇的でした。

勝った方がWS制覇という最終第7戦、
山本由伸投手は、前日に先発登板し、
90球を投げたばかりの中0日で、
9回裏1アウト1・2塁、一打サヨナラ負けの
ピンチでマウンドへ。

試合は8回、9回にドジャースが得点し、
4対4の同点となっていました。

先頭打者に死球を与え、満塁の大ピンチとなりますが、
次のバッターを二ゴロ本塁封殺に仕留め、
続くバッターも外野フライに打ち取りピンチを脱出。

延長戦になっても投げ続け、10回は三者凡退。

そして延長11回表、ドジャースのウィル・スミスが
ソロ本塁打を放ち、ついに勝ち越し!

その裏もマウンドに立ち、
1アウト1・3塁のピンチを招くも、
最後のバッターをダブルプレーで打ち取り、
ドジャースが劇的なWS制覇となったのです。

 

今年で引退を表明しているドジャースの
カーショー投手は試合後、こう語っています。

「今夜のヨシがやったことは、
たぶん野球の歴史でも前例がない。
あれは人間ができることではない。
“行けます”と自ら言って、
1イニングどころか2イニング以上も投げた。
彼がどんな状態だったか、
言葉では説明できないし、想像もつかない」

さらに、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督も
「ヤマモトは…、もうGOAT(史上最高)だよ。
間違いなくGOAT!」と称賛しました。

他のメジャーリーガーたちも
山本由伸投手に対して様々な賞賛の
コメントを挙げています。

こうしたコメントを見ると、
本当に日本人として誇らしく、
心から嬉しく感じます。


こうした山本由伸投手へのコメントの中で、
私が惹かれたのは、山本由伸投手の身体を支える
矢田修トレーナーの以下のコメント。


『彼は子供のまま大きくなって夢を追いかけているだけ、
夢に対して信念持ってるし、
本当にそれに対して責任持ってる。』
(出典:日テレニュース


この「夢に責任を持つ」という言葉に、
惹かれたのです。

夢に信念を持つ、というのはイメージができるのですが、
夢に責任を持つ、とはどういうことでしょう。

残念ながら、矢田トレーナーの記事には、
その具体的な意味までは書かれていませんでした。

ですので、私なりにこの
「夢に責任を持っている」ということに
少し考察を加えてみたいと思います。


ちなみに山本由伸選手の夢はどんなものでしょう?
恐らく山本由伸選手の成長段階に
応じて刻々と変化しているとは思います。

プロ野球選手になる前は、
きっと「プロ野球選手になる」だったでしょうし、
それが「メジャーリーグに行って活躍する」になり、
「WSで活躍し、勝つ」というように
変わっては来ているとは思います。

恐らく、信念とは、自分に対して
「絶対に夢を叶える」、
「自分なら絶対に夢を叶えられる」
という想いかなと思います。

こうした自己効力感の強さからきているのが
「信念を持っている」ということだろうと
思うのですが、いかがでしょう?

では、夢に責任を持つとはどういうことか、
夢に責任を持つにはどうしたらいいか?
ということを考えてみたいと思います。

これは現時点での私の考えではありますが、
夢に責任を持つとは、
他者に対して「夢を果たすことで
その人(たち)の期待や想いに応えるという想い」
ではないでしょうか。


信念は自分に対して持つものであり、
責任は他者に対して持つものかなと・・・


「自分がこの夢(目標)を達成するのは
自分以外の他の人たちのため。
この夢(目標)を達成しなければ、
その人たちにとってデメリットが生じる。
だから絶対にこの夢(目標)を
実現しなければならないんだ」 というような想いが
「責任を持つ」ということにつながるのかな
という解釈なのですが、いかがでしょう?


自分の夢(目標)の実現が、
自分以外の人たちのためになる。
だから夢(目標)の実現に向けて努力をする、
いや、努力をしなければならない、
そんな使命感からくるのが
夢に責任を持つことなのかなと・・・

山本由伸投手が掲げる夢の実現は、
彼自身、誰のためだと思っているのか?


自分がメジャーリーグで活躍することで、
他者にとってどんないいことがあると
イメージしているのか?

そんな観点で山本由伸選手の夢を
改めて考えてみると、
日本人(他者)に誇りと勇気を与える、
という責任を感じて、夢(目標)を
追っているのかもしれません。


事実、私自身、山本由伸選手の活躍や
MVPに輝いたことで
そこそこ刺激を受けてます(^^;)


夢や目標を持つとき、
その夢や目標が叶ったときに
自分にどんな良いことがあるか、
そして他者にどんな良い影響を与えるかの
イメージを膨らませられるといいですね。

そうすると、山本由伸投手のように
その夢や目標に信念と責任が持てるように
なるかもしれません。

その際には、自分の夢(目標)が叶ったら、
使えるお金が増える、高級店で食事ができる、
いい家に住める、高級車に乗れる、
ブランド品で身を包める、いろいろな海外へ旅行に行ける、
というようなお金で買えることだけではなく、
お金で買えないことを挙げられるといいです。


例えば、自分に自信が持てる、
人生を共にできる仲間との絆が強まる、
仲間と喜びを分かち合える、
自分に誇りを持てる、というように。

そして、他者にとっての良いことにも、
この二つの側面で具体化できるといいですね。

先週水曜日から金曜日まで広島へ
出張をしておりました。

昨年から広島の仕事が増えておりまして、
今年は11月、12月にも出張予定で、
8回広島へ行くことになります。
 
来年も現時点で8回の広島出張が
予定されています。

本当にありがたいことです。

機会があれば、またマツダスタジアムに
野球を観にいきたいなぁと思っています。

ただ、今年の7月8日、
出張の合間に広島対阪神戦を
観に行ったんですが、
私が観にいったあと、
広島は7連敗してまして、
なんだか広島ファンには申し訳ない気はしてます。

7月7日までは貯金2あったんですけどね。

(ちなみに広島カープの今年7月の成績は、
 4勝16敗3分けでした・・・)

今回は、そんな広島出張で感じた
「人間関係構築のコツ」について
お話ししたいと思います。

 

 

10月15日、名古屋駅から
17時49分発の新幹線に乗り
20時02分に広島駅到着。

広島駅からタクシーに乗り
約30分ほどかけ宿泊先へ。

今回は中小企業大学校広島校のお仕事で、
広島校の研修所での宿泊でした。

そこに着いたのは20時半過ぎ。

すぐにスーツからスポーツウェアに着替え、
近くの広島風お好み焼き屋さんへ直行しました。

ネットで見つけた初めて行くお店でした。

鉄板前のカウンターに座り、
お好み焼きのスペシャルと生中を注文。

お客さんは、私の他には4人組が
奥のテーブルにいるだけで
全く混んではいませんでした。

生中で乾いた喉を潤しつつ、
鉄板の上で焼かれていくお好み焼きを
眺めていたのですが・・・

そのお店の大将(多分40代後半)の
お好み焼きの焼き方が、非常に美しい!

お好み焼きの周りを丁寧にへらで整え、
形をきっちり円にしていく・・・

 

 

初めてのお店ではありましたが、
大将に声をかけて、お伝えしました。

「ずいぶんきれいに焼かれますねぇ。
お好み焼きが美しい!
こんなきれいに焼くお店、初めて見ましたよ」
と。

そう私が話しかけた瞬間、
大将の顔がパッと明るくなり、
嬉々として語り始めたのです。

「美しく焼くのには、こだわりがあるんよ。
見た目いうんは、うまさに関係しとるけぇね。

きれいに焼いた方が美味しけぇ。

わし、前は建設の仕事しとってな、
外壁の仕上げやっとったんじゃけど、
1㎜のズレも許せんかったんよ。

たぶんそのときの経験が、
今の焼き方につながっとるんじゃろうねぇ。」
(広島弁の不確かさはご容赦ください。
たぶんこんな感じでした・・・)

 

 

人は自分の“こだわり”に

気づいてくれた人に好感を抱く傾向にあります。



営業の商談力を高める研修の場で、
よくこんなことを言っています。

「お客様との人間関係を築くためにも、
お客様のところに訪問したら、
商談が始まる前に、目につくものを
ちゃんと観察しておきましょう。

そして、商談が始まったら、
その目についたものを話題に出す。

目につきやすいものには、
そのお客様のこだわりが表れていることが多いんです。

自分のこだわりに気づいてくれた営業に
悪い印象は持たないですから、
良い人間関係が築きやすくなりますよ」
と。
 

たとえば、こんな感じ。

お客様との商談が始まった際に、
「今日、工場の横を通ってきたんですけど、
花壇の花がすごくきれいに咲いていましたね」とか、

「今日は階段で上がったきたんですが、
階段の踊り場に飾られていた切り絵、素敵ですね」

「玄関に大きな下駄が飾られてましたね。
何か意味があるのかなと思うんですけど、
お伺いしてもいいですか?」
というように。


あなたが何か密かに
こだわっているようなことはありませんか?
 

仕事の進め方、服装、持ち物、
食事の仕方、言動等々で・・・
 

それに気づいてくれる人がいたら、
ちょっと嬉しく感じませんでしょうか?
 

私にもちょっとした“こだわり”があります。
 

こうした文章を書く時であれば、
英数字は絶対に全角ではなく半角にする、
とか
改行のバランスを整える
とか・・・

内容以前に、文章もパッと見として
美しくしたかったりするのです。

なので、そのあたりに気づいてくれて、
フィードバックしてくれる人がいたら、
それはそれで嬉しかったりするわけです。

自分を嬉しがらせてくれる人には
悪い感情は湧かないですよね。
 

あなたの周りの方々の
なにかの「こだわり」に気づいて、
それをフィードバックする。

それがより良い人間関係の
第一歩になるかもしれません。

最後に、以前、私のクライアント企業さんで
営業教育を受けていただいた
営業担当者(女性のMR)の方からの
商談における成功事例をご紹介させてください。
※MR:「医薬情報担当者」(Medical Representative)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
とある眼科を訪問、
先生との面会まで待合室で待機していました。
が、先生の声が聞こえ、
耳をすますと何人か複数の人と談笑している様子。

よくよく聞いていると、話相手は競合T社の
MR(営業)2名と支店長の3名と分かりました。

話をしていた時間もかなり長く
(自分が把握しているだけでも30分ほど)、
そう言った雰囲気の後に自分の面会で、
非常にやりにくさを感じていました。

かなりS社に傾いた雰囲気のあとでの
先生との面会は結構難局です。

しかも先生に話そうとしていた内容が、
S社製品から当社品への切り替え。

どのようにして会話を始めるかと思案していたところ、
受付の上に飾られた絵画が目に飛び込んできました。

その絵画がかなり自分の好みのものだったので、
これをネタに話を始めてみることにしました。
(研修で学習した人間関係構築力のうちの観察力)

「あの絵はとても良い絵ですね。
絵は描けはしませんが、
美術館などの絵画を見ることが趣味でして・・・」
と言う感じで先生に伝えると、
実は医院内に飾ってある絵画は
定期的に取り換えているんだよ、
などと教えていただき、
思った以上に話に乗ってきてくれました。

しばらく絵画のネタで先生と会話でき、
タイミングを見計らって、製品の訴求をしてみたところ、
なんとか無事に切り替えに成功となりました。

今までこう言ったアプローチの仕方は、
あまりしておりませんでしたが、
目を凝らすとこういうやり方もあるのかと、
勉強になりました。
これからも自分なりに頑張っていこうと思います。


(原文のまま。改行は私がしました。)